【東武東上線】転換クロスシートで運行される電車はどれ!?

東武東上線では、50090系が転換クロスシートとロングシートの切り替えができるようになっている。一部の列車を除いては、ほとんどロングシートで運転されるが、特定の列車では転換クロスシートとなる。

もともとは有料列車であるTJライナー向けに作られた車両である。このTJライナーは朝の上りと夕方から夜にかけての下りで運転される。乗車の際には着席整理券が必要となり、乗車券とは別に追加的な料金がかかる。

転換クロスシートで運転されるのは、TJライナーのほかに夕方の上りの快速急行が挙げられる。この快速急行は折り返しTJライナーとして運転される。

東武東上線の転換クロスシート

通常の各駅停車・準急・急行・快速では、50090系であってもロングシートとなっている。転換クロスシートなのは、TJライナーと上りの快速急行だけ。


快速急行は2種類ある

同じ快速急行という種別でも、行き先が2つある。池袋と元町中華街の2通りが、夕方の時間帯に上り線で走っている。

  • 池袋行=転換クロスシート
  • 元町中華街行=ロングシート

池袋行の快速急行は、折り返しでTJライナーとなるため、転換クロスシートとして運転される。すべて、50090系での運転となっていて、それ以外のロングシート車になることは、特別な理由がない限りはない。

なお、TJライナーのように追加料金はかからない。乗車券や定期券のみで乗ることができる。東武東上線にて無料で乗れる最速列車が「快速急行」となっている。

東武東上線の快速急行

もう1つの行き先が元町中華街である。こちらは、和光市駅から東京メトロ副都心線に直通する。副都心線内は急行、東急東横線・みなとみらい線内では特急となる。

地下鉄へ直通する列車は、50090系では運転されない。東武鉄道所属の電車は、50070系か9000系シリーズのみとなっている。

元町中華街行の快速急行は、すべてロングシートとなっている。転換クロスシートとなるのは1つもない。日中の「Fライナー」と形式的には同じであり、停車駅が違うだけと捉えて問題ない。

朝の快速急行はロングシート

朝の時間帯に運転される快速急行については、すべてロングシートとなっている。使用される車両も、50090系以外のものとなっていることが多い。

50090系で運転される列車であっても、朝の時間帯はロングシートとなる。上りも下りも同じである。

あくまでも、夕方の上りの池袋行の快速急行とすべてのTJライナーだけが、転換クロスシートとなる。それ以外は、窓に背を向けて座るタイプのロングシートなのが現状だ。

なお、夕方の下りのTJライナーは、池袋から乗る場合に限って有料となっている。ふじみ野駅から先の途中駅からであれば、着席整理券は必要ない。乗車券や定期券のみで乗れる。

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