高崎線のグリーン車の混雑状況、満席になる時間帯とは!?

高崎線（東京～高崎）のグリーン車の混雑状況を時間帯・区間ごとに調査。平日、土日祝それぞれの結果を掲載。

朝夕の通勤ラッシュはもちろんのこと、午前中の上り列車、夕方以降の下り列車にて満席になる可能性が高い。

10両編成または15両編成で運転される電車ではすべて4号車と5号車にグリーン車が連結されている。両毛線の新前橋駅発着の電車も同じ。

基本的に東京都心部に近い範囲ほど乗車率が高くなる。大宮以南は宇都宮線と並行する区間だが、グリーン車の混み具合の違いはほとんどない。

平日：時間帯別の混雑状況

高崎線のグリーン車も他の路線と同じように、午前と午後で時間帯ごとの混雑状況が大きく異なる。

朝を中心とした午前中は上り列車、夕方から夜を中心とした午後は下り列車が混雑しやすい。

平日は基本的に普通車の混雑状況に連動する。超満員電車の時間帯ではグリーン車も空席ゼロになりやすく、デッキに立っている人さえいる。

参考：高崎線の朝ラッシュの混雑状況を時間帯・区間ごとに調査！

上野東京ラインと湘南新宿ライン、または上野駅を起終点とする場合がある。どちらかというと湘南新宿ライン系統が混みやすい傾向。

首都圏のJR東日本在来線のグリーン車の時間帯・区間別の混雑の傾向は、これらにて解説する。

時間帯に関しては高崎線とほぼ同じ。

上り列車

※上記以外の時間帯は空席がある。

高崎線の平日の朝は上りの東京方面の列車のグリーン車が満席になりやすい。

中でも高崎始発は籠原始発と比べると満席になりやすい。

普通車の朝ラッシュの混み具合と同じで、各時間帯の混雑率に比例する形になる。

空席が全線に渡って確実に残っているのは早朝の6時台までに大宮駅に到着する電車のみ。

7時台に入るとグリーン車も満席になる。1日の中でもピークに当たる7時台後半と8時台前半は乗車率100％になる。

グリーン券を購入して乗っても座れない。中には座れないことを覚悟で乗ってデッキに立っている人もいる。

空席が見られるようになるのは9時以降になる。通勤客の利用者がほぼいなくなってからの時間帯まで待たなければならない。

下り列車

高崎方面へ向かう下り列車のグリーン車の混雑は夕方から夜にかけての時間帯にやってくる。

17時半ごろまでであればいつの時間帯でも常に空席がある状態。

帰宅ラッシュが始まる18時頃からは一気に満席になりやすい。上野東京ライン・湘南新宿ラインのいずれからの直通列車でも同じ。

18時台と19時台は東京駅や上野駅、大宮駅を基準に考えて下り方面へ向かう電車のグリーン車は満席になりやすい。

この時間帯に赤羽駅や大宮駅から乗車するとグリーン車でも座れないことは想定される。

詳しくは「高崎線の夕方・夜の混雑する時間帯」の記事にて述べるが、18～20時頃は満員電車になる。これはグリーン車も例外ではない。

20時以降になれば空席が多くなる。ただし、「通勤快速」に限っては最終までグリーン車は満席になりやすい。

土日祝：時間帯別の混雑状況

土日祝も午前と午後で時間帯ごとの混雑状況が大きく異なる。この点でも高崎線とそれ以外の路線との大きな違いはない。

午前中は上り列車、夕方から夜は下り列車が混雑しやすい。

ただし、平日よりも午前中の混雑しやすい時間帯はお昼ごろまで続く。

朝の通勤が少ない一方、行楽客が多くなる8時半～10時半頃までがピークになる。

平日と同じく、上野東京ラインよりも湘南新宿ラインの方が同じ高崎線内でもグリーン車の乗車率が高く、空席が少ない状態になりやすい。

上り列車

※上記以外の時間帯は空席がある。

土日祝の午前中は高崎線の上り列車のグリーン車が満席になりやすい。この点では平日と同じ。

最も混雑するのは8時半から10時半ごろまでの2時間。平日だと徐々に朝ラッシュが緩和されている頃だが、土日祝は逆にここがピークになる。

一方で平日のピークに当たる7時台、8時台前半はまだ空席が残っている可能性がある。

ただし、湘南新宿ラインの特別快速はやや遅い時間帯まで混雑しやすい。午前中は完全に乗車率100％の満席になりやすい。

午前中のみならず、午後も満席かそれに近い状態になることがあり、2階席を中心に通路側にも人が座る光景が目立つ。

特別快速だけは普通列車よりも大幅に混みやすいのは確実。

下り列車

休日ダイヤの土日祝の高崎線の下り列車のグリーン車の混雑は、平日と同じく夕方から夜にかけての時間帯がピーク。

具体的には18～19時半ごろまでが下りのピーク。

休日は帰宅する人達の行動が比較的早い時間帯にやってくる傾向があるため、19時半以降は空席が見つかりやすい。

17時半ごろまでの時間帯は常に空席がある状態だが、それ以降は19時半までは満席の可能性が一気に上がる。

なお、快速アーバンに関しては普通列車よりもさらに混雑する。グリーン車の1階席でさえも満席で空席ゼロになることがかなり多い。

また、日中でも特別快速は午後を中心にグリーン車が満席になりやすい。

「快速アーバン」「特別快速」はいずれも長距離利用者が選ぶ列車のため、特にグリーン車の利用率が高くなりやすい性質を持つ。

区間ごとの混雑状況

次に区間ごとのグリーン車の混雑状況について。

上りは朝の8時頃、下りは夕方の18時頃の時間帯で混み具合を観察すると、区間毎のレベルを★印5段階で示すと以下のようになる。

なお、朝ラッシュの下りの電車はグリーン車でも満席になるほどではない。

逆に夕方の上り列車も朝ほどの混み具合ではない。空席がどこかには残っていると考えてよい。

上り列車（東京方面）

朝の時間帯を中心に区間ごとのグリーン車の混雑状況を見ると、上記のような形になった。

上り列車とは東京・新宿方面へ向かう電車のことを指す。

グリーン車の混雑は吹上駅付近から空席が残り少なくなり、北本駅・桶川駅にて完全に満席になる。

大宮駅ではある程度降車客が発生するため、ここからはまだ若干ながら空席が出ることが多い。

残りの人たちも赤羽駅で降りる人が結構いる。赤羽→東京の区間は満席はレア。

ただし、湘南新宿ラインはさらに混雑するため、大宮駅・赤羽駅の時点でさえも満席。

下り（高崎・籠原方面）

帰宅ラッシュの時間帯を中心に区間ごとのグリーン車の混雑状況を見ると、上記のような形になった。

グリーン車の混雑は東京駅の時点ではまだ空席が残るが、赤羽駅からやや混雑する。そして大宮駅からの大量乗車で満席かそれに近い状態になる。

一方で、宮原駅以降はひたすら降りていく一方。上尾駅、北上尾駅、桶川駅にてまとまって降りていきやすい。この辺りから通路側の座席なら空席が目立ってくる。

そして、鴻巣駅付近からは通路側の座席でも空席が多くなってくる。