パソコンのCPUが上位クラスのIntel Core i7であるにも関わらず起動時間が遅い場合、どうすればもっと早く立ち上がるようになるのか。手を出す素手はもうないのか。
WindowsなどのOSを立ち上がってもしばらくの間は動作が重かったりするが、これもまた「起動時間が長い・遅い」というトラブルの部類に入る。
パソコンの電源を入れてから立ち上がるまでの時間が長いという問題は、何年もパソコンを使っている人であればおそさくほとんどの人が経験しているのではないだろうか。
動画の編集やDVDまたはBDへの画像や動画の書き込み速度が遅かったり、オンラインゲームでカクカクして重くなる現象の原因はCPUにあることが多い。低性能なものであれば、そうなる可能性が大きい。
しかし、Core i7のような上位クラスのCPUの場合、そんなことにはならない。処理速度はとても良く性能的にはかなり高いため、動作は軽いのが特徴だ。もし、Core i7であるにも関わらず遅いのであれば別の理由が必ず存在する。
起動時間にCPUは関係ない?
CPUの性能差がパソコンの起動時間の長さに関係することはあまりない。昔は技術が進んでいなかったこともあって、性能の差で大きく変わっていたが、今が十分技術が進歩しているため、下位グレードのCPUでも十分対応できている。
もしCore i7を搭載したパソコンなのに起動時間が遅いということで悩んでいるのであれば、問題は別にある。メモリという発想もあるが、4GB以上のメモリを積んでいるのであればこれは考えられない。
疑うべきところはストレージである。HDDの容量が満杯に使い状態だと、パソコンの起動時間が長くなる。また、全体的な動作が重くなる。対処法としては、いらないデータを削除したり、外付けHDDなどに移すという手段を講じるのがよい。
もし内臓HDDを軽くしても起動時間が短縮されないのであれば、最後の手段がある。SSDに換装するというアイデアだ。SSDはHDDよりも起動時間が大幅に早い。
HDDの場合は起動時2分前後かかることが多いが、これをSSDに変えると起動時間はたったの45秒程度までに短縮される。もちろん各PCによって細かな秒数が違ってくるが、概ね1分以内にOSが立ち上がるケースが多い。
Intel Core i7という高性能CPUを搭載したパソコンであるのに起動時間が遅いというトラブルに悩まされているのであれば、一度SSDに切り替えてみてはいかがだろうか。