ヤマト運輸の宅急便の荷物について、時間指定なしの場合だと何時頃に届け先配達されるのか。最短便だと午前中に到着するが、その日のうちに来るのか。
運送会社の中でもヤマト運輸は時間に正確な企業だといわれている。遅延が少なく、正確なリードタイムということで顧客満足度が高い。
時間指定なしでも午前中が多数
時間指定のあり・なしで配達される時間帯が大きく異なる会社も結構ある。しかし、ヤマト運輸の場合は時間指定がない場合でも比較的早めに届けられることが多い。
所要日数とエリア | 時間指定なしの配達時間帯 |
翌日 | 翌日の午前中 |
翌々日 | 翌々日の午前中 |
3日後 | 3日後の午前中 |
通常だと最短日の午前中には配達に来ることが多い。発送から翌日配達が可能な地域では、次の日の午前中には届く可能性が高い。
具体的に言うと、午前9:00~正午の12:00の間で配達される。午前指定がある場合はなおさらになる。
翌々日の配達となるエリアでは2日後の午前中に配達される可能性が大きい。こちらもまた、午後になる可能性は小さい。
途中の交通事情によって、発送店から到着店までの幹線輸送でトラブルが発生するなどした場合、あるいは中継地点で問題が生じた時は確かに遅れてしまう。
しかし、何もなければ最短日の午前中には自宅にセールスドライバーがやってくる。
午前指定の荷物が優先される
ただし、時間指定なしの荷物だと午前中指定がかかっているものと比べると優先順位は下がる。
遅延率が低いヤマト運輸でも人員配置や周辺の交通状況によってはすべての荷物を午前中に配達を終えるのは厳しいケースが少なくない。
幹線輸送がやや遅れ気味になれば、配達担当の営業所へ到着する時間帯も遅れる。これに伴って、荷物の仕分けも思うように進まず、配達へ向かう時刻も遅れる。
このような状況下では、まず正午までに届けることを希望している届け先への配達が優先となる。時間指定なし=いつてもOKという意味でもあるため、午後にずれ込む。
ただし、夜遅くになる可能性はかなり低い。ヤマト運輸の場合は、午前中には間に合わなかった場合でも、15時頃には配達される例がほとんどである。
ゆうパックの日本郵便や飛脚宅配便の佐川急便のように夜遅い21頃にまで遅れる可能性はかなりレアではないか。
- ちょっとした遅れ→12~16時頃の午後に配達
- 大規模な遅れ→1日遅れの午前中以降
- 大規模な交通障害→配達の見込みなし
また、大規模な輸送障害が起こった場合は所要日数の範囲内でも届かない可能性がある。
最近は長距離輸送はヤマト運輸でも貨物列車による鉄道輸送に切り替えつつある。しかし、JRで運転見合わせなどが発生すると貨物列車も停止してしまう。
鉄道は復旧までに時間を要することが多い。このような大規模な障害が生じると翌日、あるいは翌々日でも配達は困難になる。
時間指定ある・なしを問わず大幅に遅れるのは避けられない。
追跡サービスの履歴が更新停止の場合
稀にあるのが追跡サービス「荷物のお問い合わせ」の更新が止まっていて、しかもいつまで経っても配達されないケースだ。
途中の経由地(ベース)や到着店を通過する際には送り状のバーコードがスキャンされて、今どこにいるかがわかる。
しかし、更新が止まっていてまったく情報がないこともある。追跡番号を入力しても、「○○営業所を発送」で終わっている例がこれに当たる。
理由として考えられるのが紛失事故である。特に小さい荷物だと行方不明となってしまうケースがある。
もしいつまで経っても荷物が配達されず、追跡サービスでも更新の形跡が見当たらない場合は電話で問い合わせてみることをおすすめする。
紛失事故は決してゼロであるわけではない。これはどこの運送会社にも当てはまる共通点ともいえる。