近鉄特急では、車両によってコンセントが付いている場合もあれば付いていないものも走っている。最近登場した新型車両には電源の設備が設置されている。
スマートフォンやタブレットが普及していなかった時代に製造された旧式の列車には残念ながら存在しない。
また、各座席にコンセントがある場合と、2名掛けのところの窓側に1つだけ付いているものの2通りがある。
この車両ならコンセントがある
- 80000系(ひのとり<名阪特急>)
- 22600系(大阪線・名古屋線・京都線系統の汎用)
- 16600系(南大阪線・吉野線の汎用)
- 23000系(伊勢志摩ライナー)
- 26000系(さくらライナー)
- 50000系(しまかぜ)
近鉄の汎用特急車両である22600系、16600系に加え、伊勢志摩ライナーで使われる23000系、さくらライナーの26000系、しまかぜの50000系にはコンセントが付いている。

普通車(一般的な指定席)であれば、2名掛けのところの窓側に1つだけコンセントが付いている。そのため、通路側に座ってしまうとなかなか電源にプラグを指しにくい。
特急に乗ったらスマホやタブレットの充電を行う前提で乗車するのであれば、コンセントが付いている窓側の座席を指定するのがよいだろう。
新名阪特急である「ひのとり」では全車両コンセントが全席に付いている。
伊勢志摩ライナー、さくらライナーのDXシートと、しまかぜでもすべての座席にコンセントが付いている。
窓側でも通路側でも電源プラグを挿せるところがあるため、配置のことを心配する必要はない。
これ以外の特急車両には残念ながらコンセントが設置されていない。汎用特急車両であるオレンジ色の車両の場合、今のところはほとんどの車両にはコンセント未設置の割合が多い。
実際に付いているのは一部に限られている。したがって、特急に乗ったからといって充電ができる可能性が低いといえる。
名阪特急アーバンライナーはコンセントなし
近鉄の特急の中でも最も利用者数が多いのが大阪難波・上本町と名古屋を結ぶ「名阪特急アーバンライナー」である。※ひのとり除く
使用されているのは、21020系(アーバンライナーnext)と21000系(アーバンライナーplus)である。

いずれも旧式の車両である。設備の更新が行われているが、それが実施されたのは10年ほど前のことである。
まだスマートフォンが普及していなかった時期であるため、車内に充電用のコンセントが付いていない。
現時点では、コンセントがあるのは伊勢志摩ライナーなどの観光列車が中心となっている。ベーシック型の特急では、どちらかというと旧式の車両が中心。
名阪特急でも、次に登場する新型車両ではコンセントが付けられる可能性がかなり高いものの、登場する目途は立っていない。
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東京都江東区在住。1993年生まれ。2016年国立大学卒業。主に鉄道、就職、教育関連の記事を当ブログにて投稿。新卒採用時はJR、大手私鉄などへの就職を希望するも全て不採用。併願した電力、ガス等の他のインフラ、総合商社、製造業大手も全落ち。大手物流業界へ入社。
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