湘南新宿ラインでも新型車両の導入が行われるかもしれない。山手線で運転開始されたE235系だが、今後は他の路線への拡大も行われると予想する。
山手線ではこれまで使われてきたE231系が置き換えれる予定となっている。完全引退というわけではないが、他の路線への転属される。
湘南新宿ラインでも長年にわたってE231系が使われてきた。2015年からはE233系も運転されるようになったものの、半数強はE231系で運転されている。
導入されたのは2000年のこと。初期型が登場してからすでに20年近くの年月が経過しようとしている。
老朽化が進んでいる
湘南新宿ラインを走るE231系の老朽化が進んでいるのは確かである。
2015年ごろから順次車両の更新が行われてきたものの、これは一時的な延命であるのも否定はできない。
東海道線・高崎線・宇都宮線と合わせて、一度に走行する距離が長いことから、これからもずっと上野東京ラインも含んで走り続けるのは結構難しい。
老朽化が進めば、途中で車両の故障が起きる可能性が高まる。路線距離そのものが長い性質から、一旦車両にトラブルが起きると大規模な遅延が生じてしまう。
廃車となる可能性はほぼゼロに等しいものの、どこか別の路線へ転属となる日はそう遠くはないと考えられる。
E235系の投入が有力とされている路線は?
ところで、E235系が今後導入される路線として有力視されているのは他にもある。
- 総武線(快速)、横須賀線
- 常磐線快速
- 東海道線・高崎線・宇都宮線
中でも総武線快速と横須賀線に関しては既存のE217系が登場してから25年経過している。
首都圏の主要幹線としては最も古い車両ということになる。JR化後に登場した車両だが、209系と同じくJR東日本では最古クラスである。
E217系は今後すべての編成がE235系へ置き換えられて、総武線・横須賀線から完全に撤退するという見方が大きい。
常磐線快速についても、既存のE231系は老朽化が進んでいる。最近機器更新が実施されたものの、今後10年間くらいが上限かもしれない。
直ちにというわけではないものの、今後新型車両に置き換えられていく可能性が考えられる。