主要鉄道事業者ごとの「土日回数券」の有無! 使用条件も

土日回数券

主要鉄道事業者の「土日回数券」の取り扱い有無について一覧化。導入している所、未導入の所の双方があって、すべての会社で存在するわけではない。

鉄道事業者では大きく分けるとJR・私鉄・地下鉄に分類されるが、私鉄・地下鉄の一部で取り扱っている。

土曜日・日曜日・祝日の「休日ダイヤ」で運転される日に使える回数券で、基本的に10回分の普通運賃で14回分乗れる仕組みなのは共通。


各地域ごとの土日回数券の取扱状況

各地域ごとの「土日回数券」の取り扱いの有無は地域性の特色が出ている。

大都市圏の土日回数券の取扱状況

  • 関東地区:都営地下鉄以外の私鉄・地下鉄
  • 東海地区:該当なし
  • 近畿地区:大阪メトロ・京都市営地下鉄以外の大半の私鉄

参考:主要鉄道事業者ごとの「時差回数券」の有無! 使用条件も

大手私鉄・中小私鉄のいずれも同じ。

JRグループでは全社「土日回数券」の取り扱いはない。あくまでも普通回数券にとどまる。

関東地区(首都圏)

関東地区(首都圏)
鉄道事業者 土日回数券の有無 割引率
JR東日本 ×
東武鉄道 28%(10回分の普通運賃料金で14回枚つづり)
京成電鉄 28%(10回分の普通運賃料金で14回枚つづり)
西武鉄道 28%(10回分の普通運賃料金で14回枚つづり)
京王電鉄 28%(10回分の普通運賃料金で14回枚つづり)
小田急電鉄 28%(10回分の普通運賃料金で14回枚つづり)
東急電鉄 28%(10回分の普通運賃料金で14回枚つづり)
京浜急行電鉄 28%(10回分の普通運賃料金で14回枚つづり)
相鉄 28%(10回分の普通運賃料金で14回枚つづり)
東京メトロ 28%(10回分の普通運賃料金で14回枚つづり)
都営地下鉄 ×
横浜市営地下鉄 28%(10回分の普通運賃料金で14回枚つづり)

関東地区の鉄道事業者ごとの土日回数券の有無は上記の通り。

大手私鉄では「土日回数券」を取り扱っている。休日ダイヤで運転される、土曜日・日曜日・祝日に利用可能。

10回分の普通運賃分の料金で14回分付いてくる。

都営地下鉄とJR東日本では取り扱いがない。

◎土日回数券がある中小私鉄

東葉高速鉄道(時差回数券と同じ)、北総鉄道、埼玉高速鉄道、横浜シーサイドライン(時差回数券と同じ)

次の中小私鉄に当たる鉄道事業者では土日回数券は発売されていない。

東京臨海高速鉄道(りんかい線)、東京モノレール、多摩モノレール、ニューシャトル、江ノ島電鉄、箱根登山鉄道、伊豆箱根鉄道、伊豆急行

いずれも普通回数券のみ、もしくは回数券そのものがない。

中部地区(東海)

東海地区
鉄道事業者 土日回数券の有無
JR東海 ×
名古屋鉄道(名鉄) ×
名古屋市営地下鉄 ×
※名鉄、名古屋市営地下鉄では回数乗車券自体の取り扱いがない

回数券を発売しているのはJR東海のみだが、「土日回数券」の発売は一切ない。

名鉄と名古屋市営地下鉄では回数券そのものの取り扱いがない。

名古屋臨海高速鉄道(あおなみ線)、愛知環状鉄道、東海交通事業(城北線)、遠州鉄道などの中小私鉄でも取り扱いなし。

参考:回数券を発売していない主要鉄道事業者とその理由

近畿地区(関西)

近畿地区
鉄道事業者 土日回数券の有無 割引率 
JR西日本 ×
近畿日本鉄道(近鉄) 28%(10回分の普通運賃料金で14回枚つづり)
南海電鉄 28%(10回分の普通運賃料金で14回枚つづり)
京阪電鉄 28%(10回分の普通運賃料金で14回枚つづり)
阪急電鉄 28%(10回分の普通運賃料金で14回枚つづり)
阪神電鉄 28%(10回分の普通運賃料金で14回枚つづり)
山陽電鉄 28%(5回分の普通運賃料金で7回枚つづり)
大阪メトロ ×
京都市営地下鉄 ×
神戸市営地下鉄 28%(5回分の普通運賃料金で7回枚つづり)

近畿地方の鉄道事業者では、私鉄では特に「土日回数券」の発売には積極的。

大手私鉄は全社にて取り扱いがある。

普通運賃10回分の料金で14枚分が付いてくるタイプが多いが、一部では5回分で7枚綴りのところもある。

阪急電鉄では「ハーフ土日回数券」というタイプもあり、5回分で7枚綴りも購入可能。

◎土日回数券がある中小私鉄

泉北高速鉄道、神戸電鉄、能勢電鉄、大阪モノレール、神戸新交通(六甲ライナー・ポートライナー:時差回数券のみ)、北神急行電鉄

関西地区では基本的に中小私鉄でも「土日回数券」を取り扱っている。

ほかの地域と比べるとかなり積極的な姿勢を見せている。

九州地区(福岡)

九州(福岡地区)
きっぷの種類 土日回数券の有無
JR九州 ×
西日本鉄道(西鉄) ×
福岡市営地下鉄 ×
※福岡市営地下鉄は回数券そのものの取り扱い無し。

福岡地区を中心とする九州地方の鉄道事業者では、西日本鉄道、福岡市営地下鉄いずれも「土日回数券」の発売は一切ない。

福岡市営地下鉄に至っては、そもそも回数券そのものが発売されていない。

その他の地域

鉄道事業者 土日回数券の有無
JR北海道
JR四国
×
札幌市営地下鉄 ×
仙台市営地下鉄 ×

他の大都市圏といえば札幌都市圏と仙台都市圏だが、いずれの公営地下鉄もそもそも回数券そのものの発売がない。

独自の交通系ICカードを発行していて、ポイント制度が充実していることもあり、回数券は過去に廃止した経緯がある。

割引率は28.6%

◎主な回数券の割引率

  • 普通回数券:9.1%(10回分で11枚)
  • 時差回数券:16.7%(10回分で12枚)
  • 土日回数券:28.6%(10回分で13枚)

※鉄道事業者で上記とは異なる事例あり。

「土日回数券」の発売があるところでは、割引率は普通乗車券に対して28.6%引きである。

普通回数券では9.1%、時差回数券では16.7%という割引率のため、土日回数券はそれよりも大きいことがわかる。

10回分の普通運賃の料金で14枚分の回数券が付いてくるのは基本。

一部の私鉄では5回分で7枚分となっているところもあるが、割引率はいずれも変わらない。

もし土曜日や日曜日、祝日だけに電車に乗るのであれば、土日回数券が大幅にお得ということになる。

その他、回数券に関する各種のルール

主な項目 内容
購入・発売 時差回数券の取扱有無土日回数券の取扱有無回数券がない(廃止)鉄道会社
利用上の注意点、禁止事項 複数人での使用定期券との併用
運賃・料金 乗り越し精算の鉄道事業者ごとの計算式有効期間
新幹線回数券(トクトクきっぷ) 乗り越し精算の計算式変更の可否と条件払い戻し

上記の記事にて回数券に関する条件や注意点について解説。在来線と新幹線では事情が異なり、さらに鉄道事業者でも取り扱い条件が大幅に違う。