東京メトロ南北線の混雑はどのくらい激しい!? 乗車率は何%だ?

東京メトロ南北線

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東京メトロ南北線の混雑は地下鉄の中では空いている方に部類される。朝ラッシュの時間帯のピークといえば8時台であるが、乗車率は最大で150%前後とされている。首都圏の私鉄の中でも、それほど乗客は多くはない。

六本木や永田町へ乗り入れる地下鉄路線であるが、開業したのは1991年11月ということで比較的新しい。すべての駅にホームドアが設置されていて、最後尾に車掌が乗務しないワンマン運転も実施されている。

近代的な設備が多く取り入れられている路線である一方、混雑もそれほど激しくはないのも他の地下鉄路線とは違うポイントといえる。



朝ラッシュの時間帯別の混雑度

<飯田橋駅にて調査>
時間帯 混雑度 時間帯 混雑度
6:00-6:30 2 8:30-9:00 5
6:30-7:00 3 9:00-9:30 4
7:00-7:30 4 9:30-10:00 3
7:30-8:00 5 10:00-10:30 3
8:00-8:30 5 10:30-11:00 2

各段階ごとの混雑率の目安
5:180%
4:120%
3:100%
2:80%
1:50%

飯田橋駅で南北線の朝ラッシュの混雑度を観察すると、平日の月曜日から金曜日はおおむね上のような感じになる。ピーク時を★5つとすると、それ以外はこのようになる。

言うまでもないが、午前7時30分から8時45分頃までの時間帯が最も混み合う時間帯になる。他の地下鉄の各路線と全く同じである。

もっと細かくみると、1日の中での通勤ラッシュのピークとなるのは以下になる。

  • 朝:8:15~8:45
  • 夕方・夜:17:30~18:30

この30分から1時間の間の時間帯はそれぞれ通勤通学で最も乗客が殺到するときになる。山手線の内側のエリアは比較的空いている南北線とはいえ、このコアタイムになればやはり満員電車になるのは避けられない。

<直通先の混雑事情>

6時台はまだ空いているが

早朝に当たる6時台ならまだ満員電車というほどではない。埼玉県側からは埼玉高速鉄道、神奈川県側からは東急目黒線とそれぞれ相互直通運転を行っているものの、まだまだ余裕が見られる。

都心から放射状に郊外へ延びている他の路線だと、上り列車は郊外の部分ではすでに6時台でもやや混んでいるが、南北線はあくまでも都心部を中心に走っているため、まだ混雑のピークからは程遠い。

それでも立っている乗客は結構多い。山手線の内側のエリアの朝ラッシュのピークは遅めの時間帯に迎える中でも、この時間帯からすでに通勤通学のために電車に乗っている人は決して少ないわけではない。

さらに、目黒方面行は赤羽岩淵→飯田橋、赤羽岩淵方面行は目黒→六本木の区間ではではすでに混み合っている。7時前の6時台でも混んでいる。

7時台はもう満員

7時台になるとどこの路線でもいよいよ朝ラッシュがスタートする。ピークこそは8時台が主役だが、7時台でも満員電車の要件は完全に満たす。

目黒方面は徐々に飯田橋~永田町の区間までも混み合ってくる。他の路線からの乗り換え客も大勢集まってくる。

北・南行のいずれも永田町駅辺りまでは混雑が続く。そこから先になってからようやくひと段落する。

混雑の目安に関しては前半と後半で違いがみられる。

7時台前半の混み具合は、ドア付近ではやや窮屈感を感じる。他の人と接したり、スマホの操作が困難なほどではないが、リュックは背負ったまま乗るのは完全に不可能。

7時台後半になると、ドア付近ではスマホの操作すら難しくなってくる。手荷物は他の乗客に触れる可能性が大幅に上がる。押し込んで乗るほどではないものの、地獄の満員電車には到達していると感じる。

8時台は朝ラッシュのピーク

8時台に入ると南北線でも1日のピークに到達する。混み具合の目安は以下のようになる。

<8時台の南北線の混み具合の目安>

  • ドア付近は他の乗客と接する可能性あり
  • スマホの操作はドア付近は完全に不可能
  • 車内奥もスマホの操作がギリギリ可能なレベル
  • 手荷物は他人へ触れる

ちょうど9時出勤の人が通勤手段として南北線を使い、永田町駅、溜池山王駅、六本木駅などの都心の要所へ向かう人が殺到する時間帯に当たる。

目黒方面へ向かう南行は永田町駅まで、赤羽岩淵方面へ向かう北行も六本木駅までは例外なく確実に混雑が続く。

ドア付近は完全に窮屈感と圧迫感を感じるほどになる。スマホの操作が困難で、何も身動きが取れないほどと考えてよい。

車内奥であっても、全員が吊革または手すりにつかまれるほどではない。

したがって、ブレーキ制動時などで生じる電車の揺れに対して自分の足で我慢するしかない状態にもなる。

南北線は東京メトロの中では混雑が緩やかな方に分類されるため空いているというイメージを抱く人がいるが、少なくとも8~9時の朝ラッシュのピークの実態は他とほとんど変わらない。

>>通勤ラッシュの時間帯のピークとは何時から何時まで!?

区間ごとの混み具合

南北線の区間別の混み具合

東京メトロ南北線の区間ごとの混み具合を見ると、次の駅を境に混み具合が一気に変化する。そこまではひたすら乗ってくる一方になる。

  • 飯田橋
  • 永田町
  • 溜池山王
  • 六本木

朝ラッシュの時間帯では、これらの駅にて大量の降車客が生じる。

目黒方面行(南行)

<南行:駅間別の混雑度>
区間 混み具合
赤羽岩淵~王子 ★★★★
王子~駒込 ★★★★★
駒込~後楽園 ★★★★★
後楽園~飯田橋 ★★★★★
飯田橋~市ヶ谷 ★★★★
市ヶ谷~四ツ谷 ★★★★
四ツ谷~永田町 ★★★★
永田町~溜池山王 ★★★
溜池山王~六本木一丁目 ★★★
六本木一丁目~麻布十番 ★★
麻布十番~白金高輪
白金高輪~目黒

 

各段階ごとの混雑率の目安
:150%以上
★★★★:120%
★★★:100%
★★:80%
★:50%

目黒方面へ向かう南行の場合、直通先の埼玉高速鉄道線内からすでに混雑が始まっている。

王子神谷始発の列車も設定されているものの、着席目的で列が出来ている。列の先頭付近に並んだ人だけが座れる。

赤羽岩淵駅はあくまでも南北線の鉄道事業者である東京メトロと埼玉高速鉄道の境界駅に過ぎないため、ここで降りていく人は少ない。

最混雑区間は駒込→本駒込で、混雑率156%(2017年統計)というデータが国土交通省から出ている。

超満員電車の状態は王子→後楽園が1つの目安になる。王子駅や駒込駅はそれぞれ京浜東北線、山手線からの乗り換え客が多い。特に京浜東北線との交点である王子駅からは大量に乗ってくる。

後楽園は最初に大量の降車客がいる駅。丸ノ内線、都営三田線、大江戸線へ乗り換える人がたくさんいる。乗ってくる人もいるが、それ以上に降りていく人が多い。

後楽園駅から先は乗客の入れ替えが激しい。混雑そのものは概ね永田町駅までが目安になる。

赤羽岩淵方面行(北行)

<北行:駅間別の混雑度>
区間 混み具合
目黒~白金高輪 ★★★★★
白金高輪~麻布十番 ★★★★
麻布十番~六本木一丁目 ★★★
六本木一丁目~溜池山王 ★★★
溜池山王~永田町 ★★★
永田町~四ツ谷 ★★★
四ツ谷~市ヶ谷 ★★★
市ヶ谷~飯田橋 ★★★
飯田橋~後楽園 ★★
後楽園~駒込 ★★
駒込~王子
王子~赤羽岩淵

各段階ごとの混雑率の目安
:150%以上
★★★★:120%
★★★:100%
★★:80%
★:50%

赤羽岩淵方面へ向かう北行の場合、直通先の東急目黒線内からすでに混雑が始まっているとはいえ、南行よりも空いている。

東急目黒線からの乗客の半数近くは目黒駅にてJR山手線へ乗り換える。乗ってくる乗客もいるが、人数はそう多くはない。

さらに、目黒→白金高輪までは都営三田線と同じ線路を共有する。本数の半分は南北線、残りの半分は三田線へ向かう。

南北線単独も白金高輪始発の電車が多く設定されている。都営三田線直通列車と接続するものの、ここから先は空いている。

白金高輪始発なら座れる可能性が高い。すでに都心部のエリアという事情もあって、席取り目的で並ぶ人はそう多くはない。

乗車率は最大で150%くらい

朝ラッシュの時間帯である7:00~8:30の時間帯といえば満員電車となるコアタイムである。東京メトロ南北線もまた、都心を目指す通勤通学客で電車はどれも満員となる。

混雑するのは確かであるが、他の路線と比較すると緩やかな傾向がみられる。遅延などのイレギュラーさえなければ、乗車率は最大でも150%前後となっている。同じ東京メトロの中では副都心線に次いで2番目に低い数値となっている。

南北線は東急目黒線と埼玉高速鉄道と相互直通運転を行っている。北側からは埼玉県内からの利用客が東京メトロ南北線を介して乗ってくる。南側は東急目黒線から都心を目指してくる。

目黒~白金高輪間は都営三田線と線路を共用している。これにより、東急目黒線内からの乗客は南北線と三田線でやや分散される。混雑緩和の要因となっているのは間違いない。

最混雑区間は駒込~本駒込間となっている。JR山手線からの乗り換え客で乗客の数が増えることから、朝のラッシュではこの区間が一番混み合う。それでも、通常運行時は人と人が接するような混雑は発生しない。

なぜあまり混雑しないのか?

同じ東京メトロの中でもかなり混雑するのは東西線と千代田線、半蔵門線が挙げられる。いずれも首都圏屈指の超満員路線ということで、朝ラッシュの時間帯となればかなり地獄のような状態となる。

これらの路線に共通することと言えば、途中に大きな乗り換え駅が存在する点と郊外へ延びている点だ。いずれも他の路線から乗り換えて都心を目指すという使い方をする人が多い。また、都心からある程度は離れた郊外まで線路がつながっているため、沿線の人口そのものが多い。

東京メトロ南北線の場合は、直通先の東急目黒線も埼玉高速鉄道線も路線距離が15km以下とかなり短い。これにより、沿線の総人口も他よりは少ない。

途中に大きな駅がないのも要因の1つといえる。主要駅といえば、目黒駅や永田町駅、駒込駅であるが、いずれも多数の路線が乗り入れる巨大な駅ではない。新宿駅や渋谷駅のような駅もない。

こうした要因が、東京メトロ南北線の混雑を激しくはしていないことにつながっている。

参照:【東京メトロ】路線ごとの混雑率ランキング! 理由も調査

他の路線の混雑状況

接続駅 路線
赤羽岩淵 埼玉高速鉄道線へ直通
王子 京浜東北線、都電荒川線
駒込 山手線
後楽園 丸ノ内線都営三田線都営大江戸線
飯田橋 中央総武緩行線

東西線有楽町線都営大江戸線

市ヶ谷 中央総武緩行線

有楽町線、都営新宿線

四ツ谷 中央線快速、中央総武緩行線、丸ノ内線
永田町 半蔵門線、有楽町線
溜池山王 銀座線千代田線(国会議事堂前駅)
麻布十番 都営大江戸線
白金高輪 都営三田線との分岐点
目黒 山手線、都営三田線
東急目黒線へ直通>

>>【首都圏編】関東地区の鉄道路線の混雑率をランキング化!

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