日本郵便のゆうパックで時間指定なしの荷物の配達は何時頃になることが多いのか。午前中なのか、昼過ぎの午後なのか、それとも夕方から夜の遅い時間帯になるのかわからないため、「いつ来るのか?」と不安になりやすいのは確か。
楽天市場やヤフーショッピング、アマゾンのマーケットプレイスなどの通販サイトで商品を購入した場合はゆうパックで送られることが結構多い。
しかし、いずれも時間指定なしで発送されることが大半で、受け取るにもいつ来るかが把握できにくいのが現状である。
時間指定なしは午後と夕方・夜が多い
ゆうパックは佐川急便と同じように、昼過ぎの午後と夕方から夜にかけての時間帯に配達される可能性が大きい。
時間帯 | 配達の可能性 | 概要 |
9~12時 | ★★ | 午前中指定の配達が中心 |
12~14時 | ★★★ | 法人宛が多い |
14~16時 | ★★★ | 午後指定便が中心 |
16~18時 | ★★★★ | 集荷のピーク |
18~20時 | ★★★★ | 夜間指定・個人宛が中心 |
20~21時 | ★★★ | 個人宛が中心 |
ゆうパックで時間指定がない荷物は、夕方から夜にかけての時間帯が多い。個人宅宛では、在宅の可能性が高い時間帯が夕方以降になる一方で、法人が営業終了した後になるため、これに合わせて郵便局でも個人宅への配達に力を入れる。
>>ゆうパックの時間指定、なぜ届かない!? 遅れやすい理由とは?
午前中は時間指定ありの荷物でいっぱい
午前中の配達に関しては、午前中の配達を希望するケースが多いことから、時間指定がある荷物の配達で手一杯になることが少なくない。
平日だと個人宛よりも法人宛の方が多い。お昼までに製品や資材を入荷して、午後の作業の段取りを組む企業が多いからだろう。
通販で購入した個人も午前中の配達を希望する人はいることは確かだが、件数でいうと圧倒的に法人が多い。
午前配達を求める届け先が多いことから、時間指定なしの荷物は午後以降に後回しされる可能性が高い。9~12の時間帯がこれに該当する。
午後も16時頃までは法人宛が多い
正午を過ぎた午後になっても法人宛の荷物は多い状態が続きやすい。発送・配達のエリアによって所要日数は異なるものの、発送日の「翌日午後から」の配達ができるというところが少なくない。
幹線輸送のトラックの到着時刻が朝遅いと、その日の午後からようやく配達できるようになる。
最短日での納入を希望する法人が結構多いことから、午後になっても16時頃までは法人向けの配達が続くという点が無視できない。
午前中と同じく時間指定ありの荷物があるとそれが優先され、指定がかかっていない荷物は配達が後回しにされる。
したがって、平日だと午後4時頃までは個人宅への時間指定なしの配達の可能性はそれほど大きくはない。
16時以降は個人宅宛が中心
16時を過ぎると法人の多くが終業時刻に向けて荷受を終えてくる。これにより、ゆうパックの荷物の配達は個人宛に重点が置かれてくる。
ただし、夕方でも早い時間帯は集荷と並行して行われる。18時頃になると個人宅への配達がピークを迎える。
時間指定ありでもお届け先が個人宅になっているものは夕方・夜を希望するケースが多い。法人宛もひと段落するため、これに合わせて時間指定なしのゆうパックも配達されやすい。
個人宛の配達は21時頃まで続く。在宅の人が多い時間帯とも重なることから、日本郵便にとっても都合が良いようだ。
こうした事情から、ゆうパックの時間指定なしの配達は18~21時頃になる可能性が大きいといえる。
貨物量が多いと翌日になる?
日本郵便の追跡サービスでお問い合わせ番号をインターネットで入力して検索すると「お届け予定日」という項目が表示される。
しかし、これはあまり当てにならない。中でも時間指定なしの荷物だと、貨物量が多いと次の日に後回しされるケースが少なくない。
参照:日本郵便のゆうパックが「お届け予定日」を過ぎても来ない!?
出荷元と配達先の地域から所要日数の面ではお届け予定日のうちに配達ができる場合でも、配達するべき荷物の量が多いと、このように「お届け予定日」には間に合わずに遅れる。
日付指定や時間指定がある荷物の方が優先されやすいため、送り状に日付などが空欄になっているものだと日数が延びる。
一旦は「持ち出し」になっても結局は配達されることなく再び配達担当の郵便局へ「持ち帰り」となる例もある。
日本郵便のゆうパックでは「お届け予定日」があまり参考にはならず、日付指定および時間指定がない荷物では特に注意が必要だろう。