日立グループの平均年収は全体で650~700万円ほど。各社で給料体系は異なる。基本的に規模と比例。
電機メーカー業界としては、グループ一体で見ると最高。関連会社として、工作機械、IT(情報通信)、自動車関連などの分野を手がける会社もある。
目次
日立グループの平均年収
企業名 | 年収(概算) | 年収(有価証券報告書2019年) | ボーナス(2019度) |
---|---|---|---|
日立製作所 | 900万円 | 9,026,872 | 6.3ヶ月 |
日立建機 | 700万円 | 7,296,000 | 6.0ヶ月 |
日立造船 | 650万円 | 6,773,024 | 4.0ヶ月+40万円 |
日立金属 | 650万円 | 6,713,000 | 2.0ヶ月 |
日立コンサルティング | 800万円 | ー | 年俸制 |
MHIパワーエンジニアリング | 750万円 | ー | 5.5ヶ月 |
日立国際電気 | 750万円 | ー | 5ヶ月 |
日立ソリューションズ | 700万円 | ー | 6ヶ月 |
日立インダストリアルプロダクツ | 700万円 | ー | 5ヶ月 |
日立プラントコンストラクション | 700万円 | ー | 5.85ヶ月 |
日立パワーソリューションズ | 700万円 | ー | 5.76ヶ月 |
日立ハイテク | 700万円 | ー | 5.0ヶ月 |
日立産機システム | 650万円 | ー | 5.7ヶ月 |
日立ソリューションズクリエイト | 650万円 | ー | 4.9ヶ月 |
日立パワーデバイス | 600万円 | ー | 5.0ヶ月 |
日立ハイシステム21 | 600万円 | ー | 4ヶ月 |
日立システムズエンジニアリングサービス | 600万円 | ー | 738,000円 |
日立ヘルスケアシステムズ | 600万円 | ー | 4.0ヶ月 |
日立グローバルライフソリューションズ | 600万円 | ー | 5.2ヶ月 |
日立ビルシステム | 600万円 | ー | 4.9ヶ月 |
日立社会情報サービス | 600万円 | ー | 4ヶ月 |
日立情報通信エンジニアリング | 600万円 | ー | 5ヶ月 |
日立オートモティブシステムズ | 600万円 | ー | 5.2ヶ月 |
上記は日立グループに属する企業のうち、上場企業の平均年収の表。
単独で上場する企業に関しては、有価証券報告書に記載の、従業員の平均年間給与も記載。
参考:【ヒエラルキー】日立グループの序列を大公開! 各々の身分を考察
900万円以上:日立製作所
平均年収が900万円以上に達するのは、日立グループの親会社である日立製作所のみ。
総合電機メーカーとして、日本国内のみならず世界中で知られている巨大企業。
日本の全業種中でもトヨタ自動車、日本電信電話に次ぐ規模の従業員数を誇る巨大企業との事。
その分、年収もかなり高い金額。総合商社や一部の資源エネルギー関連会社、製薬会社などと比較すると金額的に劣るものの、世間一般ではかなり高いのは確実。
800万円~:日立コンサルティング
年収が平均800万円以上となるのは日立コンサルティング。
名前の通りコンサルティングファーム、あるいはシンクタンク。
基本的にシンクタンク関連はどこも年収が高いが、日立製作所参加の日立コンサルティングも例外ではない。
700万円~:日立建機、日立システムズ、日立ソリューションズなど
日立グループの中で平均年収が700万円以上に到達する企業は下記の通り。
この辺りからは複数社がラインアップ。日立グループの中では比較的上位の規模で、事業内容も性質的に収益性が良いため、社員の給料事情も良好。
日立建機、日立ソリューションズこそは有名で、多くの人が聞いたことがある会社だが、それ以外はあまり知られていない。
650万円:日立造船、日立金属、日立産機システム
平均年収650万円に入るのは、日立造船、日立金属、日立産機システム、日立ソリューションズクリエイトの4社。
日立造船、日立金属は上場企業、日立産機システムは非上場で日立製作所の完全子会社。
日立グループの中では平均的な金額。世間一般と比較しても、上場企業全体の平均よりは若干高いにとどまる。
会社規模こそは大きいものの、事業内容の性質上、収益性が低い傾向。特に日立造船、日立金属では、中国などの新興国企業との激しい競争があることもあって、これが顕著。
その分、平均年収も思ったほどは高くない。
600万円:日立Astemo、日立パワーデバイスなど
年収600万円前後には、下記の企業が入る。
- 日立パワーデバイス
- 日立ハイシステム21
- 日立システムズエンジニアリングサービス
- 日立ヘルスケアシステムズ
- 日立グローバルライフソリューションズ
- 日立ビルシステム
- 日立社会情報サービス
- 日立情報通信エンジニアリング
- 日立Astemo(旧日立オートモティブシステムズ)
日立グループではどちらかというと下位クラス。少なくとも上場する会社としては平均値に近い金額のため、給料水準は高くはない。。
様々な業種を総合的に見た場合の上場企業の平均年収は約600万円。
ここにランクインする企業は日立グループの中でも、一般人は聞いたことがない会社が並ぶ。
日立Astemoは日立オートモティブシステムズとケーヒン、ショーワ、日信工業の3社と経営統合してできた会社。主要株主は日立製作所は3分の2、本田技研工業が残りの3分の1を保有。
日立製作所の完全子会社ではなく、ホンダ系列の一員でもあるものの、「日立グループ」には入る。
全体的な傾向
同じ「日立グループ」という資本関係に属していても、各社で給料体系は異なる。
初任給から基本給、賞与まで各グループ会社それぞれ独自の制度を採用している。
平均年収が高いグループ会社の特徴は、知名度が高くて、手掛ける製品の受注が好調な会社という点があげられる。
逆に会社の規模の割には平均年収が低いのは、船舶や自動車部品、その他電気製品の一部のみを手掛ける会社。
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業種 | 会社名 |
---|---|
機械メーカー(重機) | 三菱重工業、ダイキン工業、小松製作所、クボタ、IHI、住友重機械工業、日立造船、日立建機 |
工作機械メーカー | ファナック、安川電機、DMG森精機、マキタ、ホシザキ、アマダ、日本製鋼所、SMC、不二越、ブラザー工業、牧野フライス製作所、オークマ、三井海洋開発、OSG、 |
電機メーカー | 日立製作所、ソニー、パナソニック、三菱電機、富士通、キヤノン、東芝、NEC、シャープ、リコー、日本電産、京セラ、村田製作所、TDK、東京エレクトロン、セイコーエプソン、コニカミノルタ、ミネベアミツミ、オムロン、富士電機、アルプスアルパイン、ルネサスエレクトロニクス、キオクシア、キーエンス、日清紡、沖電気工業、横河電機、JVCケンウッド、カシオ計算機、ローム、シスメックス、イビデン、アドバンテスト、アズビル、明電舎、太陽誘電、日本航空電子工業、ディスコ、島田理化工業 |
非鉄金属 | 住友電気工業、三菱マテリアル、古河電気工業、住友金属鉱山、JX金属、日立金属、日本軽金属、フジクラ、UACJ、DOWA、古河機械金属、リョービ |
(グループ傘下) | 日立グループ |
上記では機械メーカー業界の平均年収および給料体系について解説。