東海道山陽新幹線の各駅停車のこだま号の停車時間は長い傾向にある。後続の通過列車の待避待ちを行う駅がかなり多い。
東海道新幹線の東京~新大阪間ではほとんどの駅での停車時間が5分以上になる。1分以内になるのは全種別が停車する駅と退避しないにとどまる。
東海道新幹線のこだまの停車時間
<東京発新大阪行:こだま645号の場合> | ||
駅 | 停車時間 | Kioskの有無 |
品川 | 1分 | ○ |
新横浜 | 1分 | ○ |
小田原 | 5分 | ○ |
熱海 | 1分 | ○ |
三島 | 5分 | ○ |
新富士 | 5分 | 無 |
静岡 | 1分 | ○ |
掛川 | 5分 | 無 |
浜松 | 1分 | ○ |
豊橋 | 5分 | ○ |
三河安城 | 5分 | 無 |
名古屋 | 1分 | ○ |
岐阜羽島 | 1分 | 無 |
米原 | 1分 | ○ |
京都 | 1分 | ○ |
東京発新大阪行のこだま645号を例にすると、5分以上の停車時間になる駅は上の6駅になる。こだま号や準速達型のひかり号は本数が少ないが、のぞみ号は多い。
通過列車が高頻度で運転されているため、こだま号は停車駅に止まるたびに後続を退避する。
>>なぜひかり・こだまの本数が少ない!? 30分に1本だけの理由
これ以外にもダイヤによっては5分以上も止まる駅はさらに多い。
<通過待ちを行うことがある駅>
- 静岡
- 浜松
- 岐阜羽島
- 米原
これらの駅においても、こだま号が後続ののぞみ号やひかり号の通過待ちを行うことがある。いずれも待避設備があるからである。
ホーム上に売店がある駅
こだま号の停車時間が5分以上あれば電車を降りてホーム上の売店に行って何か買える余裕がある。
KIOSKで弁当などが売ってある。駅弁を購入ために降りる人も結構見られる。
ただし、残念ながらすべての駅に売店があるわけではない。一部の小さな駅では売店がなくて自動販売機のみが設置されているというところもある。
<ホーム上に売店がない駅>
- 新富士
- 掛川
- 三河安城
- 岐阜羽島
東海道新幹線の東京~新大阪ではこれら4つの駅にはホーム上にKIOSKなどの売店がない。飲み物が売っている自動販売機だけがある。
飲み物だけで済むのであれば、停車時間が5分以上あるところならいったん下車して自動販売機を利用できる。
山陽新幹線のこだまの停車時間
<新大阪発博多行:こだま737号の場合> | ||
駅 | 停車時間 | Kioskの有無 |
新神戸 | 1分 | ○ |
西明石 | 7分 | 有 |
姫路 | 3分 | ○ |
相生 | 1分 | 無 |
岡山 | 1分 | ○ |
新倉敷 | 9分 | 無 |
福山 | 3分 | 無(下りのみ○) |
新尾道 | 9分 | 無 |
三原 | 1分 | 無 |
東広島 | 5分 | 無 |
広島 | 13分 | ○ |
新岩国 | 4分 | 無 |
徳山 | 10分 | 無 |
新山口 | 6分 | 無 |
厚狭 | わずか | 無 |
新下関 | 7分 | 無 |
小倉 | 1分 | ○ |
こだま号の山陽新幹線内に当たる新大阪~博多の停車時間は上のようになる。
新大阪発博多行のこだま737号を例にしてみた。
同じように5分以上停車する駅が多いが、東海道新幹線の区間よりも長い時間止まり続ける駅が目立つ。中には10分以上も停車する駅がある。
山陽新幹線は本数そのものが少ないこともあって、こだま号では同じでも5分以上停車する駅に規則性がみられない。
のぞみ・ひかり・みずほ・さくら号の通過待ちを行う駅は各列車のダイヤによって大きく異なる。
5分以上も止まる駅としては、全種別が停車する駅以外すべてが該当する。つまり、新神戸・岡山・広島・小倉以外は5分以上停車することが多い。いずれも待避設備がある。
売店はほとんどない
山陽新幹線の新大阪~博多間では東海道新幹線の区間とが違って新幹線のホーム上に売店がある駅が非常に少ない。
新神戸・岡山・広島・小倉の5駅に限られる。
それ以外は自動販売機しかない駅となっている。乗降客数が全体的に少ないため、大規模な駅にしか売店が存在しない。
飲み物を買うことはできるものの、食べ物を買うことができないところがほとんど。こだま号に乗るのであれば、事前に買っておくのが鉄則である。