北陸本線の特急サンダーバード号の車両である681系・683系にはコンセントが設置されている座席があるものの、すべてに付いているわけではない。
自由席と指定席で運用される普通車では各車両の両端の座席にしかコンセントがない。それ以外の座席はスマートフォンやタブレット、ノートパソコンを充電できる設備が残念ながら付いていない。
どこにコンセントがある?
車両 | コンセントの有無 |
普通車自由席 | 各車両の両端のみ |
普通車指定席 | 各車両の両端のみ |
グリーン車 | 全席 |
大阪~金沢間を走る特急サンダーバードのほとんどは最近リニューアルされた681系または683系で運転されている。未更新車が割り当てられることは稀である。
9両編成で運転される列車ではほぼリニューアルが完了している車両が充てられる。12両編成は増結される3両ではコンセントがない可能性が大きい。
自由席・指定席のコンセントの設置状況
リニューアルが行われた車両では、普通車である自由席と指定席では各車両のデッキ寄りの座席にのみコンセントがある。
座席番号でいうと、1番と16番だ。最前列と最後列にコンセントがある。ここなら窓側でも通路側でも設置されている。
座席番号が2~15の場合は窓側・通路側問わずコンセントがまったく設置されていない。自由席でも指定席でも車両の構造は同じであるため、コンセントの有無についても変わらない。
もし電車の中でスマートフォンなどの端末を充電したいのであれば、指定席なら1番または16番の座席を予約することをおすすめする。
自由席の場合は先着順となるため、始発駅から乗るのであれば狙えるかもしれない。ただし、コンセントありの座席は人気が高いことから、すぐに埋まってしまうのも事実である。
グリーン車のコンセントの設置状況
グリーン車の場合はすべての座席に設置されている。北陸新幹線と同じように、窓側のみならず通路側の座席でもコンセントが設置されていて、だれでもスマートフォンなどを充電できる。
特急サンダーバード号で使用される681系と683系はいずれもグリーン車の座席配置は1+2型になっている。
片方は1人掛け、もう一方は2人掛けとなっている。コンセントはいずれの座席にも完全に付けられている。
ただし、グリーン車についてもリニュアル車のみが対象であり、旧式のままになっている車両にはコンセントがまだ設置されていない。
普通車とは違ってグリーン車には多額のコストが費やされていることもあり、充電設備も充実している。
普通車も含んだ全席にコンセントが設置される日はもっと後の将来になるだろう。