東京メトロ南北線だけホームドアが密閉式なのはなぜだ!?

東京メトロ南北線においてはすべての駅にホームドアが設置されている。しかし、他の路線とはデザインが違って密閉式になっている。床から天井まで扉で覆われていて、入線してくる電車の列車風による影響が少ないような構造となっている。




他の地下鉄の路線の場合、ハーフハイトタイプになっている。ホームドアは腰の高さくらいまでしかなく、上半分は剥き出しとなっている。これらの駅では電車が到着する際に大きな列車風による影響を受けやすい。

東京メトロ南北線のホームドアはかなり立派なつくりになっていることがわかる。一度でもこの路線に乗ったことがある人であれば、少なくとも初めはそう思ったことがあるのではないか。

なぜそんなに立派にした?

メトロ南北線のホームドア

東京メトロ南北線が開業したのは1991年のことである。今から四半世紀以上も前のことであるが、当時はまだホームドアはほとんど普及したいかなった。南北線の開業で導入されたときはかなり目新しい設備であった。

密閉式にした理由は、そのメリットが大きかったためであるといわれている。当時は他の地下鉄へ取り入れる前の段階だったということで、試験的に密閉式のタイプを問い入れたという経緯もある。

また、密閉式であればエアコンの空調効果にもメリットがある。線路とホームが別々の空間となっていることで、夏場であればクーラーが効く。冬場なら暖房が効いてホーム上は暖かい状態が維持されやすい。

こうした長所を試験的に取り入れるという思惑が、南北線を開業させる際にはあったものと思われる。

1990年代に開通した日本の地下鉄では、南北線と同じような密閉式のタイプを取り入れているケースが多い。京都地下鉄東西線やその他新交通システムでも採用されている。



2000年代以降はハーフハイトタイプ

しかし、密閉式のホームドアには欠点がある。それは、コストの高さである。導入する際にかかる費用がかなり高くつくことから、2000年代以降はハーフハイトタイプのホームドアが主流となっている。

例えば、2008年に開業した副都心線や後からホームドアを設置した都営三田線や東急目黒線、東京メトロ有楽町線、丸ノ内線ではどれもハーフハイトタイプのものが使われている。

東京メトロにおいては、密閉式のホームドアが設置されているのは南北線だけに限られた。

今後ホームドアが整備される予定の地下鉄ではどれもハーフハイトタイプのものが使われると思われる。

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