都会暮らしは疲れる!? 人生が消耗する理由を考察

疲れる都会暮らし

都会の暮らしは疲れる要素がたくさん存在する。東京や大阪といった大都市は、人々が多く集まる街であるが、実際の生活は決して楽しいものではない。

人生が消耗する場所といっても過言ではない。地方の田舎、あるいは県庁所在地レベルの中規模都市と比べて暮らすには問題がある。

通勤ラッシュの満員電車、不動産を中心とする物価の高さ、さらには希薄な人間関係などはデメリットと判断できる。


都会暮らしが疲れる理由

都会暮らしの欠点 詳細
通勤は満員電車 朝と夕方は他人と体が接するほどの非常に激しい混雑に
どこ行っても人混み 人口過多のため、どこに行っても人混み
物価が高い 中でも不動産の物価は地方の数倍以上と飛びぬけて高い
人間関係が希薄 地域との繋がりが薄く、人間関係が非常に希薄になりやすい

都会における暮らしのデメリットとしては、上のような内容が挙げられる。いずれも日々の生活が非常に疲れる原因となる。

「まだ東京で消耗しているの?」というタイトルのブログが有名だが、都会と地方それぞれのイメージと現実はまさにこれの通りではないか。

特に問題なのが人の多さである。「東京一極集中」という言葉があるが、社会問題ともなっている。これは、人口収容の能力を超えていることを意味している。

都会の満員電車

通勤ラッシュとなる朝夕は鉄道・バスともにどこの路線も例外なく満員になる。

単に人が多いというだけでなく、あまりの需要の大きさに乗客は他人と体が接するほどのレベルに達する。地方ではありあえない。

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公共交通機関の車内だけではない。街の至る所も人混みである。駅前の通りからショッピングセンター、飲食店の待ち時間も地方よりひどい状況になっている。

これらに耐えられるほどの人であれば、都会での暮らしはそれほど疲れるものではないかもしれないが、地方の田舎の事情を経験したことがある人なら、都会=地獄となる。

地方の田舎のイメージと実際の現実

田舎の悪い点 正誤 詳細
買い物が不便 誤り 地方でも少なくとも県庁所在地クラスの街なら大型商業施設が複数立地
交通の便が不便 正しいが 鉄道は本数少・運賃高で不便だが、マイカーさえあれば問題なし
給料水準が低い 誤り 都市手当がないが、物価も安いため相対的にはむしろ都会より上にも
遊ぶところがない 誤り アミューズメント施設は有り、地方にないのはディズニーとユニバ程度
近所付き合いが大変 一部正しい 地域社会とのつながりが面倒なのは農村部だけ

都会には何もかもが便利で他人からの干渉が少ないというメリットがあると思われがちだが、それは地方にも当てはまることも多い。

都市部の人が想像する地方のイメージは、農村部である「田舎の中の田舎」である可能性がかなり大きい。

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買い物が不便は噓

買い物が不便な田舎

都市部だと買い物が便利という話を聞く。自宅の近くにスーパーやコンビニが複数あり、大型商業施設へのアクセスも良いのが都会ならではのメリットであろう。

しかし、地方部が不便かというと必ずしもそうとは限らない。少なくともある程度人が住んでいる地域であれば、田舎であってもスーパーやコンビニなど日常生活に必要なお店は立地する。

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本当に買い物が不便なのは「限界集落」と呼ばれるど田舎に限られる。

山間部では確かに日常生活に支障が出るほどお店が存在しないところがあるが、それはほんの一部の地域に限った話である。

交通の便が悪い

鉄道が不便な田舎

東京や大阪をはじめとする大都会は鉄道社会が浸透していて、どこにでも行けるほど路線網が充実している。

本数も5~10分間隔で走っていて、運賃もJR・大手私鉄ならそれなりに安い水準となっている。

一方の地方部になると鉄道事情が悪い。これは確かな事実だろう。本数は毎時1本程度、運賃は都市部の2、3倍と高いことが多い。

とはいえ、地方部の交通手段は鉄道・バスが中心ではない。マイカーこそが主役である。自家用車さえあれば、どこにでも行ける。

人口が少ないため、都市部より渋滞も少なく、移動に不便であるとは言い難い。交通の便が悪いというのは、あくまでも鉄道・バスに限った話である。

給料水準が低いが、支出も少ない

地方部は物価が安い分、給料水準が低い。しかし、都市部は不動産を中心とした物価がものすごく高い。

結果的に支出も地方の方が少ない。貯金ができるのは圧倒的に田舎であろう。都会に住んでいる限りは貯蓄も消耗するほど。

金銭的に貧困になるやすいのは都会の事情であって、収入の金額だけで判断するのは間違っている。

遊ぶところがない

遊ぶところがないという点についても、それが事実なのは農村部だけになる。地方都市になれば、繫華街やアミューズメント施設はある。

大都市にはあって地方部にはないものといえば、ディズニーランド・ディズニーシー、ユニバーサルスタジオくらいではないか。

これらのテーマパークなら確かに地方にはない。日本を代表するような東京・大阪などにしかない。

しかし、それ以外の遊ぶ場所なら地方でも選択肢が用意されている。この点も誤ったイメージと判断できる。

近所付き合いは都市部と同じ

>>田舎は陰湿!? 村八分やプライバシー侵害の背景を分析

近所付き合いは、一戸建て住宅なら基本的に都市部とまったく同じである。

プライバシーの侵害や干渉があるという印象があるが、それはあくまでも農村部に限った話である。

分譲住宅街や新興住宅地ならそのような近所との密接な関係は基本的にないと考えてよい。

地域の自治会の活動や運動会・清掃活動・寄合に参加しないと村八分にされるというニュースがしばしばみられるが、こちらも農村部に限った話である。

核家族世帯が中心の住宅街ではレアなケースである。

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