郵便物の発送から配達までの所要日数について翌日午前中となっていてもそれが届かない時がよくある。正午までに配達に来ないで遅れる確率はどれくらいになるのか。
日本郵便では普通郵便・速達郵便のほかにゆうパックやレターパックなども取り扱っている。遅れる確率についてはどれも決してゼロではない。
時間指定に厳格といわれているヤマト運輸と比べると日本郵便の所要日数はそれほど正確であるとは言えない。
日本郵便の輸送サービス各種の遅れる確率
日本郵便で取り扱っている輸送商品各種の遅れる確率は以下のようになると予想する。
サービス | 遅延する確率 | |
普通郵便 | 約20% | |
速達郵便 | 1%未満 | |
ゆうパック | 約5% | |
レターパック | 約5% |
ここで言う遅れとは、本来配達されるのが好ましい時間帯を過ぎて配達された場合のケースである。
発送日から翌日午前の配達が標準所要日数となっている場合、翌日の午後意向に届いたものは遅れと判断する。それが起きる確率は上の表になる。
参照:普通郵便の配達日数が遅れる確率は20%!? その理由とは?
速達郵便は比較的遅れる可能性が低い。スピードが第一に考えられている輸送サービスであるため、最短日数で届けられる確率が大きい。
ゆうパックやレターパックはやや遅れる可能性が高い。所要日数や時間帯の正確さはあくまでもちょっとした付加価値という位置づけになっているためだ。
そして、普通郵便が最も遅れるケースが多い。料金の安さが第一で、配達日や時間帯はあまり重要視されていない。
午前中は間に合わない可能性大
発送元や届け先の地域によって所要日数が大きく違ってくるが、「翌日」や「翌々日」でも午前と午後では到着の正確さが違ってくる。
配達の件数が多いのは圧倒的に午前中である。9~12時頃までの配達を希望する人が多い。特に企業などの法人では午前中着を求める声が大きい。
そのため、郵便の配達事情も午前中はひっ迫しやすい。「お届け予定日」が翌日の午前となっていても、その期限となる正午を過ぎても来ない例が続出するのはこのためだ。
例えば、ゆうパックの場合、年末や3月、7月下旬~8月上旬のような繁忙期になると午前中配達の希望を出して時間指定しても届かない可能性は結構大きい。
午前・午後の区別があるレターパックでも、こうした繁忙期では若干ずれ込むケースが続出する。午前中の配達が厳しいのは確か。
午後になっても郵便配達がない
午前中のお届け予定の場合、大抵の場合はその日の午後になれば無事に配達される可能性が大きい。
しかし、中にはその日が終わっても結局届かなかったという例も少なくない。当初の予定日の次の日以降になってしまう。
考えられる理由としては以下が挙げられる。
- 交通障害
- 引受数の多さ
- 仕分けミス
高速道路が渋滞していたり、通行止めになったりするとリードタイム内では配達担当の郵便局に到着しないことになりやすい。
貨物引受数が多くなるのもまた午後になっても届かないほど遅れる原因となる。繁忙期はこれが起こりやすい。
そして、最後に仕分けミスだ。人為的なエラーだが、発送郵便局や経由地で仕分けのミスによって配達担当ではない別の郵便局へ行ってしまう。
このような仕分けにミスによって郵便の配達がなかなか来ないという出来事も結構あるようだ。