ホシザキの平均年収は約750万円！ 職種・年齢別目安

厨房機器メーカーのホシザキの平均年収は約750万円（2019年度は756万円）。総合機械メーカー各社の中ではやや高い方に分類。

ボーナスは年間で組合員平均7.0ヶ月が支給された（2019年度）。こちらは機械メーカー、製造業の中では大幅に高い基準で、超大手企業でもここまで高い会社はかなり少ない。

ただし、年収ベースでは他社に圧倒的に勝るほど高いわけではない。業界上位勢と比較すると大幅なアドバンテージはない。

公式の平均年収は756万円

ホシザキの正社員・臨時従業員の平均年収は有価証券報告書にて公表されていて、2019年度では756万円という金額が出ている。

過去7年間ではどの年度も700万円台で推移。

これには基本給・賞与・各種手当（時間外手当・休日勤務手当、住宅手当、通勤手当、家族手当、役付手当など）などすべてが含まれている。

上記の推移から、ホシザキの平均年収は横ばい状態で続いていることがわかる。

地域手当

ホシザキでは勤務地によって別途手当「地域手当」がある。

各勤務地ごとの金額は以下のように設定されている。（2020年度の場合）

新卒採用の時点では、大卒と院卒では若干金額が異なる。

• 東京：大卒…31,300円、院卒…32,900円
• 愛知：大卒…28,400円、院卒…29,800円
• 大阪：大卒…30,400円、院卒…31,900円
• 島根：2,000円（大卒・院卒共通）

大都市部であるほど支給額が大きく、田舎ほど低い。

ボーナス

ホシザキの賞与は年間7.0ヶ月分。大幅に高い水準。

ホシザキではボーナスは組合員平均で年間7.0ヶ月分が支給された（2019年度実績）。

他のライバル他社と比較した場合、賞与は大手では大幅に高い方に分類。

重機メーカー大手で年間で6ヶ月分以上が支給された三菱重工業やクボタがあるが、いずれも7ヶ月分にた到達しない。

7ヶ月分以上に達するのはSMC、ファナックなどの数社に限られる。世間一般と比較すればかなり高いのは確か。

子会社の給料について

以下は子会社だが、年収および給料の目安は、基本給と賞与（地域手当以外）ではいずれも類似。

• ホシザキ北海道
• ホシザキ東北
• ホシザキ北関東
• ホシザキ関東
• ホシザキ東京
• ホシザキ湘南
• ホシザキ北信越
• ホシザキ東海
• ホシザキ京阪
• ホシザキ阪神
• ホシザキ中国
• ホシザキ四国
• ホシザキ北九
• ホシザキ南九
• ホシザキ沖縄
• 株式会社ネスター

基本的に地方部の子会社ほど平均年収は下がる。

ホシザキ北海道、ホシザキ南九、ホシザキ四国、ホシザキ北信越など大都市圏から遠く離れたエリアは、平均年収は500～600万円程度になると推定。

他社と比較して

ホシザキは上場企業全体と比較すると、平均年収はやや高い。

上場企業全体の平均値は約600万円。したがって、ホシザキはこれより＋150～200万円ほど高い。

ただし、世界経済に大きく左右されやすい業界ということで、景気後退となれば業績が悪化するのは避けられない。

機械メーカー大手では普通

ホシザキが属する機械メーカーの中での順位は比較的上位なのは確か。とはいえ、大手5社と比較すると首位クラスには入らない。

主な重機メーカーの平均年収（2019年度）をまとめると、以下の通り。

• 三菱重工業：8,480,143円
• ダイキン工業：7,413,387円
• IHI：7,608,424円
• クボタ：8,011,646円
• ジェイテクト：6,965,768円
• 住友重機械工業：7,911,000円

ホシザキは大手5社の中で比較すると決して高くはないのがわかる。他の会社を見ると、700～800万円の範囲に概ね収まる。

三菱重工業は848万円、クボタは801万円、ダイキン工業は741万円、IHIは761万円、ジェイテクトは696万円、住友重機械工業は791万円。

ホシザキはIHI,ダイキン工業、住友重機械工業などと同じくらいの水準。

手掛けている製品の種類が厨房機器ということで、他社と性質的に異なるものの、給料の面では類似している。

総合職

総合職の平均年収は事務系・技術系どちらも750～800万円前後になると推定。有価証券報告書に記載の金額と平均値は概ね一致。

上記は大卒・院卒向けの総合職の年齢ごとの推定年収の目安。

ホシザキの中でも最も給料体系が高い職種。管理職となれば1,000万円以上に達する一方、係長級以下の組合員だと年収は最高で800万円前後が上限だろう。

事務系と理系限定の技術系があるが、給料体系はいずれも同じ。また、最終学歴によって基本給が異なるため、学歴でも年収の差が出てくる。

20代、30代は個人間の給料の違いは小さく、年収幅は残業時間や通勤手当の支給額、扶養の有無によるところが大きい。

40歳以上の年齢層では仕事の評価や勤続年数に加えて、ポジション（役職）によって給料が大きく違ってくる。

事務系

事務系総合職では主に以下の仕事内容が挙げられる。

• 営業（国内・海外）
• 企画管理
• 生産管理
• 資材調達
• 財務経理
• 人事

いずれも年収に関しては、仕事内容ごとの違いはほとんどない。

年齢別年収は20代が400～600万円、30代は600～900万円、40代は700～1,200万円、50代は800～1,200万円が相場。

実際のところは各個人の役職やスキル、勤続年数によって違いが見られるものの、大部分の社員なら上記の範囲に入るだろう。

技術系

技術系総合職では主に以下の仕事内容が挙げられる。

• 研究開発
• 設計
• 生産技術
• 品質管理

技術職においても年収は仕事内容ごとの違いはほとんどない。

年齢別年収は同じく、20代が400～600万円、30代は600～900万円、40代は700～1,200万円、50代は800～1,200万円範囲に入る。

専門分野が職種ごとの異なるとはいえ、給料体系の優劣はない。

高専本科・短大・専門卒職種

高専本科卒・短大卒・専門卒の採用に限った場合の年齢別年収の目安は上記の通り。全体では600～700万円と推定。

最終学歴による違いがあるため、年収の幅も大卒・院卒の総合職とは大きくなる。主な仕事内容は製造現場での業務。

それでも、世の中全体としては決して低い給料水準ではなく、大手企業としても比較的高い金額。世間一般の総合職の平均的な水準にのぼる。

20代で400万円台前半、30代で500～750万円、40代で700～800万円台、50代で800～900万円が目安。

最終学歴ごとの年収の差

ホシザキでは大卒・院卒を採用。初任給は最終学歴によって差が見られる。

全体的には年収水準は「院卒＞大卒（学部卒）」の構造。

ただし、年齢が上がれば上がるほど役職や評価での給料の差が出てくる。

上記では機械メーカー業界の平均年収および給料体系について解説。