成田エクスプレスの混雑状況を時間帯ごとに調査! 満席になることは?

成田エクスプレスの時間帯ごとの混雑度

東京駅から成田空港駅を結ぶ成田エクスプレス(NEX)の混雑状況を時間帯ごとに調査してみた。全車指定席だが、空席ゼロとなって満席になることはあまりない。

一部列車は武蔵小杉・横浜・大船駅、あるいは新宿駅・池袋駅・大宮駅方面からの列車もあるが、基本的には東京駅発着である。

最も混雑するのは、下りの成田空港方面の列車は朝の7~9時頃、上りは夕方の16~18時頃がピークだが、それでも満席になることは稀である。


成田エクスプレスの時間帯ごとの混雑

<東京駅にて調査>
時間帯 下り 上り
始発-7:00 ★★★
7:00-9:00 ★★★★ ★★★
9:00-12:00 ★★★ ★★★
12:00-14:00 ★★
14:00-16:00 ★★★ ★★
16:00-18:00 ★★★★ ★★★★
18:00-20:00 ★★★ ★★★
20:00以降

東京駅の総武快速線のホームにて、成田エクスプレスの利用状況を見たところ、時間帯別ではだいたいこのような感じになった。

全車指定席のため自由席の設定はなく、「座席未指定券」出ない限りは立ち乗りということにはならない。

参照:なぜ成田エクスプレスには自由席がない!? 指定席しかない理由

指定席の予約が絶対にできるわけだが、上下線ともに朝夕は日中よりも乗車率が高めになる。ちょうど、それに合わせて飛行機が発着するためである。

7~8時と16~18時が混雑のピーク

  • 朝の7~8時頃:下りの成田空港行でやや混雑
  • 夕方16~18時:上下線ともにやや混雑

乗車率の数値のピークは、上の2つの時間帯と考えてよい。

成田空港を行き来する乗客

お昼ごろの便に乗る人は、7時台や8時台の成田エクスプレスに乗って空港へ向かう。朝到着の飛行機を降りた人も、上りのこの時間帯の列車に乗る。

夕方になると、今度は夜の飛行機に乗る人が殺到する。逆に、夕方成田空港へ到着した便に乗っていた人も、東京都心方面へ向けて成田エクスプレスに乗る。

成田エクスプレスは、ほかの特急列車とは違って空港利用者がほとんどであるため、曜日による乗車率の違いはあまり見られない。

平日であっても土日であっても混み具合に大差ない。朝夕に混雑するものの、それでも乗車率が100%になることはあまりない。

昼間はガラガラ

空席が多い成田エクスプレス

10~15時頃にかけては、上下線ともに成田エクスプレスはガラガラである。ほとんどの座席が空席の状態となっている。

例えば、土日になると同じ総武線の特急しおさい号は午前中の下りと午後の上りが混雑しやすい。特に土曜日の朝の下りと日曜日の夕方と夜の上りはひどく混み合う。

休日だと特急列車は日中でさえも乗車率が高く、通路側の座席が数か所空いているだけになるくらい混雑しやすい。

しかし、成田エクスプレスではこのような傾向はない。行楽客はいるものの、飛行機に乗り、しかも国際線が中心の成田空港ということで海外へ向かう人がほとんどであるためだ。

このため、日中の時間帯はいつでも空いているのが成田エクスプレスの特徴と判断できる。

大型連休は例外で満席にも

繁忙期の成田エクスプレス

ただし、大型連休となれば例外になる。新幹線や在来線特急のすべて、あるいは高速道路でさえもどこも大混雑となる繫忙期である。

具体的には、次の4つの期間である。

  • 年末年始(12月末・1月初め)
  • ゴールデンウィーク(4月末~5月初め)
  • お盆(8月半ば)
  • シルバーウィーク(9月下旬)

飛行機が全便満席となるのは、年末年始・5月のゴールデンウイーク、8月のお盆のシーズンだが、ここでは成田エクスプレスも同じような状態になる。秋の連休になることもあるシルバーウィークも同じく満席になることがある。

朝の下りと夕方の上り列車はいずれも満席になることは多い。フライトに合わせてみな成田空港へ殺到するため、成田エクスプレスの需要が大きくなる。


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