ヤマト運輸・佐川急便・ゆうパックの宅配事業者の大手3社を比較してみた。それぞれ運賃の料金、お届け日数、時間指定の正確さについて調べてみた。
通販サイトで商品を購入すると、ほとんどの場合はこれら3社のどれかでやってくる。自宅まで配達員がやってくるというパターンがほとんどだろう。
インターネットで購入して届けてもらうという側だと運送会社を選ぶことはできないが、自分が発送元となるのであれば、自分が好きな会社を選べる。
そんな時、どこで荷物を送るのが一番おすすめとなるのか。
運送会社の3社を比較
ヤマト運輸 | ゆうパック | 佐川急便 | |
料金の安さ | B | A | B |
お届け日数 | A | A | A |
時間指定の正確さ | A | C | B |
総合評価 | 1位 | 2位 | 3位 |
最も人気が高いのは、何といっても「クロネコヤマトの宅急便」で知られるヤマト運輸ではないか。
顧客満足度は運送会社ではいつもトップに君臨する。サービスの質がかなり良いということで高い評価を獲得しているようだ。
輸送商品としても質が良いということで、その分利用者が多いということを示す。しかし、佐川急便・ゆうパックが不人気というわけでは決してない。
これら3社が常に激しい競争をしているのは間違いない。優劣が明確になるほど勝ち負けが付いているわけではない。それぞれにメリットもあればデメリットもあるというのが正直なところではないか。
値段の安さはゆうパック
運賃の料金面の安さでは今のところゆうパックが最も安い傾向にある。例えば、東京→大阪(関東から関西)へ荷物を送るとする。
100サイズの場合、ゆうパックは1,280円である。ヤマト・佐川だと2社ともに1,469円となっている。
ゆうパックとヤマト・佐川では200円弱の違いが見られる。1個口であれば大した差ではないものの、これが複数個口となると大きな違いとなる。
当然ながら、できるだけ安く荷物を送りたいところである。料金だけを比較対象として発送するのであれば、日本郵便のゆうパックが一番おすすめとなるだろう。
なお、ゆうパックの場合は郵便局に直接持ち込むと割引の対象となる。1個当たり120円の持ち込み割引が適用される。
ヤマト運輸や佐川急便でも営業所への持ち込み割引を行っているが、こちらはともに100円となっている。
ヤマト運輸はクロネコメンバーズであれば150円割引となる。しかし、基本運賃を考慮してもゆうパックの方が安い。
時間指定の正確さはヤマトが最強
時間指定の正確さでは、圧倒的にヤマト運輸が優勢である。お届け日数は日本郵便や佐川急便とほとんど同じであるが、時間指定の正確さも得意とする。
午前指定をおこなえば、12時までには送り先に届けられる可能性が極めて大きい。高速道路の渋滞や鉄道のダイヤの乱れによる貨物列車の遅れがない限りは、「必着」が守られるといっても過言ではない。
一方の佐川急便・ゆうパックの場合だと時間指定はあまり正確ではない。午前指定でも荷物の取り扱い量が増えると時間指定通りには到着しないことが少なくない。
運送会社の人手不足が要因のようだが、それに加えて配送網がヤマトと比べると良くない。佐川と日本郵便の場合、集配ドライバー1人当たりの担当エリアが広い。
これにより、時間指定を確実に守ることができる余裕がヤマトと比べるとないのが現状。
どうじても最短日数かつ時間厳守で届けたいのであれば、迷わずヤマト運輸の宅急便がおすすめだろう。