佐川急便の関東中継センターで荷物が輸送中になっている時点から配達までの所要日数の目安に関して地域ごとに一覧にする。
届け先が首都圏エリアだと配達は翌日午前中からになる可能性が大きい。南東北、甲信越、中部地方も同じく翌日午前から、北東北、近畿地方だと翌日午後からになることが多い。
「関東中継センター|輸送中」という表示がお荷物追跡サービスで出る時刻はだいたい18~24時頃である。意味としては、集約店に到着したことを示す。
関東中継センターから配達までの所要日数
関東中継センターを荷物が通過するのは基本的に夜の時間帯である。ちょうど物流網の幹線輸送が行われる時期だ。
膨大な荷物を効率的に運ぶために、集配担当の営業所から一旦集約店に移動し、そこから各地方へ幹線輸送される。
関東中継センターは特に東京・神奈川・千葉・埼玉県である首都圏の玄関口という位置付けになる。
配達先が関東地方の場合
ますは届け先が関東1都6県の場合の「関東中継センター」からの所要日数と配達される時間帯の目安についてである。
<夜の時点で関東中継センターに荷物がある場合> | ||
届け先 | 配達時間 | 備考 |
東京都 | 翌日午前 | 「関東中継センター」の通過時刻は18時~翌5時がほとんど。
届け先が関東地方なら翌日午前中から配達に行ける地域。 |
神奈川県 | 翌日午前 | |
埼玉県 | 翌日午前 | |
千葉県 | 翌日午前 | |
茨城県 | 翌日午前 | |
栃木県 | 翌日午前 | |
群馬県 | 翌日午前 |
発送元が関東地方の場合なら18~24時頃には「関東中継センター|輸送中」の表示がされる。ほかの地域からだと22~翌5時頃に表示が入る。
基本的に当日の早朝5時頃までに関東中継センターの時刻が打たれると、配達先が関東地方ならその日の午前中から配達が可能な地域となる。
配達担当の営業所に到着するのも午前7~8時頃までには完了する勢いだ。戸別の配達はここから配達にセールスドライバーが行く。
なお、佐川急便では日付指定なし、時間指定なしの荷物は「いつでもOK」とみなされることが多い。
>>佐川急便では時間指定なしだとはいつ届く? 何時頃が多いか!
午前中から配達できる地域でもその日の午後、翌日に持越しになる例も少なくない。
配達先がほかの地方の場合
次に届け先が関東地方以外に荷物を送った場合の「関東中継センター」からの所要日数の目安についてである。
<夜の時点で関東中継センターに荷物がある場合> | ||
届け先 | 配達時間 | 備考 |
北海道 | 翌々日午後 | 次の「○○中継センター」の通過時刻によって配達までの所要日数が違う |
北東北 | 翌日午後 | |
南東北 | 翌日午前 | |
甲信越 | 翌日午前 | |
北陸 | 翌日午前 | |
東海 | 翌日午前 | |
関西 | 翌日午後 | |
中国 | 翌々日午前 | |
四国 | 翌々日午前 | |
九州 | 翌々日午後 | |
沖縄 | 3日後 |
翌日午前中から配達が可能な地域は以下になる。
東北地方南部である福島県・宮城県・山形県、甲信越の山梨県・長野県・新潟県、北陸地方の富山県・石川県・福井県、東海地方の静岡県・愛知県・岐阜県・三重県。
翌日午後からの配達が可能な地域は次の通り。
東北地方の一部である岩手県・秋田県、関西地方の滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県。
中国地方から西側では翌々日以降になる。中1日の所要日数がかかるため、関東中継センターを通過してもその次の日には配達には行けない。
関東中継センターの住所
関東中継センターの住所
東京都品川区八潮3-2-38(大井中継センター)
佐川急便の「関東中継センター」はあくまでも集約店を示すものに過ぎず、正式な物流拠点の名称ではない。
住所も基本的に非公開だが、幹線輸送のトラックによって集約店が異なることが理由に挙げられる。
ただ、多くは品川区八潮の佐川急便の拠点が「関東中継センター」とすることが多い。
所要日数の正確性
佐川急便の所要日数の目安は取扱貨物量によって大きな影響を受けやすい傾向がみられる。つまり、荷物の配達が遅れる確率も低くはない。
>>佐川急便の配達が遅い!? ヤマトより輸送状況が悪い理由とは?
今回取り上げた関東中継センターの通過時刻と配達される時間の目安はあくまでも通常期に限った話である。
繁忙期になる3月、8月上旬、12月になると取扱貨物量がかなり多くなるため、荷物の配達にも遅れが出やすい。
翌日午前中となっていても、実際には午後にずれ込んだり、さらには翌々日に後回しされる可能性も大いに考えられる。
特に配達の日付指定や時間指定なしの荷物だと後回しにされやすい。これは個人宛・法人宛問わずいずれも同じである。
年中いつても配達時間、所要日数が安定して正確である続けるのはやはりヤマト運輸の「宅急便」というイメージが大きいが、実態もこれとほぼ等しい。