LINEの写真が重い! 画像の動作が遅い3つの原因とは何か?

LINEで動作が遅くなる原因

LINEの写真画像の読み込みや書き込みの速度が遅い原因とは何か。トークのテキストのみなら瞬時に送受信ができるが、画像データになると急に動作が重くなるという症状だ。

SIMカードによる通信でもWi-Fiに接続していても、LINEの動作だけが遅くなるというケースは少なくない。


写真・画像だけ動作が遅い理由

  • キャッシュの容量が大きい
  • インターネットの回線速度が遅い
  • スマホのメモリの空き容量が少ない

LINEのトーク上のテキストと画像データでは容量そのものが大きく違う。テキストの場合は文字数によって異なってくるが、大きくても2,3KBしかない。

文字だけだとそれだけ少ない。これにより、送受信する場合でも動作が非常に軽い。タイムラグが発生するといった症状が起こりにくい性質となっている。

LINEで重くなる画像データ

一方の写真をはじめとする画像データも場合は容量が大きい。LINEへアップロードする際には圧縮されて500KB以下まで落とされるが、それでもテキストデータと比べると圧倒的に大きい。

したがって、文字の文章と比べて動作が遅くなりやすい。読み込みも書き込みも少なからず遅くなるのは避けられない。

ただし、LINEの操作で支障が出るほど遅くなるのは異常事態である。1枚当たり5秒以上も表示に時間がかかるとなると、何か原因がある可能性が大きい。

キャッシュの容量が大きい

キャッシュの容量

キャッシュとは、一時的に保存された再ダウンロード可能なデータのことを指す。

一度インターネットへ接続して読み込んだテキストや画像のデータを一時的に保存するシステムで、これがあることで毎回トークを見るごとにダウンロードする手間を省いている。

何もしない状態で放置しておくと、基本的にキャッシュのデータは増えていく一方となる。

キャッシュはスマートドンの端末本体に保存される仕組みになっているため、削除しないとどんどんストレージ容量を食っていく。1GBを超えるケースも少なくない。

また、LINEアプリの動作が遅くなる原因ともなる。アプリ本体を動かす際、キャッシュのデータ量が増えると負荷が大きくなるためだ。

キャッシュを削除するとLINEで写真などの画像を書き込んだり読み込んだりする際にかかる時間が短くなる。

インターネット回線が遅い

インターネット回線が遅いのもまたLINEで画像の送受信にかかる時間が長くなる原因となる。

回線速度が早ければLINEでデータ量が大きい画像のやり取りも一瞬でできる。しかし、回線速度が低いとデータのやり取りに時間がかかり、動作が遅くなってモッサリする。

遅い回線速度

特にスマホのSIM通信で速度制限がかかっているときがこれに該当する。128Kbpsや200Kbpsといった通信制限がかかると、LINEで画像データを読む込むのにも書き込むのに時間が長くなる。

写真などのアップロード・ダウンロードでは5Mbps以上はほしいところである。1か月の契約データ通信容量を超えて制限がかかるとこれには遠く及ばない。

LINEで文字だけのトークなら問題ないが、写真が絡んでくるとイライラするかもしれない。

メモリ(RAM)の空き容量が少ない

スマートフォンのRAMメモリの空き容量が少ない場合もLINEの動作が遅くなる原因になる。

スマホには記録媒体が大きく分けてRAMとROMがある。RAMとはパソコンで言うとメモリのことを指す。ROMはHDDやSSDの役割を果たし、ストレージのことを指す。

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アプリを動かすためにはメモリを消費するが、複数のアプリが同時に稼働しているとこのメモリを多く消費する。

LINEだけでも100~200MBほどは消費することがある。したがって、スマホのRAM容量が小さいとメモリ不足に陥りやすい。

そして、RAM容量が小さい機種はLINEだけに限らず、あらゆる面で動作が遅くてモッサリする。

RAM容量 動作の状態
1GB もはや論外。常に動作が遅い
2GB 複数アプリを起動すると遅い
3GB 多少同時アプリ使用しても問題ない
4GB 特に問題なし

iPhoneの場合は、iPhone6以降の機種は3GB以上となっているため、メモリに関してはまったく問題はないだろう。

LINEを使うことが多いのであれば、スマートフォンのRAM容量は3GB以上のものを搭載している端末を使うのが好ましい。


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