自転車の並進の罰則とは? 警察に捕まると罰金はいくらに!?

自転車の並進走行は立派な交通違反なのはほとんどの人が知っている。車や歩行者の邪魔になるだけでなく、ルール上もアウトである。

車道だけでなく歩道も例外ではない。複数の人と走る場合は1列にならなければならない。

並進に関しては道路交通法と刑法にて罰則も定められている。国や地方自治体が管理する公道上では、「並進可」の道路標識がない限りどこでも適用される。

警察官に見つかると どうなる?
1回目 口頭注意が多い
2回目 交通切符交付、罰金
いくら? MAX=2万円

相場=5,000円前後

「2万円以下の罰金または科料」と法律には記載されている。科料とは、金額が低い(10,000円未満)の罰金のことを指す。

実際に警察に捕まると、自転車の並進での罰金はいくらになるのか。相場と実情について解説しよう。


1回目は口頭注意が主流

自転車の並進の罰金

自転車の並進走行が警察に発見されても、直ちに交通切符が切られるということはあまりないようだ。歩道・車道問わず、法的な措置にはならないことが大半。

パトカーや白バイと並進状態で遭遇しても、ほとんどは口頭注意で済む。青切符がある車とは実際の取り締まりの光景が違う。

20歳以上の成人であっても、中学生や高校生であっても自転車の並進では、1回目は警告で終わる。

ただ、これが逆に並んで走る自転車が減らない要因ともなっている。取り締まりが甘いため、歩行者や車の通行の妨害となる行為が消えない理由ではある。

2回目からは赤切符、そして罰金に

自転車の罰金の相場

ただし、2回目からは交通違反切符が切られる可能性がかなり高い。1回目の注意でも言うことを聞かなかった場合には、罰金刑の可能性が大きい違反通告書が手渡されるだろう。

自転車は違反の重度に関係なく赤切符となる。後日検察へ出頭を命じられる。略式裁判へと進む可能性がある。

略式起訴されると、裁判所に出頭してそこで罰金刑が言い渡される。

2万円以下となっているが、実際の相場が5,000円くらいがほとんどらしい。車やバイクでのスピード違反や信号無視、一時不停止と比べると金額は低い。

しかし、青切符の車の交通違反とは違って自転車での罰金刑には前科が付く。犯罪者としての履歴が残ってしまうのは避けられない。

中学生・高校生が並進の常習犯

自転車の並進するのはほとんどが中学生や高校生であるのも確かである。学生が常習犯といえる交通違反だろう。

まだ社会的なルールや常識を知らないことが多い年齢なのか、歩道でも車道でも横2列、3列になって走っている姿が見られる。地域的な特徴がなく、全国どこでも見られる。

学校でも交通安全教室などで「並進=禁止」という教育が行われているのは間違いない。しかし、守られるケースが少ないのは否定できない。

とはいえ、罰則は誰にでも適用される。口頭注意で順守しなかった場合には罰金へと発展することもあり得る。

社会人デビューしていない中学生や高校生のあなた…自転車での並進はやってはいけません!


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