飛行機の機内での持ち込みによる飲食のマナーに関して、食べ物ごとのOK・NGを一覧にする。
国内線・国際線ともに食べ物に関しては、禁止物に指定されているもの以外なら問題ない。
ただし、臭いがキツイ食品や床や座席にボロボロこぼれるものはマナー違反になる。どんな場合でもOKというわけではなく、細心の注意を払うことが不可欠。
食べ物の種類ごとのOK/NGの一覧表
食べ物の種類 | 可否 | 理由 |
---|---|---|
おにぎり | 〇 | |
パン | 〇 | |
アイスクリーム | × | 水漏れの可能性があるものとして禁止 |
ガム、飴、チョコ | 〇 | |
スナック菓子 | △ | 噛んで音が出るものはNG |
肉まん(豚まん) | × | 臭いがキツイ |
たこ焼き | × | 臭いがキツイ |
柿の種 | △ | 臭いに注意 |
干物 | △ | 臭いに注意 |
空弁、弁当 | 〇 | ふつうのものならOK |
ピザ | × | 臭いがキツイ |
マクドナルド、KFC | × | 臭いがキツイ |
※臭いを放つもの、テーブルを必要とするものはNG。 |
~記号の意味~
〇|特に問題なし
△|ものによる
×|絶対にNG
飛行機の機内における飲食に関して、食べ物の種類ごとの可否ではこのような形になる。
おにぎり、パン、ガム・飴・チョコレートに関しては全く問題ない。
空弁をはじめとする弁当類も問題ない。
これらの食べ物はよく見かける例に該当する。
注意が必要な食べ物
絶対的にNGとまではいかないものの、臭いを放つ食べ物で周囲の乗客にある程度配慮することが求められるものとして、以下がある。
- 柿の種
- 干物
- 燻製もの
いずれもアルコール類のお酒のおつまみとして好まれる食べ物で、完全にNGというほどのものではない。
しかし、ある程度臭いを周囲に放つ特性を持っている。
隣の座席に座っている人には少なくとも臭いが届く。
そんな臭いでは、短時間こそは許容できたとしても、長時間臭い続けるとなると迷惑になってしまうことが予想される。
長時間ダラダラと食べ続けるのは避けるべきである。
絶対ダメな食べ物
マナー的に飲食禁止の食べ物の特徴
臭いがキツイ|周囲の乗客が不快に感じるため
噛むと音が出る|周囲の乗客が不快に感じるため
座席や床にこぼれやすい|周囲の乗客に迷惑、航空会社に損害も発生
一方で、機内にてマナー的に考えて飲食が絶対にダメなのが臭いがキツイもの、ボロボロ床にこぼれる可能性があるものである。
ピザ、肉まん(豚まん)、餃子、マクドナルドやKFCのものなどは周囲の乗客にとって不快な臭いの原因になるため、飛行機という密閉された環境ではNG。
ポテトチップスやビスケットなども床にこぼれる可能性が十分にある。
さらに、もし臭いがキツイ食べ物が万が一他の乗客に落ちてしまった場合、その後は大変なことになってしまう。
多大なる迷惑がかかるリスクがある以上、機内への持ち込み自体避けるべきだ。
肉まん(豚まん)
肉まん(豚まん)は何よりも臭いがキツイ食べ物である。
食べている本人にとってはおいしいあまり気にならないものの、周囲の乗客にとっては気になる迷惑行為に該当。
コンビニで売っている肉まんや大阪名物「551 HORAI」を飛行機に乗ってから食べようとする人はたまにいるが、はっきり言って臭いは強烈。
なお、「ピザまん」や「カレーまん」も同じである。
「あんまん」は中身があんこ(小豆)のため、これだけは問題はない。
たこ焼き
たこ焼きもまた、飛行機の機内では絶対にNGになる食べ物である。
臭いを放つことで周囲の乗客の迷惑になる食べ物に該当。
肉まんほどではないものの、やはりたこ焼きも少なからず比較的広い範囲に臭いが充満する。
マナーを考えると到底容認できるものではなく、NGの食品の代表例に当たる。
さらに、万が一隣の座席に座っている他人に落ちてしまった大変。たこ焼きは水では汚れは落ちない。
ピザ
次にピザである。こちらは事例としてはあまりいないが、外国人の乗客だといる。
NGの理由はその臭いにある。その臭いが周囲に行き届いて不快に感じる人が出てくる。
飛行機や空港にはデリバリーピザなんてものは存在しないが、おそらくどこかで買ってくるのだろう。
しかし、臭いがキツイため、日本人でも外国人でも機内で食べるのは良くない。
マクドナルド、KFC
マクドナルド、KFCなどのファストフード店で販売されている食べ物は臭いを放つため、飛行機の車内で食べるという点には向いていない。
紙コップの飲み物は機内への持ち込みが禁止されていて、保安検査場で見つかったら没収されてしまう。
一方のハンバーガーやフライドポテト、フライドチキンは問題ない。
ただし、臭いを放つという点ではマナーの観点からNG。持ち込みは好ましくない。
マクドナルドやKFCは世界中にあるファストフード店であるものの、飛行機の機内で食べている人はどこの国でもほぼいない。
アイスクリーム
機内サービスでアイスクリームが配られる航空会社や路線があるものの、持ち込みとしてはNG。
水分を含んだ食べ物は特に国際線にて禁止されている。国内線においてもなるべく避けるように啓発されている。
そもそも、アイスクリームは飛行機に搭乗する前に溶けてしまう可能性がある。
搭乗してから食べることを考えて機内に持ち込むのは無理がある。