JR湘南新宿ライン、なぜ池袋~赤羽で遠回りするの?

遠回りの湘南新宿ライン

JR湘南新宿ラインの池袋~赤羽では田端駅付近を経由するためかなり遠回りしている。なぜ埼京線のように一直線に近い線路を通らずにぐるっと回っていくのか。これに理由はあるのか。

所要時間は、板橋と十条に停車する埼京線の方が途中駅なしの湘南新宿ラインよりも1,2分短い。

前者はほぼ直線で結ばれているため、2駅止まった場合でも先に到着する。後者は遠回りして、しかも徐行区間があるために所要時間が長くなっている。

路線 所要時間(標準) 途中の停車駅
湘南新宿ライン 10分 なし(ノンストップ)
埼京線 9分 板橋・十条(2駅)

池袋~赤羽間の所要時間は標準ダイヤで、湘南新宿ラインは10分、埼京線は9分となっている。途中2駅に停車する埼京線の方が、ノンストップの湘南新宿ラインよりも早い。

埼玉から神奈川まで乗り換えなしで移動できる電車として使う人はかなり多いが、池袋~赤羽ではやや無駄な動きをしているといえる。

こんな理由で遠回りする!

  • 貨物線を走るため(田端駅付近を経由)
  • 埼京線の線路は使えない

湘南新宿ラインの大宮~横浜では貨物線を走行している。池袋~赤羽の区間についても東北貨物線の線路を使っているが、この貨物列車用の線路が田端駅を経由していることから、湘南新宿ラインの電車もぐるっと迂回している。

埼京線の線路を使えばいいのではと考えるところだが、途中に2駅ある埼京線を利用してしまうと、これらを通過するわけにはいかなくなる。

さらに、赤羽駅付近で東北貨物線へ移動できるポイントも存在しない。もし仮に埼京線の線路を借りることとなると、赤羽以北も同じところを走るということになってしまう。

こうした理由から、湘南新宿ラインの電車は貨物線を走りながら田端駅付近を経由して運行されているのである。

なお、湘南新宿ラインが大崎~戸塚にて横須賀線の線路を走る理由もこれと同じである。貨物線を走るために武蔵小杉経由の品鶴線を走行している。東海道線・高崎線直通の快速系統も横須賀線を走るのは、要因は池袋から赤羽駅にかけての例と一緒。




湘南新宿ラインを使う人とは?

池袋~赤羽の所要時間が長めになり、さらに湘南新宿ラインの本数は1日を通して少ないこともあって、この区間のみを使う人は埼京線に流れやすい。

板橋駅と十条駅では乗客の入れ替えがあることもあって、埼京線の方が使い勝手がよい。近距離利用者は埼京線のシェアが大きい。

それでも湘南新宿ラインはいつも満員電車の状態になっていて混雑が激しい。その理由は利用者層にある。

湘南新宿ラインは東海道線内や宇都宮線・高崎線内からの乗客が多い。池袋~赤羽間では、大宮駅以北からの乗客が多数派である。

大宮~池袋間の所要時間は湘南新宿ラインが25分、埼京線が快速で27分が標準となっている。しかも、埼京線の快速は20分に1本しか走っていない。

こうなると毎時4本走っている湘南新宿ラインの方が本数の面で有利になり、さらに所要時間でも上回る。

利便性から大宮駅以北の駅を乗り降りする人は湘南新宿ラインの方が埼京線よりも使い勝手がよい。

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