動画編集に必要なCPUの目安とは!? 最低ラインを比較!

動画編集に必要なCPU

YouTubeへ投稿したりするための動画編集に必要なCPUの性能スペックの目安について比較してみる。絶対に不可欠な最低ラインとはどの型式になるのか。

インターネットやメール用の低スペックのCPUでは、残念ながら動画編集には対応できない。高負荷がかかる作業となるため、メモリなどとともに高性能の製品を使用しなければならない。


Intel製CPUの目安

IntelのCPUの種類 判定 判定
Core i9 BESTな環境
Core i7 余裕でクリア
Core i5 特に問題ないが重いと感じるかも
Core i3 不可 カクカク固まる、動作が遅い
Pentium 不可 論外
Celeron 不可 論外

ここでは、動画編集ソフトとして以下の3つのものを使用した場合を仮定する。

  • Power Director
  • Adobe Premiere Elements for Windows
  • VideoStudio

いずれもメジャーなソフトであり、YouTubeなどの動画サイトへアップロードする際に使う人気の種類である。

人気な「ユーチューバー」もこれらのソフトを使用している。

>>YouTubeチャンネル登録者数と収入の目安とは!? レベルごとに階級化

>>【レベル別】YouTubeの再生回数と収入の目安とは!? ランクごとに

理想はCore i7以上

Intel Core i7

動画編集では概ねCore i7以上のスペックが好ましい。

フルHDレベルの高画質の動画を編集するのであれば、特に高い性能のCPUを搭載したパソコンでなければ、軽快に編集作業を行うことができない。

動画の長さによっても快適度が異なってくる。2,3分の短い動画の編集であれば、性能が低いCPUでも比較的問題なく実施可能である。

しかし、10分以上の長い動画を作成するとなると、ちょっとした作業で動作が遅くなったりフリーズしたりするとイライラ度がアップ。

CPUが低スペックだとさらに、動画編集ソフトが落ちてしまうこともあり得る。ソフトウェアが求める指令をパソコンがうまく従えず、途中で「応答なし」となって終了されてしまう。

Core i5ならギリギリOK

Intel Core i5シリーズでも概ね動画の編集が可能である。動画編集ソフトが途中でカクカク止まったり、フリーズするなどのトラブルはそれほど発生しないだろう。

フルHDの動画を編集するにあたっては最低ラインのCPUともいえる。

しかし、CPUに対して高い負荷がかかる場面になると動画が急激に遅くなったり、編集の途中ででフリーズしてしまうこともある。

Core i5では軽快な動作が期待できるかというと、必ずしもそうとは言えない。あくまでも「最低ライン」の目安ということで、決して理想的な水準とは言えない。

パソコンのための予算がないもののフルHDの動画を編集してYouTubeなどへアップロードしたいと考えている人向けとなる。

なお、メモリのスペックも同時に求められる。CPUほど同だの軽快さに影響を与えるわけではないが、それでも容量が小さいともたつく原因にはなる。

>>動画編集に必要なメモリ容量の目安! 8GBでは不足するかも

目安としては16GB以上が推奨される。最低限でも8GBがギリギリのラインになる。とはいえ、HD~4K動画が主流の時代はやはり16GBが好ましい。

CPUと同じく参考にするべき指標である。

4K動画編集ならCore i9かも

4K動画編集にはCore i9が推奨

4Kの動画編集を行うのであれば、最上位級のCPUを搭載したパソコンでないと軽快に編集するのは難しくなる。

推奨されるCPUの目安はCore i9シリーズになるだろう。最低限として、やや不便を感じることを前提に選んだ場合でもCore i7シリーズになる。

フルHDの動画よりもさらにCPUへの負荷が大きくなる。少しでも性能に劣るCPUでは、途中で絶対にフリーズしてしまうだろう。

何かの動作を行うたびにカクカクして重いと感じる。複数の動画をくっつけるなどの動作では物足りなさを実感するに違いない。

AMD製CPUの目安

AMDのCPUの種類 判定 判定
Ryzen 7 余裕でクリア
Ryzen 5 特に問題ないが思いと感じるかも
Ryzen 3 不可 カクカク固まる、動作が遅い
Aシリーズ 不可 論外

AMDならRyzen 7以上

AMD Ryzen 7

AMD製のCPUを搭載したパソコンでの動画編集では、概ねRyzen 7以上のスペックが好ましい。

IntelのCPUと同じように、フルHDの高画質の動画を編集する場合は高い性能のCPUを搭載したパソコンでなければ、軽快に編集作業を行うことができない。AMDにも高性能と低性能のCPUが出ている。

低スペックだと動画編集ソフトが落ちてしまうこともあり得る。ソフトウェアが求める指令をパソコンがうまく従えず、途中で「応答なし」となって終了されてしまう。

Ryzen 5は最低ライン

AMDのCPUの「最低ライン」になるのはRyzen 5シリーズになるだろう。Intel Core i5と同じように、フルHDの動画編集では不可欠なスペックの下限がこれに当たる。

概ね10分以下の動画を作成するのであれば、Ryzen 5のCPUでも問題なく編集作業を進められる。

ただし、4Kや複数のフルHDの動画を同時に編集するとなるとRyzen 5では性能が十分とは言えなくなる。

途中でカクカクして動作が重くなったり、ひどいとソフトが「応答なし」となって強制終了になることもありうる。

ユーチューバーのように頻繁に動画編集を行う人には物足りないだろう。AMD製のCPUであればRyzen 7シリーズかそれ以上のものを搭載したパソコンを使うのが推奨される。

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