内房線と外房線の普通列車にはほとんどでトイレが付いている。基本的に6・4両編成で運転されているが、2号車に洋式トイレがある。
朝夕には10両編成で運転されるが、この場合は6+4両編成という形になっているため、合計で2か所お手洗いが設置されていることになる。
総武快速線直通列車は、1・5・11号車に同じようにトイレの設備がある。15両編成ではさらに付属編成にも1か所ある。
注意しなければならないのは京葉線直通の電車である。ラインカラーがピンク色の快速電車が京葉線へ乗り入れるものだが、ここには一切トイレがない。
4・6両編成の場合のトイレの場所
号車 | トイレの種類 | 概要 |
2号車 | 洋式 | 車椅子対応 |
4両または6両編成の場合、トイレは1つの列車に1か所設置されている。
最も千葉駅寄りから数えて2両目には洋式トイレがある。車椅子に対応していることから、スペースにも余裕があり、中は広々としている。
内房線も外房線も、現在はすべて209系で運転されているため、千葉駅以南の単独区間を走る電車であれば、すべてにトイレが付いている。
朝夕では4両+6両編成で合計で10両編成で運転される電車がある。この場合、それぞれの2号車にトイレが設置されているので、合計で2か所あるという意味になる。
総武快速線直通列車のトイレの場所
号車 | トイレの種類 | 概要 |
1号車 | 洋式 | 車椅子対応 |
5号車 | 洋式 | グリーン車 |
11号車 | 和式 | |
(12号車) | 和式 | ※15両編成の場合のみ |
総武快速線直通列車でもすべての列車にトイレが設置されている。11両編成と15両編成の場合があるが、トイレは1つの列車に最低3か所設置されている。
参照:JR総武線のトイレは何号車にあるのか!? 快速なら設置あり!
最も東京駅寄りの1号車には、普通車で唯一の洋式トイレとなっている。車椅子に対応していることから、スペースにも余裕があり、中は広々としている。
グリーン車の5号車にもトイレが設置されている。ここも同じく洋式トイレである。広さは1号車よりは狭いものの、それでも十分スペースはあるだろう。
E217系電車が使用されるが、製造されたのが古い時期のため、トイレは和式となっている箇所が多い。
最近は和式トイレを使ったことがない、あるいはできるだけ使いたくないと考える人が増えていることもあり、利用者からはあまり評判がよくない。
京葉線直通列車はトイレなし
内房線・外房線で唯一トイレがついていない電車は京葉線直通の快速電車である。
車両のラインカラーが京葉線の色を示すピンク色の電車は残念ながらトイレがまったく設置されていない。
参照:JR京葉線にはトイレがまったくない!? 特急だけが例外?
京葉線はもともと東京~蘇我間の近距離路線という形で建設されたため、内房線・外房線のように中距離電車として車両が作られていない。
すべて10両編成で運転されているが、トイレはどの車両にも設置されていない。したがって、どうしても電車に乗っている最中に用を足したくなった場合は、途中駅で降りて駅構内の御手洗を使うしかない。
ただし、一度駅を発車してから次の駅までかなり離れていて長時間走る続ける種別がある。それが平日の朝夕に運転される「通勤快速」である。
蘇我~新木場間はノンストップで30分近く走り続ける。トイレがないので、通勤快速を使う人は注意する必要がある。