南武線の朝ラッシュの混雑状況を時間帯・区間ごとに調査!

南武線の朝ラッシュ

JR南武線の朝ラッシュにおける混雑状況について、時間帯と区間ごとに調査した。混み具合を5段階でその激しさの目安を示す。

国土交通省の調査によると混雑率は188%(2017年データ)。首都圏トップレベルに達する路線であり、通勤客で毎朝変わらず超満員電車になる。

上り=川崎方面、下り=立川方面へ向かう電車であるが、朝ラッシュではどちらも乗車率が最低でも150%には達するとみられる。6両編成しかないこともあり、すし詰め状態になる。


朝ラッシュの時間帯別の混雑度

時間帯ごとの混雑状況
時間帯 混雑度 時間帯 混雑度
6:00-6:30 3 8:30-9:00 4
6:30-7:00 4 9:00-9:30 4
7:00-7:30 4 9:30-10:00 3
7:30-8:00 5 10:00-10:30 2
8:00-8:30 5 10:30-11:00 2

各段階ごとの混雑率の目安
5:150%以上(乗客同士が押し合う、スマホ操作不可)
4:120%(ドア付近で荷物が他人に接する)
3:100%(車内奥まで満員、リュック背負い不可)
2:80%(ドア付近を中心に立ち客あり)
1:50%(全員着席可能)

※調査場所:武蔵小杉駅。

南武線の朝ラッシュのピークは7:30~8:30までの60分くらいである。混雑の頂点に達し、川崎方面、立川方面ともに首都圏でもトップクラスの混雑になる。

ピークは7時台後半と8時台前半となっているものの、実際には早朝からすでに満員電車にはなっている。朝の通勤ラッシュそのものは6~9時頃まで全体と考えてよいだろう。

関東地区は全国的にも朝の鉄道路線の混雑が過酷なほど激しいもので社会的な問題となっている。その混雑率で上位にランクインする南武線も重大な課題なのは間違いない。

周辺の路線の混み具合について
路線名 混雑率 最混雑区間
南武線 188% 武蔵中原→武蔵小杉
横須賀線 144% 武蔵小杉→西大井
湘南新宿ライン 180%(推定) 武蔵小杉→大崎
中央線快速 187% 中野→新宿
東海道線 184% 川崎→品川
東急東横線 170% 祐天寺→中目黒
小田急小田原線 158% 世田谷代田→下北沢

参考:通勤ラッシュの時間帯のピークとは何時から何時まで!?

南武線と関連のある路線については上記で解説。

6時台は車内奥なら空間に余裕あり

6時台の南武線

◎6時台の混雑の目安

  • 大半の区間ではドア付近でも荷物が触れ合わない程度
  • 登戸→武蔵小杉間は例外で、ドア付近で荷物が触れ合う
  • リュックを背負って乗るのは不可
  • スマホの操作は可能

6時台ですら区間によっては満員電車となっている。最混雑区間になる武蔵中原→武蔵小杉間では乗車率は100%を完全にオーバーする。

つり革や手すりのほとんどは埋まってしまい、最後に電車に乗り込む人は何にもつかまれないほどになる。

ドア付近で立っている人だと電車が突然急ブレーキをかけた場合には隣に立っている人とぶつかってしまうのは避けられないだろう。

混雑率190%という数値をたたき出すのはあくまでも7時台後半になってからだが、6時台と7時台前半でも地獄といっても決して過言ではない。

7時台は満員電車

◎7時台の混雑の目安

  • 大半の区間ではドア付近でも荷物が触れ合わない程度
  • 車内奥でも手荷物が他人に触れる
  • スマホの操作は困難
  • 乗り切れない人(積み残し)発生

7時台になると全区間において満員電車となる。

登戸~武蔵小杉間ではドア付近では乗客同士が押し合うレベルにすでに達する。

車内奥でも空間には余裕がなく、手荷物が他の乗客に触れることになる。

ドア付近・車内奥のいずれでもスマホの操作は困難なレベル。新聞や雑誌を読むなど夢のまた夢。

8時台は混雑率190%超

朝ラッシュの7時半~8時半の南武線

◎8時台の混雑の目安

  • 大半の区間ではドア付近で押し合う
  • 登戸→武蔵小杉間は車内奥でも押し合う
  • スマホの操作は困難
  • 乗り切れない人(積み残し)発生

南武線で有名な混雑率190%超というデータをたたき出すくらいの混雑になるのは7時半から8時半までの時間帯である。

その主役は8時台の前半。

最も乗降客数が多い武蔵小杉駅では大量に降りていき、大量に乗ってくるという光景が見られる。

ホームや改札は人であふれる。さらに、横須賀線・湘南新宿ラインや東急東横線・目黒線へ乗り換える人も結構いる。

川崎~武蔵小杉~武蔵溝ノ口の区間ではどの電車も上り・下り問わず完全にピークである。

ドア付近では完全に隣の人と体の一部が接するくらいのレベルだ。車内奥に立っている人でもつり革や手すりにはつかまれない人がいる。少しでも自分の体を崩せば周囲の人とぶつかってしまう。

スマホの操作に関しても、ドア付近では不可能になりうる。電車の新聞を読むのはもはや無理といってよい。

参照:【路線別】武蔵小杉駅の混雑のレベル! 朝と夕方のラッシュの実態を調査

8時半以降は次第に混雑が終息へ

8時半になると徐々に朝ラッシュの混雑が緩和されていく。通勤ラッシュがひと段落するのは9時頃が目安と考えられる。

多くの職場の始業時刻が8~9時となっていることから、それに合わせて南武線利用者も移動を終える。

9時過ぎになれば南武線も他の首都圏の鉄道路線と同じように立っている人よりも座っている人の方が多いような環境に変わる。

10時くらいになれば、どの区間においても川崎方面、立川方面いずれも座れる可能性が高くなる。

参照:【帰宅ラッシュ】南武線の夕方・夜の混雑する時間帯・区間を調査

区間ごとの混雑状況

南武線の混み具合
方向別の駅間ごとの混雑度
主な駅間 川崎方面 立川方面
川崎~鹿島田 ★★★★★ ★★★★
鹿島田~武蔵小杉 ★★★★ ★★★★★
武蔵小杉~武蔵溝ノ口 ★★★★★ ★★★★
武蔵溝ノ口~登戸 ★★★★★ ★★★
登戸~稲田堤 ★★★ ★★
稲田堤~府中本町 ★★★ ★★★
府中本町~分倍河原 ★★
分倍河原~立川 ★★

<参考元:国土交通省の混雑率等の統計情報交通関係資料集(神奈川県)>

川崎方面(上り)

上り列車(川崎方面)の区間ごとの混雑状況
区間 混み具合
立川~西国立
西国立~矢川 ★★
矢川~谷保 ★★
谷保~西府 ★★
西府~分倍河原 ★★★
分倍河原~府中本町 ★★
府中本町~ 南多摩 ★★★
南多摩~稲城長沼 ★★★
稲城長沼~矢野口 ★★★
矢野口~稲田堤 ★★★
稲田堤~中野島 ★★★
中野島~登戸 ★★★★
登戸~宿河原 ★★★
宿河原~久地 ★★★
久地~津田山 ★★★★
津田山~武蔵溝ノ口 ★★★★★
武蔵溝ノ口~武蔵新城 ★★★★
武蔵新城~武蔵中原 ★★★★★
武蔵中原~武蔵小杉 ★★★★★
武蔵小杉~向河原 ★★★★
向河原~平間 ★★★★
平間~鹿島田 ★★★★
鹿島田~矢向 ★★★★★
矢向~尻手 ★★★★★
尻手~川崎 ★★★★★

各段階ごとの混雑率の目安
:150%以上(乗客同士が押し合う、スマホ操作不可)
★★★★:120%(ドア付近で荷物が他人に接する)
★★★:100%(車内奥まで満員、リュック背負い不可)
★★:80%(ドア付近を中心に立ち客あり)
★:50%(全員着席可能)

川崎方面へ向かう電車は武蔵溝ノ口→武蔵小杉間が頂点に達する区間になる。朝ラッシュは毎日欠かさず混雑率190%超に達する。

座っている人はラッキーだが、立っている人は誰もが地獄の環境に陥る。ドア付近では無理やり乗客が乗っているような光景が広がる。

車内奥に立っている人でもつり革や手すりを選んでいる余裕はまったくない。他の人に接しないように立っているのが限界である。

武蔵小杉駅で大量の乗客が降りていく。ここで引き続き南武線を乗り続ける人は座れるチャンスがあることは確かだが、あまりにも乗客が多いため、それも運が良い人しか座れない。

しかもまた大量に乗客が乗ってくる。このあとも停車駅に到着するたびに乗車客が殺到するため、終点の川崎駅まで満員電車が続く。

立川方面(下り)

下り列車(立川方面)の区間ごとの混雑状況
区間 混み具合
川崎~尻手 ★★★
尻手~矢向 ★★★
矢向~鹿島田 ★★★
鹿島田~平間 ★★★
平間~向河原 ★★★★
向河原~武蔵小杉 ★★★★★
武蔵小杉~武蔵中原 ★★
武蔵中原~武蔵新城 ★★★
武蔵新城~武蔵溝ノ口 ★★★★
武蔵溝ノ口~津田山 ★★
津田山~久地 ★★★
久地~宿河原 ★★★★
宿河原~登戸 ★★★★
登戸~中野島 ★★
中野島~稲田堤 ★★★
稲田堤~矢野口 ★★★
矢野口~稲城長沼 ★★★
稲城長沼~南多摩 ★★★
南多摩~府中本町 ★★
府中本町~分倍河原 ★★
分倍河原~西府 ★★
西府~谷保 ★★
谷保~矢川 ★★
矢川~西国立 ★★★
西国立~立川 ★★★

各段階ごとの混雑率の目安
:150%以上(乗客同士が押し合う、スマホ操作不可)
★★★★:120%(ドア付近で荷物が他人に接する)
★★★:100%(車内奥まで満員、リュック背負い不可)
★★:80%(ドア付近を中心に立ち客あり)
★:50%(全員着席可能)

立川方面へ向かう電車は始発駅の川崎駅の時点で満員になる。発車直前では立っている人のほうが座っている人よりも多い。

途中の鹿島田駅などである程度乗客が降りていくが、乗ってくる乗客も結構多い。武蔵小杉駅も大量の降車し、大量の乗車する。

朝ラッシュでは激しい混雑は武蔵溝ノ口駅まで続く。ここを過ぎるよ混雑がある程度は緩和されていく。

登戸駅は小田急線との乗換駅であるため、ここでもまとまった数の乗客が降りていく。そして、府中本町駅は武蔵野線方面へ向かう人が降りていく。

府中本町→立川間は比較的空いている。南武線の中では最も空いている区間に当たる。

座席に座るチャンスが来る駅

川崎方面(上り) 立川方面(下り)
登戸 武蔵小杉
武蔵溝ノ口 武蔵溝ノ口
武蔵小杉 登戸
府中本町

これらの駅に到着すると、たいていの時間帯では座れるチャンスがやってくる。朝ラッシュであっても降りていく人が多いため、車内奥に立っている人であれば着席できるかもしれない。

いずれも他の路線との接続駅である。南武線からの他へ乗り継ぎする人が降りていく。

なお、立川~武蔵溝ノ口間は全体的に住宅街が広がっているため、利用者層は沿線の住民が多いが、武蔵溝ノ口~川崎間は工場地帯を走ることで、そこで働く従業員が南武線を使う。

接続駅から勤務先への移動手段としての南武線という性質になりやすいため、上で登場した乗り換え駅以外でも降りていく人が多くなりやすい。

この点で朝ラッシュは郊外から都心へ向けてひたすら徐々に混雑が激しくなる路線と違いところである。

車両ごとの混雑状況

南武線の車両別混雑状況

南武線の電車でも車両(号車)ごとによって混雑状況には若干の違いが見られる。

上記の表は平日の朝ラッシュの車両ごとの混雑の傾向を示したもの。

日中でも座席に空席がある車両と座れずに立っている人がいる車両があるように、朝ラッシュにおいても乗車率の数値には違いがある。

4号車・5号車が激混み

最も乗車率が高いのは立川寄りの4号車と5号車。乗降客数が多い武蔵小杉駅の階段がこの付近の車両に当たる。

他の車両ではドア付近でホーム上の乗客全員が乗り切れる場合でも、4、5号車では乗り切れずに積み残しが発生することがよくある。

朝ラッシュの8時頃は車内はすでに乗客同士が押し合うほどのレベルにまで達する。

停車駅を発車する際にドアが閉まっても、1号車、2号車はドアが乗客に当たってなかなか閉まらないことは日常茶飯事。

特に理由がないのであれば、4号車・5号車への乗車は避けたい。

日中の昼間においても、1号車側では座席に空席があっても、こちらの2両は座れずに立っている人もいる。

1号車・2号車(大崎寄り)は比較的空いている

一方の1号車・2号車は比較的空いている。

最も混雑する4号車・5号車から遠く離れているが、ホームと改札を結ぶ階段・エスカレーターから遠い駅が多いことが影響。

わざわざホーム上を長い距離歩いてまで空いている車両に乗りたいと思う乗客が少ないことで、川崎寄りの車両の混雑は緩やか。

それでも朝ラッシュのピーク時には荷物が他人に触れるほどにはなる。

ドア付近に限っては、乗客同士が触れ合うレベルになるのは避けられない。

少しでもいつもより乗客数が多いと乗客同士が押し合うほどにはなる。

他の路線の混雑状況

接続駅 路線
川崎 東海道線上野東京ライン)、京浜東北線

京急本線(京急川崎駅)

武蔵小杉 横須賀線湘南新宿ライン

東急東横線東急目黒線

相模大野 小田急江ノ島線(新宿方面へ乗り入れ)
武蔵溝ノ口 東急田園都市線東急大井町線
登戸 小田急小田原線
稲田堤 京王相模原線
府中本町 武蔵野線
分倍河原 京王線
立川 中央線快速、青梅線、多摩都市モノレール

参照:【首都圏編】関東地区の鉄道路線の混雑率をランキング化!

上記の表は南武線と接続する各路線の混雑状況について。さらに首都圏エリアの他の鉄道網の朝ラッシュ時の混み具合についても取り上げる。


広告

おすすめ記事