高速バスにも学割の制度がある。JRバス系列であれば、基本的には通常の大人運賃から2割引の料金で乗車できる。
特に長距離を移動する大学生から人気が高い。時間に余裕がある人が多い一方で収入源がアルバイトくらいしかないため、より金銭的な負担が少ない高速バスが好まれる。
早割と併用すれば、さらに安い料金で乗れる。JRの新幹線や在来線特急列車と比べると、バスは大幅に安い運賃になるのは間違いない。
学割が使える範囲とは?
まず、高速バスと一括りに言っても実際に使えるのはJRバスグループだけに限られる。私鉄系のバス会社などでは使えないケースがほとんど。
ウィラーエクスプレス(WILLER EXPRESS)などのバス会社など一部に限られる。特に定価の料金が安い「格安バス」を運行する会社では学割が存在しないことが多い。
さらに、JRバスでも学割がまったく使えない便や路線もある。特に繁忙期では学割が設定されていなく、通常料金のみとなる。
繁忙期とは次のような大型連休が該当する。
- ゴールデンウィーク(5月)
- お盆(8月)
- 年末年始(12~1月)
- シルバーウィーク(9月)
学校が休みになる時期は特に関係ない。あくまでも、社会的に広い範囲で休みになる時期が学割が使えない対象期間になる。
大学が休みになる2月、3月の春休み、8月、9月の夏休みでは、これらの大型連休以外ではふつうに学生割引が適用されることが多い。
学割+早割の併用はできる?
JRの高速バスであれば、基本的には併用ができる。インターネットで申し込めばさらに「Web割引」も適用される。併用できないのは往復割引くらいになる。
したがって、学割+早割+Web割も3つを併用して高速バスの乗車券を購入すれば安い料金で乗れる。
お金がない学生にとってはこれら最もおすすめの手段といえる。なお、ホームページ上で掲載されている料金は支払総額である。
学割や早割などが適用された後の料金が載っている。定価と比べていくら安くなるのか、だれでも簡単に把握できる。
なお、JRバスは電車と同じ切符売り場である「みどりの窓口」でも購入できる。ただ、学割を使うのであれば「学校学生生徒旅客運賃割引証(学割証)」が必要になる。
学生証だけではダメ。事前に学校で専用の紙をもらって来なければならない。
インターネットで購入すれば学割証は必要ない。そのため、オンラインで予約するのが良いだろう。
支払方法は、クレジットカードとコンビニ決済があり、学生なら後者がいいかもしれない。