冷房(クーラー)は何度以上になったらでつけるのが最適か調査

冷房(クーラー)は何度以上になったらつけるのがよいのか。夏の室内と外の気温の目安について、それぞれ調査してみた。

結論を言うと、家の中の温度が28℃以上、外の気温が30℃以上になると冷房がないときつい。よってこれがクーラーをONにするかしないかの温度の目安になる。

時期で言うと、猛暑が毎年のニュースに取り上げられる関東から九州の地域では5月下旬~10月初旬までの夏の季節が該当する。


冷房をつける室内温度の目安

<室内気温と冷房をつける基準>
室内温度 冷房なしの環境での感想
25℃ 余裕で問題ない
27℃ ギリギリセーフ
28℃ じっとしていても汗が出ることも
30℃ 何もしなくても汗をかくほど

苦しくてじっとしていられない

32℃ 冷房なしではとてもいられない
35℃以上 論外

冷房なしでいられる室内の気温の限界は30℃くらいである。これ以上になるととてもクーラーなしではいられない。

ただし、クーラーが欲しいと感じるのは28℃前後になる。ここまで気温が上がると何もしなくてじっとしていても暑いと感じる。

扇風機でも頑張れ問題ないと感じる人もいるが、あくまでも冷房をどうしてもつけたくない場合の手段に他ならない。

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クーラー=電気代がかかる悪い機械と考えも高齢者を中心に考えている人もいるようだが、もし費用をけちってまで我慢していると熱中症に陥る危険性がある。

25~27℃は余裕セーフ

室内気温が25℃程度なら、冷房がない状態であっても体を動かしていない限りは特に問題ない。

湿度があまりにも高い場合は汗ばむこともあるが、湿度が80%以下の状態なら特に暑いとはあまり感じないだろう。

27℃辺りはクーラーなしでいられるボーダーラインになる。ここまで気温が上がると冷房が欲しいという気持ちになってくる。

じっとしていても汗ばんでくる。アイスクリームやかき氷、あるいは冷たい飲み物がほしくなる基準でもある。

28℃以上は冷房が必要

28℃を超えると本格的に蒸し暑くて不快感を多いに感じる。じっとしていても、物事に集中できないレベルに達する。

室内気温が28℃の場合、日中なら外の気温はすでに30℃以上になっているはず。真夏でクーラーをつけるのが好ましいとされる基準を満たしている。

クーラーなしのまま無理矢理過ごしていると熱中症になってしまう可能性がある。水分を適度に取るのは当たり前だが、それに加えて冷房をONにすることも健康管理の面では大切。

30℃以上は絶対不可欠

室内気温が30℃ということは、昼間なら外は35℃以上の猛暑になっていると考えられる。

この時点でクーラーなしでいるのはとても不可能に近い。何もしない状態でも汗をかくはず。とても家の中で過ごし続けるのは困難なレベルを十分満たしている。

電気代をケチるなどして冷房をつけることを我慢しているのはとても体に悪い。大量に汗をかくため、熱中症のリスクも大幅にアップする。

クーラーをつけていなかったために室内で熱中症になる人も30℃以上の気温の中で冷房無しで過ごしているケースが多数である。

冷房をつける外の気温の目安

<外の気温と冷房をつける基準>
外の気温 暖房の必要性
25℃ 不要
28℃ 冷房ONの基準
30℃ 冷房なしの限界
32℃ 絶対必須
35℃ 論外

冷房をつける・つけないの判断基準は基本的には室内の温度となるため、外の気温はそれほど大きな意味を持たない。

ただし、室内に温度計がないという家庭も少なくはない。そんな人のために目安として上のような基準を作ってみた。

太陽の日光がなくて、気温が低い状態であれば、室内の温度もそれほど上がらない。一方で直射日光が入ってくる部屋はあっという間に熱帯室となる。今回はこれらを平均的に考えて目安を割り出した。

25℃は余裕で冷房不要

25℃の場合は、室内気温で述べたのと同じように冷房が必要となるほどの気温ではない。

外の気温の場合なら、湿度に関係なくクーラーを必要と感じるほどにはならない。湿度が高いときとはたいていの場合は雨の日に該当する。

雨なら太陽の直射日光がないため、気温に対して室内の温度はそれほど高い数値にはならない。

28℃は冷房ONにする1つの基準

28℃になると、冷房をつける基準の1つになる。人によって感じ方が変わってくるため一概には言えないものの、クーラーがないとやや不快感を感じる。

室内の気温は、直射日光なしなら27℃前後になるところが多い。北向きの部屋なら必要ないかもしれにが、南向きはつらい。

したがって、気温だけで判断すれば冷房なしでもギリギリ耐えることは可能だが、直射日光が入るなら冷房が必要になる。

カーテンやブラインドを閉めていても太陽の熱が少なからず入ってくるため、これを占めていても冷房はほしい。

30℃以上は冷房が完全に必要

外の気温も30℃以上になると、どんな天候であれ冷房が必要になるだろう。晴れていれば室内気温は30℃を大幅に超えてくる。曇り・雨の日は今度は湿度が高いためムシムシする。

30℃以上でクーラーが無い環境で過ごすのはやはり危険。熱中症対策のことを考えると必ず冷房のある環境にいるのが好ましい。

周辺の住居を見ても、外の気温が30℃以上となっている日はどこもコンプレッサーが稼働している。つまり、クーラーが稼働していることを意味する。

冷房がついていないのは「異常」と捉えてもよいレベルでもある。

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