西武新宿線の帰宅ラッシュの混雑! 夕方と夜の混み具合とは?

西武新宿線の帰宅ラッシュとなると、各列車はどのくらい混雑するのか。下りの西武新宿駅や高田馬場駅の時点では、やはり超満員電車となるのか。

西武新宿線の夕方の混雑のピークは、18~19時頃西武新宿駅を出発する電車である。全体的には、18~20時頃までが帰宅する乗客が殺到するコアタイムだ。

夜遅くなると、下りでも若干混んでいる状態は収まってくる。通勤客でギューギュー詰めの環境ではなくなってくる。

ただ、夕方以降は夜遅くになっても下りは混んでいる。都心部に近いほど、座席に座れずに立っている人が多い。

なお、帰宅ラッシュの時間帯に運転されている種別は、特急小江戸号(レッドアロー)、急行、各駅停車である。準急も若干走っているが、本数が圧倒的に少ない。


急行だけ超満員に!

夕ラッシュの西武新宿線の急行

西武新宿線では、帰宅ラッシュでは急行だけが超満員電車となる。乗車率の目安は、150~180%くらいではないか。

先発の各駅停車は、中井駅と鷺ノ宮駅で後続の急行や特急にぬかされる。鷺ノ宮駅では緩急接続を行うことが多いが、中井駅は優等列車は通過となっている。

そのため、鷺ノ宮駅から本川越側まで行く人は、西武新宿駅や高田馬場駅では各駅停車を避けて急行を狙う。

多くの乗客が急行に殺到するため、急行だけが乗車率150%を超えて朝ラッシュ並みの混み具合となる理由といえる。

西武鉄道の特急レッドアロー

特急小江戸号も夕方以降は30分間隔で走っているが、こちらは有料列車ということで、乗る人は限られる。確実に座りたいという人が乗るライナーのような存在だろう。

急行は乗車券・定期券のみで乗れる無料列車ということで、どうしても最も混雑が激しい種別になる。

急行は拝島線との分岐点である小平駅まで混雑した車内が続く。ここからは、拝島方面と所沢・本川越方面とがわかれるため、乗車率は一気に下がる。

各駅停車は全区間空いている

各駅停車は西武新宿~小平間では急行に追い抜かれるところが多く、あくまでも優等列車が停車しない小さな駅を乗り降りする人が中心である。

そのため、混雑度は全区間に渡って低い。都心部では立っている人の方が座っている人よりも多い状態でも、高田馬場駅を過ぎれば降りていく一方となる。

混雑が緩やかな西武新宿線の各停

緩急接続を行う鷺ノ宮駅や小平駅では、急行からの乗り換え客で再び乗客が増えるが、それでも満員電車となるほどにはならない。

さらに、西武新宿線では急行でも通過運転を行うのは高田馬場→田無間に限られている。田無~本川越間は各駅に止まるため、速達性の違いが見られるのは特急のみ。

西武拝島線においても、急行運転を行う区間はない。すべて各駅に止まる。特定の種別だけが混むということはない。

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