JR相模線はなぜ単線? 複線化されていない理由とは何か!

JR相模線は茅ヶ崎~橋本間の全線に渡って単線となっている。上下線で合わせて片側方面分の線路しかないため、輸送力が大幅に小さい。地方のローカル線のような存在となっている。




複線となっているのは、橋本~八王子間の横浜線内の区間に限られている。この部分は、JR横浜線と線路を共有している。

相模線単独の区間は茅ヶ崎~橋本間だが、この区間では駅構内を除いてはすべて単線となっている。

相模線の205系

なぜ、相模線は首都圏の郊外のベットタウンを走る路線であるにも関わらず、未だに単線となっているのか。今までずっと複線化されたなった理由とは何か。

かつては本当にローカル線だったから

JR相模線は、今では首都圏の郊外を走る通勤路線となっている。しかし、以前は地方のローカル線と同じような路線だった。

国鉄時代は長い間非電化路線だった。車両は今のような電気モーターで走る電車ではなく、ディーゼルカーと呼ばれる気動車で運転されていた。1編成あたりの車両数も2両編成が多く、完全に田舎の鉄道路線だった。

もっとも、沿線の風景も今とは全く異なっていた。まだ住宅街や工業地帯の開発も進んでいなかった。

乗客の数も今より大幅に少なかったため、高度経済成長期の頃の相模線では、需要は少なかった。

工業地帯

しかし、都市部の地域が郊外に拡大していくにしたがって、相模線の沿線も開発されていった。乗客の数も増え、非電化ローカル線のような状態では、輸送力不足になっていった。

そこで、国鉄がJRに民営化されてからは、相模線では電化された。4両編成の列車が標準となり、輸送力は強化された。

ただ、複線化までには至らなかった。線路を増やすとなると、用地買収が必要にあり、長期間続く事業となるため、JR東日本でも消極的だったようだ。



複線になる予定は今後もない?

JR相模線において複線化される予定は、今のところは具体化されていない。沿線の字事態では、複線にすることを要請しているのは確かである。しかし、費用対効果から事業化には至っていない。

複線にするには、もう1本線路を敷かなければならないが、そのためには土地が必要となる。膨大なコストがかかり、しかも地権者との交渉がうまくいかない可能性も考えられる。

それに見合った需要があるかというと、答えはNOだろう。人口の減少も懸念されている現代では、今更複線化する必要がないというのが本音ではないか。

したがって、JR相模線にて複線化が実現する可能性はかなり低い。今後も単線の状態が続くと思われる。

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