LINEの返信時間はメッセージを受信してから何分後までなら問題ないか。「返信が遅い」として思わぬトラブルになることがあるSNSでもあるが、許容できる時間の目安と平均について述べる。
かつて、LINEが普及する前はメールによる意思疎通が主流だった。このころは比較的返信が遅くてもそれほど問題にはならなかった。半日後、1日後という例も多かった。
しかし、既読機能が付いているLINEでは速やかに返信するのが求められるようになった。いじめや悪口の原因になることも結構多いともいわれている。
LINEの返信時間の目安
着信から返信までの時間 | 主な印象 |
---|---|
5分以内 | かなり早い |
15分以内 | 早い。ここまでが好ましい |
30分以内 | 標準。許容範囲内 |
1時間以内 | 日中だとちょっと遅い。 |
3時間以内 | 遅い。それまで何していたか気になる。 |
6時間以内 | かなり遅い |
5分以内の返信なら相手にとってもプラスのイメージがつく。「LINEの返信が早い人」と評価されるのは間違いない。
ただし、実際の問題として日常生活ではこれほど速やかにLINEの返信ができる時は限られてしまう。早期返信には限界がある。
返信までの平均時間は概ね15~30分程度という見方が強い。すべての年代を合わせると、着信からこれくらいの時間で回答する人が多いというわけだ。
30分以内が好ましい
LINEのメッセージが来てから30分以内であれば、相手側も特に気にすることなく円滑なコミュニケーションができるだろう。
30分くらいまでなら特にイライラすることがないレベルである。チャットが連続して続いている場合ではなく、やり取りの初期段階であればまったくトラブルの種にならないと考えてよい。
1時間を過ぎてくると急ぎの内容だと若干イライラする人が出てくる。できるだけ早い返答を求めている場合だと限界を感じてくる。
スマホが手元にあることが多い日中の時間帯だと特に1時間を過ぎてくると「返信が遅い」人とレッテルを貼られる可能性が出てくる。
3時間、あるいはそれ以上の時間が経過してLINEの返信をする場合はかなり遅い部類に入る。既読を付けた後だと特に問題視される可能性が高まる。
なぜLINEの返信が遅くなったのかという理由を求められることもありうる。何か正当な理由を考えておくのが好ましくなるレベルであり、なるべくもっと早めに返答したいところである。
学生と社会人では早めの返信を求める時間帯が違う
学生と社会人では、同じLINEというSNSでも速やかに返信することが求められる場合が異なる。
社会人の場合、LINEは主に職場の上司を含めた同僚との連絡手段として使うケースが見られる。仕事に関する内容が多く絡んでくることが予想される。
業務関連のLINEの着信があった場合、勤務中であればできるだけ早めの返信が重要になるのは確か。15分以内には返答のメッセージを送信するのが好ましい。
一方で学生の場合は、昼間は学校などにいるため、LINEで連絡を取り合う仲間が近くにいることが多い。わざわざLINEを使ってコミュニケーションする機会が少ない。
帰宅して夜になるとLINEで互いにやり取りする機会が出てくる。学生の場合は夜間が中心で、返信も夜の時間帯に求められる。
このように、速やかに返信する要求は社会人は昼間、学生は夜間という傾向が見られる。