エアコンの寿命は何年!? 買い替え時期の目安

エアコンの寿命

エアコンの寿命は何年なのか、買い替え時の目安について調査してみた。耐久性は平均すると10~15年ほど。これくらい使用すると故障の頻度が高くなる。

寿命であることを知らせるシグナルとして、水漏れ、異音、室内が冷えない・暖まらないという不具合が挙げられる。

10年以上使っていると徐々に不調に陥りやすくなる。修理することもできるが、数万円かかる上再び故障するリスクがあることから、いったん壊れれば新品を購入するのが安上がりになりやすいのも確か。


エアコンの寿命の目安

使用頻度 用途 耐用年数
高頻度 いつもフルパワー 7~10年
やや高頻度 フルパワーで使用し続けることもある 10~13年
ふつう 設定温度を冬は20~22℃、夏は26~28℃ 12~15年
低頻度 1年間に数回しか使わない 7~12年

エアコンもメーカーや使い方次第で寿命の年数が変動するのは確か。機械製品である以上、作りの出来具合でも変わってくる。

1年間の中でもエアコンを稼働させる日が多くて、しかもフルパワーで使っている人はやはり寿命は短い。10年も持たないことも確率的に上がる。

時々フルパワーで使うが、普段はごく一般的な使い方で機械に過剰な負荷がかからないように使用した場合、耐用年数は10~12年くらいになる。

そして、暖房でエアコンを使う冬は設定温度を20~22℃、冷房の夏は26~28℃に設定しるような使い方なら「ふつう」になる。エアコンにやさしい使い方であるため、12~15年くらいは持つ。

一方で使用頻度が低いと逆に故障しやすくなるのも確か。稼働する日が1年間に数日~30日ほどの場合だと動かさないことが原因で寿命が縮む。7~12年程度が妥当な数値だろう。

寿命を知らせるシグナル

エアコンの寿命のサイン

エアコンの寿命を知らせるシグナルとしては、いくつかある。長年使っているうちに、いずれは故障が起こる。壊れた時がその合図だろう。

<寿命シグナル>

  • 水漏れ
  • 異音(カクカク・ガタガタなどの音)
  • 暖房なのに暖まらない
  • 冷房なのに冷えない

水漏れ、異音

水漏れや異音ならだれでも気付く故障である。室外機ではなく室内の床に水が垂れている姿が確認されれば、それは水漏れであると判断できる。

異音は通常とは変わった音が聞こえる現象を指す。「カクカク」や「ガタガタ」といった音は正常運転では聞こえないはず。

それなのに聞こえるということは何かしらの異常が発生している場合になる。寿命を知らせるシグナルの1つになる。

変な音が生じる現象は室内機だけではない。室外機(コンプレッサー)でもいつもとは違う音が聞こえるのであれば、圧縮系統に何か問題が生じていることが考えられる。

購入してからすでに10年以上経過しているなら、買い替えの時期を迎えたのかもしれない。

エアコンの効果がない

エアコンが効かないトラブル

さらに、エアコンをつけているのに室内の温度が変わらないという現象もシグナルの1つに当たる。

暖房の場合、エアコンをつけているのにいつもよりも部屋が暖まるのが遅かったり、まったく気温が上がらないとそれは壊れていると判断できる。

冷房の場合はその逆。エアコンをつけているのにいつもよりも部屋が冷えるのが遅かったり、まったく気温が下がらない時、それは故障の証拠だろう。

暖房=暖かい風が出てこない

冷房=冷たい風が出てこない

このような現象が起きていて、エアコンが購入してからすでに10年以上経過しているなら、寿命を迎えたの可能性はかなり高い。

買い替え時期の平均

<まとめ>

  • エアコンの買い替えまでの使用年数の平均=約13年
  • 買い替えの理由=約6~7割が「故障」

平均を見ると13年ほどで新品に交換する事例が多い。買い替えの理由については、その中の約6~7割が故障である。

3分の2の人たちは壊れたことが原因で新たにエアコンを購入する。

15年以上も使い続けているケースは少なく、電化製品という性質上、いずれは壊れてしまう運命になるのは確か。

消費電力が大きい旧式のエアコン

さらに、旧式のエアコンは消費電力が大きいというデメリットがある。最新鋭の製品は省エネに特化しているため、消費電力は年々小さくなっている。

電気代の節約の点もエアコンの買い替えの理由になっている事例も多く、10~15年で交換が推奨されている理由でもある。

<下記も参照>

エアコンの耐久年数の限界

使用年数 限界までの状況
5年 まだまだ余裕
7年 使い方が機械に悪いと寿命になるかも
10年 まだ正常に動く事例が多い
13年 エアコンの寿命の平均値
15年 安い製品だともう限界
18年 いつ壊れてもおかしくないレベル
20年 もはや限界

エアコンの使用している経過年数ごとの感想は上のような感じになる。

10年くらいまでなら特に大きな心配をする必要がない印象。本格的に買い替え時期を意識するのは10年が経過してからになる。

13年辺りは寿命の平均値ということもあって、いつ壊れるか不安になってくる。普通の使い方なら絶対故障するレベルではないものの、寿命は気になる時期に入っている。

15年経過したころになると、安いエアコンだともう限界になるかもしれない。無名ブランドで低価格の製品だと調子が悪い確率はかなり大きい。

そして18~20年経過した頃にはどんなエアコンであっても何かしらの不具合があるはず。水漏れ、異音は多くで若干でも抱えている可能性がある。

エアコンが正常に稼働できる範囲では、20年くらいが限界になる。このころには新品に買い替える必要が大いにある。


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