JR中央線の車内トイレの有無! 区間・車両ごとに調査

車内トイレがある中央線

JR中央本線の区間および車両ごとのトイレの設置状況について。東京~高尾間の「中央線快速」と呼ばれる部分と山梨県内の「中央東線」、長野県内と名古屋口の「中央西線」でまったく事情が異なる。

都心部から放射状に延びる近郊路線の場合、通常はトイレが普通列車でも付いているのが基本である。

東海道線、総武線、常磐線、宇都宮線、高崎線ではいずれもトイレが付いている。グリーン車が連結されている路線には絶対100%に付いている。しかし、中央快速線は例外に当たる。

中央線快速で運転されているオレンジ色のE233系は、大月駅まで乗り入れるダイヤもある。東京→大月間の距離は87.8kmと近郊路線並みの長さがある。東京→高尾間でも53.1kmある。同じく都市部限定の路線という長さではない。



中央線の区間・車両ごとのトイレの有無

~中央本線の区間ごとのトイレの有無~

  • 東京駅 – 高尾駅間:トイレ順次設置中(中央線快速)
  • 御茶ノ水駅 – 三鷹駅間:なし(中央総武線各駅停車)
  • 高尾駅 – 塩尻駅間:全列車トイレあり(中央東線)
  • 塩尻駅 – 名古屋駅間:全列車トイレあり(中央西線)

JR中央線の各区間ごとのトイレの設置状況は上のようになる。

車内トイレが設置されていないのは東京~高尾間の快速線のE233系の一部、千葉~御茶ノ水~三鷹を走る中央総武緩行線の全列車である。

甲信地区の中央東線、名古屋地区の中央西線は基本的に全列車に車内トイレがある。

>>中央本線と中央線の違い、なぜ別々の名称なのか!?

中央線快速(東京~高尾)

中央線快速
車両 トイレの有無 便器の種類
E233系 一部あり 洋式便器(4号車)
209系 無し ー(洋式)
※2020年ごろより供用開始

中央線快速のE233系では順次車内トイレの設置工事が実施されている。

最終的には車内トイレはすべての車両に設置されている見込みとなっている。

タイプはすべて洋式トイレ。トイレットペーパーももちろん備え付けられている。

なお、車内トイレの供用開始の時期は2020年初めごろと予定されている。

一方の209系は完全に車内トイレが設置されていない。常磐線からの転属車で、あくまでも既存のE233系の改良工事の際の不足分の代走という形になっている。

中央線のE233系へのグリーン車の連結工事が完了したら、209系は引退する見込み。

今はあくまでも暫定的な投入という位置づけ。

中央東線(高尾~塩尻)

中央東線
車両 トイレの有無 便器の種類
211系 あり 和式
E233系 一部あり 洋式
※E233系は一部列車で大月駅まで乗り入れ。

中央東線とはJR東日本の甲信地区を走る区間。具体的には高尾~塩尻間を指す。

この区間では原則快速などの速達型の種別は走っていない。

普通列車では基本的に211系が使われている。

E233系は快速線からの直通列車で使用されるが、本数はそれほどない。

211系はすべての車両でトイレが設置されている。車内トイレがない運用は一切ない。

ただし、便器は和式便器となっている。古い型式の電車ということで洋式タイプが普及していない。

中央西線(塩尻~名古屋)

中央西線
車両 トイレの有無 便器の種類
313系 あり 洋式
211系 あり 和式
※JR東海区間は全列車トイレ有。

中央西線とは、JR東海の名古屋地区と長野県内を走る区間。具体的には塩尻~名古屋間を指す。

中津川~名古屋間では「快速」の運転もあるが、使用される車両は各駅停車でも快速でも同じ。

313系または211系で運転されている。

中央西線ではすべての車両に車内トイレが設置されている。便器のタイプは車両ごとに異なる。

313系は比較的新しい車両のため洋式。一方の古い211系は和式になっている。

313系と211系が連結されて運転している場合も多い。ただし、車内トイレはどちらか一方のみのことがほとんど。

なぜ中央線快速だけトイレなし?

中央線快速は、他の路線とは違い点がある。それは、近距離電車となっている点である。

東海道線や東北本線(宇都宮線)、高崎線、総武線快速などは「中距離電車」と呼ばれる近郊路線である。

中央線の場合、東京~高尾間では中距離普通電車はまったく走っていない。乗車券のみで乗れる電車はすべて快速となっている。

快速として運転されるオレンジ色のE233系は完全に都市部輸送に特化した車両となっている。そのため、長年にわたってトイレがまったく設置されてこなかった。

これまでグリーン車がまったくなかったのも、中央線快速は都市部の路線という性質があったためである。

かつて運転されていた201系にも車内トイレは一切設置されていなかった。

グリーン車が連結されたらトイレ設置

JR中央快速線では今後E233系にグリーン車が連結される予定となっている。これにより、従来の10両から12両編成と増結される見込みとなっている。

グリーン車に加えて普通車にも洋式トイレが設置されつつある。普通車の部分は4号車にトイレが設置されている。

2階建てのグリーン車の部分にも御手洗の設備が付く。

これまで長年中距離電車という性質がまったくなかった東京都内の中央線だが、今後は近距離輸送ならではの要素も出てくる。

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