京王線は関東地区の中ではトップクラスに入るくらい混雑する路線である。日中であっても満員電車になっていることが多い。
新宿駅を拠点に八王子、または相模原線を通って橋本まで線路を伸ばす私鉄であるのが京王であるが、利用者数が多くてかなり混雑する路線としても有名である。
朝のラッシュ時は運行本数がほぼ限界まで達している。しかし、それでもすし詰めの状態になっている例が多い。
しかも、線路容量が限界に達しているため先行列車に後続が追いついて止まってしまう場合もある。中でも明大前駅は渋滞ができるほどだ。
特急・準特急は常に混雑!
京王線の最速列車であるのが「特急」だ。「準特急」はそれに2駅多く停車する列車である。停車駅が一番少ない種別だが、乗客が殺到して常に混雑しているのも特徴であるといえる。
もちろん、特急の運行本数は多い。日中の時間帯であっても新宿~調布間は毎時9本、八王子方面には毎時6本つまり10分間隔で走っている。相模原線の橋本方面には毎時3本、20分間隔で走っている。
速達列車の本数の多さではほかのどの私鉄よりも多い。しかし、一方で混雑が激しいことでも首都圏でトップクラス。
下りは新宿駅から乗らないと座席に座るのは難しい。上りも始発駅に近いところでないと席は空いていない。しかもほとんどの利用者の目的地は新宿または明大前で乗り換えて井之頭線経由渋谷であるため、途中から席を確保できる見込みも少ない。
急行は比較的空いている
急行・区間急行に関しては、日中の時間帯であれば比較的すいている。遠距離ユーザーは特急・準特急に流れるため、急行系の電車を使う人は短距離移動の乗客がメインである。
途中駅から乗っても座席を確保できる可能性は高い。仮に座れなかったとしても途中の停車駅からは空席ができて座れることが多い。
ただし、ラッシュ時間帯は論外。常に満員の状態が続いている。停車駅があったとしても降りるどころか大量に人が乗ってくる。各停も同じ状態であるが、ラッシュ時は快適性を追求できるような環境ではない。