ディスコの平均年収は約900万円。ここ最近では、2019年度は946万円、2018年度は991万円、2017年度は967万円。
ボーナス(賞与)は14.2ヶ月分が支給(2019年度実績)。世間一般の企業の中でも、この基準はかなり高い方に分類される。
業績連動型であるのと同時に、社内通貨「Will」の値動き次第で支給基準が変わる。
ただ、年収ベースではかなり高い方であることには変わりない。
公式の平均年収は946万円
年度 | 平均年収詳細金額 |
---|---|
2019年 | 9,455,962円 |
2018年 | 9,914,759円 |
2017年 | 9,661,493円 |
2016年 | 8,907,866円 |
2015年 | 7,715,151円 |
2014年 | 8,187,664円 |
2013年 | 6,882,525円 |
ディスコの平均年収は有価証券報告書にて公表されていて、2019年度では946万円という金額が出ている。
過去8年間ではいずれも600万円台から~1,000万円近くの範囲で推移。年度による違いがかなり大きい。
これには基本給・賞与・各種手当(住勤手当、超過勤務手当、販売手当、都市手当、両立支援手当、次世代育成手当などすべてが含まれている。
「両立支援手当」とは、0~9歳未満の子供一人につき20,000円が支給される手当。
「次世代育成手当」とは、9歳以上18歳未満の扶養者一人につき10,000円が支給される手当。
ボーナスは12ヶ月分超にも
ディスコではボーナスは社員平均で年間で基本給の14.2ヶ月分が支給された(2019年実績)。さらに、2018年度は15.1ヶ月分が支給。金額では482.7万円。
業績連動型で、さらに社内通貨「Will」の価格変動で賞与が決定する。
過去10年間の平均では9.54ヶ月分が支給。
半導体関連の売上が良好な時期はボーナスが高めになり、さらにWillの価格が高騰すると益々支給基準が上昇。
各年度の業績の良し悪しで支給基準が変わることがあるが、製造業ではかなり良好な水準。
東洋経済新報社「会社四季報(2019年2集春号)」によると、2018年度は、社員平均で482.7万円が支給。
掲載されている企業の中では、東京エレクトロンの546.8万円に次ぐ第2位。
年齢ごとの年収の目安
総合職
下記はディスコの社員の年齢ごとの推定年収の目安を示した表。
年齢 | 年収 | 月収(基本給) | 賞与 |
---|---|---|---|
20-24歳 | 400-450万円 | 25-30万円 | 75-95万円 |
25-29歳 | 450-700万円 | 30-40万円 | 100-120万円 |
30-34歳 | 600-900万円 | 40-55万円 | 150-200万円 |
35-39歳 | 700-1,000万円 | 45-55万円 | 150-200万円 |
40-44歳 | 700-1,200万円 | 45-60万円 | 200-250万円 |
45-49歳 | 900-1,500万円 | 55-80万円 | 200-300万円 |
50-54歳 | 900-1,500万円 | 55-80万円 | 200-300万円 |
55-59歳 | 900-1,500万円 | 50-70万円 | 150-200万円 |
20代のうちは年収が400~700万円。30代は600~1,000万円、40代と50代は700~1,500万円。
いずれも一般的な企業では「総合職」と呼ばれる社員。
40歳前後からは管理職になる社員が多くなる。年収1,000万円を超える収入になる人も少なくない。
実際のところは各個人の役職やスキル、勤続年数によって違いが見られるものの、これらが1つの目安になる。
なお、携わる分野別での給料体系違いは特にない。新卒採用でも、事務系・技術系で採用計画が異なるものの、給料体系は同じ。
技能職・事務職
技能職と事務職の平均年収は700万円前後になると推定。総合職よりは低い水準。年齢別では下記が目安。
年齢 | 年収 | 月収(基本給) | 賞与 |
---|---|---|---|
20-24歳 | 400-450万円 | 25-30万円 | 75-95万円 |
25-29歳 | 450-600万円 | 30-40万円 | 100-120万円 |
30-34歳 | 600-800万円 | 40-55万円 | 150-200万円 |
35-39歳 | 700-900万円 | 45-55万円 | 150-200万円 |
40-44歳 | 700-1,000万円 | 45-60万円 | 200-250万円 |
45-49歳 | 800-1,200万円 | 55-80万円 | 200-300万円 |
50-54歳 | 800-1,200万円 | 55-80万円 | 200-300万円 |
55-59歳 | 800-1,200万円 | 50-70万円 | 150-200万円 |
院卒から高卒まで幅広く採用。
年齢別の年収は、20代が400~600万円、30代は600~900万円、40代は700~1,200万円、50代は800~1,200万円範囲が目安。
事務職と理系限定の技能職があるが、給料体系はいずれも同じ。また、最終学歴によって基本給が異なるため、学歴でも年収の差が出てくる。
最終学歴ごとの年収の差
ディスコの初任給は最終学歴によって差が見られる。
ディスコの初任給(本社の場合)
- 総合職(博士):273,610円
- 総合職(修士):247,420円
- 総合職(大卒):233,900円
- 事務職(大卒):205,740円
- 事務職(短大・専門学校卒):195,420円
- 技能職(高卒):170,460円(広島事業所)
ただし、入社後5年くらいを超えると勤続年数や役職、これまでの昇給幅によって年収が違ってくる。
最終学歴よりもこれらの要素によって給料水準が高い人と低い人が出る。
院卒
ディスコの院卒の平均年収は900~1,000万円前後になると推定。
本社採用か、広島事業所、長野事業所採用か、あるいは総合職・技能職・事務職のどこに所属するかで大きく異なるが、平均するならばこれくらいの範囲になるのではないか。
入社後数年経過すると、最終学歴よりも個別の実績等によって年収は違ってくるものの、全体的に見れば院卒>大卒になるはず。
大卒(学部卒)
大卒(学部卒)の平均年収は800~900万円前後になると推定。院卒よりは初任給が低いため、平均年収もその分下がる。
総合職では900万円、技能職と事務職は800万円程度になると予想。
有価証券報告書に記載の金額とほぼ同じか若干低めになると判断。
なお、大卒(学部卒)では理系よりも文系が多め。理系は大学院に進学する人が一定数いるが、文系ではかなりマイナーのため。
高卒
高卒の平均年収は700万円程度と推定。初任給が最も低い金額であり、さらに大卒以上に比べると昇進などでやや不利になりやすい。
毎月の基本給のみならず、ボーナスの支給額も下がる。
さらに、給料体系が高い総合職での採用がなく、技能職のみで構成されることを考え、700万円くらいだと判断。
業種 | 会社名 |
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機械メーカー(重機) | 三菱重工業、ダイキン工業、小松製作所、クボタ、IHI、住友重機械工業、日立造船、日立建機 |
工作機械メーカー | ファナック、安川電機、DMG森精機、マキタ、ホシザキ、アマダ、日本製鋼所、SMC、不二越、ブラザー工業、牧野フライス製作所、オークマ、三井海洋開発、OSG、 |
電機メーカー | 日立製作所、ソニー、パナソニック、三菱電機、富士通、キヤノン、東芝、NEC、シャープ、リコー、日本電産、京セラ、村田製作所、TDK、東京エレクトロン、セイコーエプソン、コニカミノルタ、ミネベアミツミ、オムロン、富士電機、アルプスアルパイン、ルネサスエレクトロニクス、キオクシア、キーエンス、日清紡、沖電気工業、横河電機、JVCケンウッド、カシオ計算機、ローム、シスメックス、イビデン、アドバンテスト、アズビル、明電舎、太陽誘電、日本航空電子工業、ディスコ、島田理化工業 |
非鉄金属 | 住友電気工業、三菱マテリアル、古河電気工業、住友金属鉱山、JX金属、日立金属、日本軽金属、フジクラ、UACJ、DOWA、古河機械金属、リョービ |
(グループ傘下) | 日立グループ |
上記では機械メーカー業界の平均年収および給料体系について解説。