【湘南新宿ライン】停車駅は少ない? 止まらない駅も存在する!?

湘南新宿ラインの停車駅は路線図を見るとわかるが、通常の路線とは運転系統が違うのがわかる。初めて乗る人にとってはかなりわかりづらい。

「各駅停車」というと、線路上にあるすべての駅に止まる電車と意味の種別であり、駅のホームがあれば全部停車するものであるというイメージをするだろう。これは従来の概念であるが、湘南新宿ラインについては「すべての駅に止まる」ということを想像してしまうと乗り間違えることになるかもしれない。

湘南新宿ラインの路線図

wikipediaより

湘南新宿ラインの電車の停車駅は少ない。大宮~大船間は大きな駅にしか止まらない。小さな地元駅についてはすべて通過する。普通列車であっても快速として受け止めておくのがよいかもしれない。


通過するのはどこ?

湘南新宿ラインは「湘南新宿線」という線路を走るわけではない。別の路線の線路を借りて走っている運転系統であり、路線の正式名称ではない。あくまでも運転系統の呼称でしかない。

東北本線(宇都宮・高崎線)と山手貨物線(埼京線)、横須賀線、東海道線の線路を走っているだけであり、独自の線路を走る区間は1つもない。

注意するべきなのは、特に東海道線・高崎線に直通する電車である。大宮~大船間は停車する駅は一部のみとなっている。止まる駅は、浦和・赤羽・池袋・新宿・渋谷・恵比寿・大崎・武蔵小杉・横浜・戸塚の10駅である。

しかし、線路にはそれ以外の駅もある。たとえば、さいたま新都心・西大井・新川崎・保土ヶ谷・東戸塚が途中にあるが、湘南新宿ラインの電車は一切止まらない。

横須賀線内に関しては、横須賀線として運転される湘南新宿ラインの電車は西大井・新川崎・保土ヶ谷・東戸塚駅に止まる。しかし、東海道線へ直通する電車は止まらない。さいたま新都心駅に関しては全列車通過する。

大宮以北は各停!

なお、大宮以北の宇都宮線と高崎線内に関しては、普通列車の場合はすべての駅に停車する。快速系に関しては通過駅がいくつかあるが、普通の場合はホームがある限り乗降できる。

大宮以北になると停車駅が一気に増えるため、全体として速達性はない。上野東京ラインの電車と同じ運転系統であるといえる。

路線図を見ても、ほかの列車との違いはまったくない。異なる点が出てくるのはあくまでも大宮以南の停車駅と行き先である。東京駅方面に行くか新宿駅方面に行くかの違いで路線名を分けているといえる。

おすすめ記事