本土と宮島を結ぶフェリーではこれまでも一部のICカードが使えるようになっていたが、それは広島地区でしか使えないPASPYとJR西日本エリアのICOCAの2つだけだった。
しかし、2018年3月より全国の交通系ICカードでも使えるようになった。そのため、首都圏で主流のSuica・PASMOでも運賃の支払いが可能になった。
宮島フェリーには次の2つの運行事業者がある。
- JR西日本宮島フェリー
- 宮島松大汽船
宮島松大汽船は広島電鉄系のフェリー事業者である。いずれも運賃は大人料金180円、子供料金90円となっている。
SuicaやPASMOなどのICカードを使った場合でも値段は同じである。
宮島フェリーで使えるICカードとは?
SuicaやPASMOなどの他の地域の交通系ICカードが使えるようになったのは、PASPYエリアが全国相互利用サービスを開始したからである。
JR西日本宮島フェリーおよび宮島松大汽船で使える交通系ICカードの具体的な種類は以下である。
- Kitaca
- Suica
- PASMO
- TOICA
- manaca(マナカ)
- PiTaPa
- SUGOCA
- nimoca
- はやかけん
ICカードのチャージ機でもこれらの他の地域のICカードへのチャージもできる。残りの残高が少なくなっても安心。
なお、クレジットカード機能が付いているカードも使える。ただし、オートチャージがされないため注意が必要。
運賃は現金支払いと同じ
運賃については、ICカードでも現金で切符を購入した場合でも料金は同じである。
首都圏だと鉄道を中心にICカードは1円単位の料金体系になっている例が多い。JRでも私鉄でも切符よりもSuicaやPASMOの方が安い例が多い。
宮島フェリーをはじめ、広島地区の公共交通機関では10円単位になっていて、ICカードでも切符でも同じ料金体系になっている。
したがって、JR西日本宮島フェリーでも宮島松大汽船でもSuicaやPASMOを使っても運賃は大人で180円、子供で90円という点では変わりない。