【休日編】のぞみ自由席の土日祝の混雑状況! 時間帯ごとに調査

休日ののぞみの自由席の空席状況

東海道・山陽新幹線の自由席のうちのぞみ号の休日の混雑状況について調査してみた。土日祝日の時間帯別だといつ頃の列車が満席となって空席ゼロになるのか。

上り・下りではそれぞれどっちが混雑しやすいのか。平日とは違って土日は多くの人が休みになる。行楽客が多くてビジネス客が少ないのが特徴である。

月~金曜日は次で解説:【平日編】のぞみの自由席の混雑のレベル! 満席になる時間帯とは?

一方で、指定席には空席があっても自由席だと完全に満席になるという光景も見られる。

自由席が空いていないからやむを得ず値段が高い指定席を選ぶというケースも少なくない。


下りの自由席が混雑する時間帯

時間帯 混雑度 時間帯 混雑度
6:00-7:00 1 14:00-16:00 3
7:00-8:00 3 16:00-17:00 4
8:00-9:00 5 17:00-18:00 4
9:00-10:00 5 18:00-19:00 3
11:00-12:00 4 19:00-20:00 2
12:00-14:00 3 20:00-21:00 2

各段階ごとの混雑率の目安
5:ほぼ確実に満席
4:通路側の座席の一部なら空いている
3:窓側の座席は完全に満席
2:窓側の座席の一部なら空いている
1:ガラガラ

下りのピークは午前中いっぱいとなる。特に8~10時頃にのぞみの停車駅から乗車すると満席になっている可能性が非常に大きい。

東京駅が始発駅だが、ここからすでに混雑する。自由席は列車到着待ちの列に並ばないと座れない可能性も高い。

品川駅や新横浜駅から乗るとほぼ確実に座れない。立っている人もよく見かける。指定席ですら満席になっていることもよくある。

新大阪駅の場合は博多・広島行なら途中駅となるが、まとまった数の乗客が降りていく。新大阪駅から乗ると座れることがあるが、それでも8時台、9時台は満席になりやすい。

通勤列車とは違って朝は下り方面が混雑するのが新幹線の特徴でもある。

参考|路線/乗車駅ごとの自由席の混雑状況

…各乗車駅の時点での混み具合は上記にて詳しく解説。

なお、普通車指定席の混雑状況は「のぞみ号の普通車指定席の混雑状況」の記事にて解説。

東海道山陽新幹線ののぞみ号という点では同じだが、自由席と比べると混み方では若干違いがある。

上りの自由席が混雑する時間帯

時間帯 混雑度 時間帯 混雑度
6:00-7:00 1 14:00-16:00 4
7:00-8:00 3 16:00-17:00 5
8:00-9:00 4 17:00-18:00 5
9:00-10:00 4 18:00-19:00 4
11:00-12:00 3 19:00-20:00 3
12:00-14:00 3 20:00-21:00 2

各段階ごとの混雑率の目安
5:ほぼ確実に満席
4:通路側の座席の一部なら空いている
3:窓側の座席は完全に満席
2:窓側の座席の一部なら空いている
1:ガラガラ

上りの混雑のピークは午後から夕方にかけての時間帯である。午前中は上りよりも下り方面へ向かう人が多いが、午後になると形勢は反転する。

ピークは16~18時頃の列車である。土日祝日ものぞみ号は長距離を移動する人が利用する種別ということで、混雑は比較的早い時間帯に訪れる。

14時以降は全般的に上り列車は混雑する。ただ、ひかり・こだまよりも停車駅が大幅に少ないのぞみ号は長い距離を移動する人が殺到。このため、混雑は早い時間帯から始まる。

ひかり・こだまよりも混雑するのぞみ号東京行

博多駅始発は博多駅で座席の大部分が埋まる。残りは小倉駅で座れられて満席になる。

広島駅始発は広島駅と岡山駅辺りで満席になる。新神戸駅から乗るとほぼ座れない確率が高い。新大阪駅までは座れないと考えてよい。

新大阪駅始発は完全に新大阪の時点で満席になる。夕方は次の京都駅から乗ると空席ゼロになっている。名古屋駅で降りる人を狙うしかない。

どの便でも100%確実に座れるほど空いていることはレア事象。最終的には満席になってしまう。

各時間帯ごとの傾向

各時間帯

基本的には全国の各新幹線と混雑の時間帯ごとの混雑の傾向は同じ。

参照:【路線別】新幹線の自由席に座れない確率を時間帯・曜日ごとに調査

ただし、東海道山陽新幹線のぞみ号は中でも自由席の乗車率が一般的な列車よりも高い。

ちょっとでも需要が大きくなるとあっという間に満席になってしまう。そして、週末の土日祝は特に空席率が小さくて満席になりやすい。

早朝(6~7時台)はガラガラ

土日祝では特に混雑しやすいのぞみ号でも、早朝の6~7時台の時間帯ではかなり空いている。

東京発の下り列車を見ても、自由席が満席になることは、通常の土日なら少ない。

満席になるのはあくまでも窓側の座席のみ。

新大阪駅、広島駅、博多駅発の上り列車でも、同じように自由席でも空席が目立つ。

午前中(8~12時台)

午前中の8~12時台までの時間帯では、のぞみ号は上下線のいずれもやや混みあうのは確か。

上り列車ならまだ空席が残ることもあるが、確率的にはそう高くはない。

途中駅からの乗車では、窓側・通路側いずれもいっぱいで、どこも空いていないケースがかなり多く見られる。

3人掛けの真ん中の座席(B席)でさえもほとんど空いていないこともある。

新横浜~名古屋、新大阪~岡山のような利用者数が特に多い区間ではまず空席がない。

三連休以上となれば満席でデッキのみならず通路上でも立っている人が発生するほど。

昼過ぎの午後(13~15時台)

昼過ぎの午後に当たる13~15時台は、休日でものぞみ号が最も空いている時間帯。

土日祝でも、三連休以上の連休最終日を除いては空席が上下線ともにある。

下りだと新横浜駅・新神戸駅、上りは岡山駅・京都駅などの空席を見つけられる確率が低い駅の時点でも、どこかしら空席が見つかる。

ただし、窓側の座席はいっぱいになりやすい。途中駅からの乗車では通路側が精一杯。

夕方(16~18時台)

夕方の16~18時は朝に続いて新幹線全般が混みやすい。

連休初日のようにその日のうちは帰路につかない人が多い日であれば空席があるが、連休終盤だと100%満席になる。

新横浜~名古屋、新大阪~岡山のような利用者数が特に多い区間では特に空席が少ない。

途中駅からの乗車どころか始発駅の時点でも窓側・通路側ともに座れない人をよく見られる。

上下線のいずれも同じような状況になる。

下り列車なら上りよりはまだ空席が残りやすい。それでも確率的には高いとは言い難く、少しでも需要が多い日だと座れない。

ひかり号などで空席があっても、のぞみ号は特に利用者数が多い種別のため、この時間帯では基本的に空席ゼロと捉えてよい。

夜(19時以降)

夜の時間帯の19時以降になると、のぞみ号でも始発の時点では空席が見つかる可能性が高い。

長距離移動のための列車ということで、夜遅い時間帯に移動する人が少ないためだ。

それでも途中駅からの乗車ではやはり満席で座れないことが想定される。

終電まで途中駅からの乗車ではのぞみ号の自由席には座れない事態もよくある話。

のぞみ号の指定席の空席の有無は<JRサイバーステーション-空席案内>にて確認可能。

基本的に自由席と指定席の混雑は比例する。指定席で「×」だと自由席も満席なのが基本。

家族単位だと座席確保がさらに難しい

休日となる土日祝日は家族単位や友達同士で新幹線に乗る人が多い。つまり、2人以上のまとまった人数で乗車する例が多いというわけである。

隣同士で座るとなると、途中駅から新幹線に乗る場合は座席確保がかなり難しい。始発駅の時点で窓側の座席は完全に埋まるからだ。

  • 平日:ビジネス客が中心=1人で移動
  • 休日:行楽客が中心=2人以上で移動

平日で仕事の出張などで新幹線に乗るのであれば、通路側でも特に問題はない。しかし、親しい人と移動するとなるとそうするのはハードルが高い。

途中駅だと通路側と3人掛けの真ん中の座席がポツンと空いている光景になる。B席、C席、D席のいずれかだ。

これにより、仲間同士で隣り合って座ることができない。空席があっても1人分しかなく、隣会った連続での空席がない。

指定席も混雑する土日祝日ののぞみ号

もし家族や友達といっしょに新幹線に乗る予定があるのであれば、少なくとも休日は指定席を前もって予約することを強くおすすめする。

これは混雑のピークを迎える朝夕だけでなく、全時間帯に当てはまる共通点である。

日中の昼間であっても土日祝日は全般的に混み合っている。遠くへ出かける人が多い休日ということに加えて、1人で移動する人は少ないこともあり、自由席の席取りは難しい。

特に東海道・山陽新幹線ののぞみ号は1~3号車の3両分しか自由席が設けられていないのも席取りの難易度が高い理由でもある。

駅ごとの自由席の座れる確率

乗車駅ごとののぞみ号の自由席の混み具合

休日の東海道山陽新幹線のぞみ号の自由席に座れる確率を主な駅ごとにすると、以下のようになる。

平日と同じように、下り列車は基本的に東京駅から乗らないと自由席は満席で座れない確率が高い。次の品川駅では座れるか座れないかギリギリのラインになる。

上り列車も博多駅、広島駅、新大阪駅以外から乗ろうとすると座れない確率がかなり上がる。

途中駅からの乗車では、複数人で隣同士で自由席に座るのは無理かもしれない。

1~3号車しか自由席が設定されていないため、他の種別では空いていてものぞみ号だけは難易度が高いことを忘れてはいけない。

下り列車(博多方面行)

<下りのぞみ号の自由席の混み具合>
乗車駅 博多行 広島行 新大阪行
東京 ★★★ ★★★ ★★
品川 ★★★★★ ★★★★★ ★★★★
新横浜 ★★★★★ ★★★★★ ★★★★★
名古屋 ★★★★★ ★★★★★ ★★★★
京都 ★★★★ ★★★★ ★★
新大阪 ★★★★ ★★★★
新神戸 ★★★★★ ★★★★★
姫路 ★★★★★ ★★★★★
岡山 ★★★★ ★★
福山 ★★★★
広島 ★★★★
新山口・徳山 ★★★
小倉 ★★

各段階ごとの混雑率の目安
:ほぼ確実に満席
★★★★:通路側の座席の一部なら空いている
★★★:窓側の座席は完全に満席
★★:窓側の座席の一部なら空いている
★:ガラガラ

東海道新幹線の区間内では、山陽新幹線へ直通する列車は基本的に途中駅からでは座れないと考えてよい。

土日祝は家族や友人と行動する人がほとんどのため、隣同士で自由席に座れるのは東京駅くらいに限られる。途中駅からでは難しい。

東海道新幹線の区間内では、のぞみ号でも空席があるのは新大阪駅止まりの列車くらいに限られる。広島行・博多行はいずれも立ち客が出ることも多い。

新横浜駅や名古屋駅からは、行き先を問わず座れない確率が高いことには変わりないが、山陽新幹線直通列車は特に難易度が高い。

新大阪駅では大量の乗客が降りていく。ここでいったん自由席の混雑が解消されるものの、乗車客もかなり多い。次の新神戸駅から座れる確率はほぼ絶望的だ。

山陽新幹線の区間内の岡山駅から先にかけては、基本的には降りていく一方になる。ここから混雑がさらに激しくなることはあまりない。

上り列車(東京方面行)

<上りのぞみ号の自由席の混み具合>
乗車駅 博多始発 広島始発 新大阪始発
博多 ★★
小倉 ★★★
新山口・徳山 ★★★★
広島 ★★★★ ★★
福山 ★★★★★ ★★★
岡山 ★★★★★ ★★★★
姫路 ★★★★★ ★★★★★
新神戸 ★★★★★ ★★★★
新大阪 ★★★★ ★★★ ★★
京都 ★★★★★ ★★★★★ ★★★★
名古屋 ★★★★★ ★★★★★ ★★★★★
新横浜 ★★★ ★★

各段階ごとの混雑率の目安
:ほぼ確実に満席
★★★★:通路側の座席の一部なら空いている
★★★:窓側の座席は完全に満席
★★:窓側の座席の一部なら空いている
★:ガラガラ

上りの東京行ののぞみ号の自由席の混み具合では、始発駅による違いが大きい。休日は同じく複数人で行動する人が多いため、席取りの難易度はかなり高い。

山陽新幹線の区間内の場合、博多駅始発の便だと博多駅の時点で満席に近い状態になり、次の小倉駅でも大量の乗客が乗ってくるため、ここですでに乗車率がかなり高くなる。

新山口駅や広島駅の時点では空席を探すのは難しい。

広島駅始発は広島駅から乗れば自由席に座れるものの、福山駅や岡山駅からの乗車だと厳しい。通路側の座席さえ埋まっている。

新神戸駅はどの便も座れない確率がかなり大きい。100%満席の可能性が高い乗車駅である。

新大阪駅は大量の乗客が降りていくが、複数人で並んで自由席に座れるほどのレベルではない。バラバラに座るしかないかもしれない。

東海道新幹線の区間内に入っても緩和されるとは言い難い。京都駅・名古屋駅の時点では複数人で乗ることは不可能。

車両ごとの混雑傾向

のぞみ号の自由席の車両ごとの混雑状況
自由席の車両(号車) 混み具合
1号車 ★★★★
2号車 ★★★★
3号車 ★★★★★

各段階ごとの混雑率の目安
:ほぼ確実に満席
★★★★:通路側の座席の一部なら空いている
★★★:窓側の座席は完全に満席
★★:窓側の座席の一部なら空いている
★:ガラガラ

土日祝でものぞみ号は東海道新幹線・山陽新幹線のいずれの区間でも1号車、2号車、3号車が自由席に設定されている。

混雑するときだと、座れる確率の順序は以下のようになる。

◎車両(号車)ごとの座れる確率(休日編)

1号車≧2号車>3号車

実際の混み具合は各車両によって異なる傾向があるが、土日祝と平日では若干ではあるがその流れが違う。

1号車が最も空いている

平日の場合だと、1号車よりも2号車の方が空いている傾向。

しかし、休日の土日祝では逆に1号車の方が空いていることが多いと感じる。

土日祝に新幹線を利用する人は、普段はあまり乗らない人達が多い。それにより、車両ごとの混雑差もあまり実感がない人が主流層。

何となく駅ホームの階段やエスカレーターに近い車両に乗っていく傾向が強くなり、最もホーム上の階段やエスカレーターから遠い1号車が一番不人気になりやすい。

ただし、1号車と2号車はどちらも大差ないことが多いのも確か。


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運賃 東海道新幹線山陽新幹線九州新幹線東北新幹線山形新幹線秋田新幹線上越新幹線北陸新幹線