東北新幹線の各駅停車の種別である「なすの」号にける自由席の混雑状況はいつもどんな感じになっているのか。朝や夕方の乗客が殺到する時間帯や土日祝日でも座れるほど空席は多いのか。
なすの号の自由席は列車によって異なる。E5系10両編成の場合は1~4号車、E2系10両編成の場合は1~5号車までとなっている。17両編成の時はさらに12~17号車も自由席に設定されている。
他の種別の列車と比べるとなすの号の自由席はかなり多い。指定席の方が少数となっている。料金が安い自由席特急券を持っている人にはかなりやさしい新幹線といえる。
東京~仙台または盛岡を走るやまびこ号よりも混雑度は小さい。自由席の乗車率は常に低いことが多いのがなすの号のメリットである。
首都圏の新幹線通勤の手段
なすの号は朝と夕方は首都圏の新幹線通勤のための種別という性質を持っている。各駅に止まることから、長距離を移動する人のための列車ではなく、あくまでも近距離利用者向けになっている。
那須塩原・宇都宮・小山の3駅を乗り降りする人が中心の種別というわけだ。混雑する時間帯であっても、ほとんどの人は東京駅や大宮駅と栃木県内の駅を移動するために乗る。
平日は通勤に使う人が乗るものの、自由席の数が多いということもあって座席が埋まるほど満員にはならない。朝の7時台・8時台でさえも座れないということはほとんどない。
夕方は本数が1時間当たり1本しかないとはいえ、なすの号の自由席の乗車率は決して100%に達することは少ない。大宮駅から下り列車に乗っても座れる可能性が極めてお高い。列に並ぶ必要も特にないと判断できる。
年末年始・GW・お盆は満席
ただし、大型連休の時期となると各駅停車のなすの号であっても自由席が満席となる。年末年始やゴールデンウィーク、お盆となると自由席の乗車率は100%に達するケースが出てくる。
しかも繁忙期となると指定席の車両数が多くなる。相対的に自由席の車両数が少なくなる。これもまた混雑度が増す要因となっているのは間違いない。
どうしても東北新幹線の自由席特急券だけで乗って座りたいのであれば、下り列車では始発駅の東京駅にて列に並ばないといけないだろう。上り列車となれば郡山か那須塩原から乗る人に限られることになる。
途中駅から乗ると座れない可能性がかなり高い。ニュースで帰省ラッシュやUターンラッシュのことが報道されている時期は間違いなく座れる可能性はかなり低い。
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列車種別の違い | 東海道新幹線、山陽新幹線、九州新幹線、東北新幹線、上越新幹線、北陸新幹線 |
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