SOKENの平均年収は約600万円と推定。自動車メーカーでは平均的な金額。
基本給、ボーナス支給額は完成車メーカーより若干低め。自動車関連企業の中でも平均的な水準。
トヨタ自動車とデンソーの共同出資企業だが、給料体系は「トヨタ自動車本体＞デンソー＞SOKEN」という構図。世間一般と比較すると高いわけではない。
平均年収は600万円前後と算出
SOKEN（旧日本自動車部品総合研究所）はトヨタ自動車とデンソーの共同出資企業で非上場。ゆえに有価証券報告書は公表されていない。年間平均給与も公式のものは非公開となっている。
推定では年収は全従業員で換算すると600万円前後になる。これには基本給・賞与・各種手当（時間外手当・家族手当・深夜勤務手当等）などすべてが含まれている。
夏と冬の年2回(7月と12月)のボーナスも低い金額ではないと推定。
トヨタ自動車やデンソーの売上に完全に連動することで世界的な景気動向で大きく左右されるが、例年も同じく年間5か月分程度が相場、最低4か月分以上には達すると見込まれる。
年収偏差値
| 職種 | 年収偏差値 | 概要 |
|---|---|---|
| 事務系総合職 | 60 | 上場企業の中では平均より上 |
| 技術系総合職 | 60 |
SOKENの平均年収を偏差値にすると、総合職は65となる。
事務系・技術系ともに給料体系はほぼ同一。どちらか一方が高いわけではない。
上場企業の中でもやや上位。偏差値65がこれに当たる。
他社と比較して
SOKENの場合はトヨタ自動車本体でもデンソー本体ではないため、ここよりは給料体系が若干下がる。
トヨタ自動車、デンソーはいずれも平均年収は800～900万円。自動車業界ではトップクラスの水準。その子会社であるSOKENは800万円には達しない。
それでも、最低でもトヨタグループのティア1クラスの年収には達する。年収は世間的な「子会社＝給料安い」というイメージほど低くはない。
トヨタ系列以外の自動車会社（日産、Hondaなど）の子会社と比べると給料体系は高め。
ボーナス
SOKENのボーナスに関しては、組合員平均○か月という形では公表されていない。
トヨタ自動車、デンソー本体に比べるとやや低めの基準になると推定されるが、実際の数値は不明。
ただ、会社の規模を考えると基本給の5か月分は支給されるものと推定。
最低でも年間で4か月分前後で推移。他の完成車メーカーと比較すると、ボーナスの水準は中間レベル。
総合職
| 年齢 | 年収 | 月収（基本給） | 賞与 |
|---|---|---|---|
| 20-24歳 | 300-400万円 | 20-30万円 | 40-85万円 |
| 25-29歳 | 350-500万円 | 25-40万円 | 50-80万円 |
| 30-34歳 | 500-700万円 | 30-50万円 | 70-100万円 |
| 35-39歳 | 600-800万円 | 35-55万円 | 80-150万円 |
| 40-44歳 | 700-900万円 | 40-60万円 | 100-150万円 |
| 45-49歳 | 700-1,000万円 | 40-60万円 | 100-200万円 |
| 50-54歳 | 800-1,000万円 | 45-60万円 | 150-250万円 |
| 55-59歳 | 800-1,000万円 | 40-65万円 | 120-250万円 |
上記は総合職の年齢ごとの推定年収の目安。
事務職
事務系総合職は「企画・運営部門」と呼ばれる領域。主に以下の仕事内容が挙げられる。
- 研究企画マネジメント
- 調達
- 安全管理
- 施設管理
- 経理、人事
- グループ連携
主に文系を対象とするのが事務系。
事務職は名前の通り管理部門（事務関連）を対象とした職種。
いずれも年収に関しては、仕事内容ごとの違いはほとんどない。
20代のうちは年収が300～500万円、30代は500～800万円、40代は700～1,000万円、50代は800～1,200万円の範囲に入る。
40歳辺りになると、特に管理職で1,000万円級になる社員が出てくる。逆に役無しだと700万円前後にとどまりやすい。
研究職（技術系）
名前の通り、研究職の仕事内容は研究。
理系の学部学科を出ている人を対象とする技術職においても年収は仕事内容ごとの違いはほとんどない。
年齢別年収は同じく、20代で300～500万円、30代は500～800万円、40代は700～1,000万円、50代は800～1,200万円。
勤務条件や最終学歴は事務系統と同じなため、給料体系もほとんど同じ。