【JR東海版】東海道線のトイレの有無! 区間と車両ごとに調査

東海道線(JR東海区間)のトイレの設置状況

JR東海区間の東海道線とは熱海~米原間になるが、トイレの設置の有無は区間と車両ごとに違う。

豊橋~米原の「名古屋地区」ではすべての車両にトイレが設置されている。普通・快速・新快速・特別快速の種別が運転されているが、御手洗は全列車例外なく付いている。

熱海~豊橋の「静岡地区」ではトイレが付いている車両と付いていない車両がある。313系と311系はトイレあり、211系がトイレなし。


静岡地区(熱海~豊橋)

車両 トイレの有無・種類 概要
313系 洋式 全列車トイレあり
211系 4両=和式

3両=無し

2両=無し

トイレ無しが主流
311系 和式 全列車トイレあり

211系がトイレ無しが主流

トイレ無しの211系

211系の例~トイレ無し編成が主流

東海道線の熱海~豊橋間で運転されている列車のうち、国鉄時代に製造された旧式の211系にはトイレが付いていない編成が多い。

>>JR東海の211系の引退はいつになる!? もうすぐ完全廃車か?

トイレが設置されているのは4両編成の列車のみである。3両編成と2両編成の車両にはまったくない。

通常は5両編成や6両編成で運転されることが多いが、5両は3+2両という組み合わせになるため、いずれにもトイレはない。

6両編成も3+3の組み合わせだとトイレ無しになる。4+2両の組み合わせの場合に限って1か所御手洗ありとなる。

ただし、313系には全列車トイレが設置されている。このため、211系と313系の併結運転の場合だとトイレは1か所ありとなる。

313系は全列車トイレあり

313系の例~洋式トイレが全列車に設置

同じ東海道線の静岡地区でも、新型車両である313系にはすべての列車の下り側の車両にトイレが設置されている。しかも洋式であり、和式はない。

211系はすでに投入されてから30年以上経過していることもあって、徐々に静岡県内の区間でも313系に切り替わりつつある。

また、211系との併結で運転されることが結構多い。残念ながら、211系の方は2両または3両編成の車両となっているためトイレはない。

しかし313系さえ連結されていれば、そちらの下り側の車両にトイレがある。東海道線において御手洗の有無を判断する1つの指標になるのは間違いない。

>>【313系】JR東海道線の静岡地区、なぜ転換クロスシートではないのか!?

311系はすべて和式トイレ

和式トイレの311系

311系の例~和式トイレが全列車にあり

掛川~豊橋間では4両編成の311系が運転されている。211系や313系とは違って「転換クロスシート」になっている。進行方向に向かって座るタイプの座席だ。

トイレは一応設置されているものの、不人気の和式トイレとなっている。製造されたのが1990年代と古いこともあって、洋式トイレにはなっていない。

どうしても用を足したい人にとってはありがたいものの、和式ということで敬遠されやすいというデメリットもある。

なお、311系は熱海~掛川の区間では基本的に運転されていない。ここはすべてロングシート車のみの運転となっている。

名古屋地区(熱海~豊橋)

車両 トイレの有無・種類 概要
313系 洋式 全列車トイレあり

(場所は下り側車両)

311系 和式 全列車トイレあり

(場所は下り側車両)

名古屋地区は大きく分けて2つの系統に分離される。

  • 豊橋~大垣
  • 大垣~米原

>>JR東海道線(名古屋地区)の朝ラッシュの混雑、乗車率は何%に!?

トイレに関してはどちらも全列車設置ありとなっているので問題はない。場所は最も下り側の車両である。

東海道線の名古屋地区のトイレ設置ありの車両

313系は全区間で運転されている。特別快速・新快速・快速はほとんど313系での運転となっている。

トイレは313系の場合はすべて洋式となっている。

311系は主に普通列車(各駅停車)で運転されることが多い。4両編成または8両編成で運転されている。

こちらは和式トイレとなっている。静岡地区と同じ形だが、やはり敬遠する人が多いのが特徴だろう。

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