秋田新幹線の「特定特急券」の料金に関して運賃表を掲載。各区間ごとの金額を一覧化。
該当区間は盛岡~秋田。在来線特急として扱われる区間だが、全車指定席の「こまち」しか運転されていない部分でもある。
料金は在来線特急(A特急料金)の自由席特急券の距離別運賃と同じ金額に設定されている。
特定特急券の料金
特定特急券の諸条件
①自由席特急券と同一区間・同一料金。
②盛岡~秋田間の区間のみの利用に限って発売(新花巻以南の相互利用では非発売)
③普通車指定席の空席に着席できる
秋田新幹線(盛岡~秋田)の「特定特急券」の料金はJR東日本が定めた在来線特急(A特急料金)の自由席特急券と距離に対して同一料金。
実際にはこまち号は全車指定席で自由席なしのため、その救済措置として導入されている制度が特定特急券。
<参考資料:2019年10月1日、消費税率引上げに伴う運賃・料金改定について(JR東日本)>
特定特急券(盛岡~秋田)の運賃表
出発駅/到着駅 | 盛岡 | 雫石 | 田沢湖 | 角館 | 大曲 | 秋田 |
---|---|---|---|---|---|---|
盛岡 | ー | 760円 | 760円 | 1,200円 | 1,200円 | 1,860円 |
雫石 | 760円 | ー | 760円 | 760円 | 1,200円 | 1,860円 |
田沢湖 | 760円 | 760円 | ー | 760円 | 760円 | 1,200円 |
角館 | 1,200円 | 760円 | 760円 | ー | 760円 | 1,200円 |
大曲 | 1,200円 | 1,200円 | 760円 | 760円 | ー | 1,200円 |
秋田 | 1,860円 | 1,860円 | 1,200円 | 1,200円 | 1,200円 | ー |
※指定席特急券から530円引いた金額。
※秋田新幹線の盛岡~秋田は田沢湖線・奥羽本線の区間で在来線のため、A特急料金が適用される。新幹線料金ではない。
東北新幹線+秋田新幹線を相互利用
原則2つの区間を合算した金額
東北新幹線(やまびこ号自由席)+秋田新幹線(特定特急券)の特急料金の合計金額が特急券の発売額
例:東京~秋田…5,380円+1,860円=7,240円
※5,380円(東京~盛岡の自由席特急料金)、1,860円(盛岡~秋田の特定特急券料金)。
※東京~秋田のこまち号指定席特急料金…8,110円。
秋田新幹線で特定特急券を利用する場合、東北新幹線と秋田新幹線(在来線区間)を相互利用する場合は、それぞれの特急料金は合算した金額になる。
例えば、東京~秋田間の自由席特急料金で計算すると、5,380円(東京~盛岡)+1,860円(盛岡~秋田)を合算した金額7,240円になる。
なお、指定席特急券やグリーン車料金、グランクラス料金に関しても、東北新幹線と北海道新幹線を相互利用する場合は2つを合算した金額になる。
東京~盛岡のこまち号の相互利用は特定特急券の対象外
特定特急券の対象外の注意点
- こまち号で東京~盛岡+盛岡~秋田を相互利用する場合=自由席特急料金で乗れる手段なし
- あくまでも盛岡以北のみの利用に限って「特定特急券」の対象に
一方で、特定特急券の対象外になるのは東京~盛岡間をこまち号で相互利用する場合する場合である。
こまち号で盛岡以南と盛岡から西の在来線区間を相互利用する場合は指定席特急券を購入するしかないのが現状。
この区間では自由席があるやまびこ号が運転されているため、同じこまち号でも普通車指定席の空席に着席できる特定特急券が発売されていない。
例えば、東京~盛岡の利用で、東京~盛岡も盛岡~秋田も普通車指定席の空席に着席できるきっぷはない。