東海道山陽新幹線で遅延が多い原因を調査! 主要な理由は5つ

東海道山陽新幹線

東海道山陽新幹線において遅延の主な原因とは、混雑による停車時間超過、大雨・大雪・強風等の天候不順、急病人の救護、線路・車両点検。

加えて路線距離も東京~博多間にて1174.9kmとかなりの長さになる。途中で何らかのトラブルに見舞われるリスクが一層高い。

遅延の理由となるこれら5つと考えてよい。


東海道山陽新幹線の遅延の主な理由

遅延の原因 頻度 詳細な内容
混雑による乗降時間超過 ★★★★★ 途中駅での停車時間超過
天候不順 ★★★ 大雨、大雪、強風
急病人の救護 ★★★★ 急病人の救護のための乗務員による対応、途中駅への臨時停車
線路点検、車両点検 ★★★★ 京橋駅の配線によるダイヤ調整
距離が長い ★★★★ 1174.9km(東京~博多)と長大距離

参照:新幹線で遅延が生じる原因とは? よくある事例の一覧

東海道新幹線および山陽新幹線にて遅延の原因となるのは、上記の5つが当てはまる。

大規模な遅延(運転見合わせ等)

東海道山陽新幹線にて運転見合わせになるような大規模な遅延とは、以下のような内容。

  • 天候不順による徐行運転または運転見合わせ
  • 線路設備・車両故障(線路内点検、車両点検)
  • 人身事故

いずれも在来線でも起こる内容。

人身事故だけは在来線と比べると頻度は少ない。

小規模な遅延(運転見合わせ等)

数十分程度の遅れは小規模な遅延。以下のような内容が挙げられる。

  • 乗降時間超過
  • 若干の徐行運転
  • 接続待ち

これらも在来線でも起こり得るが、新幹線の場合は特に時期によって乗客数の差があるため、遅れやすいときは必ず遅れる。

接続待ちとは、乗り換え対象の列車(在来線含む)によるもの。

混雑による停車時間の超過

乗降時間超過

まずは乗降時間超過。

平日は乗降時間超過による遅延は比較的少ないものの、土日祝になると起こりやすい。

三連休以上の大型連休(年末年始・GW・お盆など)となれば、必ずどこかの駅にて混雑によって乗客の乗り降りに時間がかかって停車時間が延長。

これによって新幹線全体にて遅延が発生する。

1駅だけであれば1,2分程度の遅れにとどまるが、複数の駅に渡って続くと10分以上の遅延につながる。

のぞみ・みずほ・さくらで停車時間超過が起こりやすい

特に乗降時間超過が起こりやすいのはのぞみ・みずほ・さくらの速達型列車。

東海道新幹線内では新横浜駅・名古屋駅・京都駅、山陽新幹線では岡山駅・広島駅で起こりやすい。

特に自由席で乗車率100%以上となるような繁忙期では必ずと言っていいほど起こる。

いずれも1~3号車だけが自由席車両のため、全員が乗車するまでには時間がかかる。

しかも通路上まで人であふれている場合は、乗り切れずに指定席車両のデッキや通路まで自由席客を誘導することもある。

このようになる場合が停車時間は5分以上超過するのは確実。

天候不順

強風

新幹線は高速運転を行う性質上、天候不順の場合は徐行運転をよく行う。

大雨、大雪、強風時がこれに該当。

春先、台風シーズンは強風、大雨が多い夏季、雪が降る冬季が天候による遅延が発生しやすい時期。

関ヶ原山越えの積雪

最も頻度が高いのは冬季の大雪による徐行運転。

具体的な区間は岐阜羽島~米原間の「関ヶ原の山越え」の区間。

東海道新幹線も山陽新幹線もほぼ全線にて太平洋側の地域を走るため、冬でも雪はかなり少ない。

しかし、岐阜羽島~米原間の区間だけは雪が降りやすい地域で日本海側気候。

ここでの積雪によって徐行運転を行うことがよくあり、その結果として全線にて30分程度の遅延が及ぶ。

本来であれば最高速度は270~285km/hだが、徐行運転時は120~170km/hにまで落として運転する。

急病人の救護

急病人の救護

東海道新幹線も山陽新幹線も急病人が発生しやすい。

長距離を移動する人が多いことにより、途中にて気分が悪くなってしまう例が少なくない。

そして緊急を要するほどの急病人が発生すると、車掌による急病人の対応、途中駅にて臨時停車するといった対応が必要になる。

これによってロスタイムが出てしまうことから、全線にて遅延が及ぶ。

線路点検、車両点検

線路内点検

東海道新幹線・山陽新幹線のいずれも遅延の原因に「線路点検」「車両点検」が出てくることがある。

線路点検とは、ポイント故障などの設備の不良から、ホーム上の乗客または荷物の線路への転落・落下がよくあるパターン。

車両点検とは、不審物が発見された場合の対応、何らかの物体との衝突等のことを指す。乗客同士のトラブルの対応もこれに該当する。

いずれも運転距離が長い新幹線では発生しやすい内容。

東海道新幹線・山陽新幹線のどちらか一方でも発生すると、双方にて遅延に至る。


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距離が長い

長距離を走るのぞみ号

そもそも東海道新幹線・山陽新幹線で距離が長いことが、遅延の発生のしやすさを後押ししている。

路線名 列車名 距離
東海道・山陽新幹線 のぞみ 1174.9km(東京~博多)
山陽・九州新幹線 みずほ、さくら 911.2km(新大阪~鹿児島中央)
東北・北海道新幹線 はやぶさ 862.5km(東京~新函館北斗)
北陸新幹線 かがやき・はくたか 450.5km(東京~金沢)

片道1,000kmを超えるのは今のところ東海道・山陽新幹線「のぞみ」の東京~博多間のみ。

路線距離が長ければ、それに比例して途中にて何かのトラブルが生じる可能性が上がる。

乗降時間超過から線路設備や車両の故障、天候不順の地域が起きやすくなる。

乗車時間が長ければ、体調不良を訴える乗客も出てくる。