【路線別】新幹線のコンセントの有無! 車両ごとの早見表

新幹線の車両ごとのコンセントの有無

全国の新幹線のコンセントの有無を路線・車両ごとにまとめてみた。スマートフォンやタブレットの充電の可否を早見表も合わせて掲載。

基本的に2010年以降に製造された新幹線の車両では、グリーン車の全席、普通車の窓側の座席にはコンセントが付いている。

2014年以降に製造された車両だとさらに普通車の全席にもコンセントが付いている。こちらは通路側の座席でも設置ありになるからだ。


新幹線の路線ごとのコンセントの設置状況

新幹線の路線および車両ごとのコンセントの設置状況
路線 車両 コンセントの有無
グリーン車 普通車窓側 普通車通路側
東海道新幹線 N700系 ×
700系 × × ×
山陽新幹線 N700系 ×
700系 × × ×
500系 × × ×
九州新幹線 N700系 ×
800系 × × ×
東北新幹線

山形・秋田含む)

E5系・H5系
E6系 ×
E2系 ×
E3系 ×
上越新幹線 E7系
E2系 ×
北陸新幹線 E7系
W7系

全国の新幹線の各路線ごとの列車内のコンセントの有無はこのようになる。

○印は100%確実に設置あり、△印は一部の列車に限って設置あり、×は全く無しを示す。

見てわかる通り、現時点ではほとんどの路線でコンセントが付いている車両が導入されている一方、ある車両とない車両が混在している。

正直に言うと、実際に乗ってみるまではスマホやタブレットを充電できるかどうかがわからない。事前に判別するのは一般の利用者だと難しい。

近年はコンセントが付いている車両は拡大しているものの、通路側にはない列車もまだまだ多い。

全座席に設置済の路線は北陸新幹線のような最新型の車両だけが走る路線に限られる。

東海道・山陽新幹線

東海道山陽新幹線のコンセントの設置状況

東海道新幹線および山陽新幹線においてコンセントが設置されているのはN700系以降の車両。

普通車で窓側のみの設置は通常のN700系。通路側にもあるのはN700S。

700系、500系はコンセントがない。

>>東海道山陽新幹線のコンセントの有無! 設置状況を調査

N700系

  • グリーン車=全席設置(窓側・通路側ともに)
  • 普通車指定席=窓側のみ、通路側はなし
  • 普通車自由席=窓側のみ、通路側はなし

東海道・山陽新幹線の場合だと、N700系ならすべての列車にコンセントが付いている。グリーン車は全席、普通車は指定席・自由席ともに窓側の座席にのみある。

窓側の座席とはA席とE席が該当する。N700系8両編成の普通車指定席は2列+2列の配置となっていることからE席がない。代わりにD席にコンセントがある。

700系

  • グリーン車=なし
  • 普通車指定席=なし
  • 普通車自由席=なし

700系は旧式の車両のため、基本的にコンセントが設置されていない。

ただし、一部の車両に限ってはグリーン車・普通車の最前列・最後列の座席にのみコンセントが付いている。

それ以外の座席ではコンセントを利用できない。ほとんどなしということで、今回は一括してすべてなしとみなしている。

500系

  • グリーン車=なし
  • 普通車指定席=なし
  • 普通車自由席=なし

500も同じようには旧式の車両のため、コンセントはまったく設置されていない。

山陽新幹線の新大阪~博多間のこだま号として運転される車両。近距離輸送ということもあってコンセントの追加的な設置工事も行われていない。

九州新幹線

九州新幹線

>>九州新幹線のコンセントの有無! 設置状況を種別・車両ごとに調査

N700系(8両編成)

  • グリーン車=全席設置(窓側・通路側ともに)
  • 普通車指定席=窓側のみ、通路側はなし
  • 普通車自由席=窓側のみ、通路側はなし

山陽新幹線へ直通運転する列車はN700系8両編成が使われる。みずほ号、さくら号が種別となる。

ただし、コンセントの設置状況は東海道・山陽新幹線の東京~博多で運転されるN700系16両編成と同じである。

グリーン車の全席、普通車の窓側の座席に付いている。JR九州所属の車両もこの点では何も違いはない。

800系

  • グリーン車=なし
  • 普通車指定席=なし
  • 普通車自由席=なし

800も基本的にコンセント無しである。グリーン車、普通車ともに最前列・最後列には確かにコンセントが壁についているものの、それ以外の座席はない。

コンセントがないことが大前提になるため、800系については一括りにすると設置無しと判断するのが妥当だろう。

九州新幹線の博多~鹿児島中央間でのみ使用される。山陽新幹線への乗り入れはない。つばめ号での運転が主流。

東北・山形・秋田・北海道新幹線

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>>東北新幹線のコンセントの有無! 設置状況を種別・車両ごとに調査

E5系

  • グリーン車=全席(窓側・通路側ともに)
  • 普通車指定席=窓側のみ(通路側にある車両も一部あり)
  • 普通車自由席=窓側のみ(通路側にある車両も一部あり)

東北新幹線の場合だと、E5系ならすべての列車にコンセントが付いている。

グリーン車。グランクラスは全席、普通車は指定席・自由席ともに窓側の座席には100%必ず付いている。一部の車両ではさらに通路側の座席にも付いているものもある。

普通車の窓側の座席とはA席とE席が該当する。N700系とほぼ同じような情勢といえるだろう。

主に速達型のはやぶさ、はやてで使われる。やまびこ・なすのでも一部列車で使われる。

H5系

  • グリーン車=全席(窓側・通路側ともに)
  • 普通車指定席=全席(窓側・通路側ともに)
  • 普通車自由席=全席(窓側・通路側ともに)

H5系はE5系と外見はほとんど同じだが、JR北海道所属の車両である。東北新幹線の区間運転でも使用される。

グリーン車・グランクラスのみならず、普通車でも全席にコンセントが付いている。通路側にも例外なく設置済なのが特徴でもある。

E6系

  • グリーン車=全席(窓側・通路側ともに)
  • 普通車指定席=窓側のみ(通路側にある車両も一部あり)
  • 普通車自由席=窓側のみ(通路側にある車両も一部あり)

E5系と同じように、グリーン車。グランクラスは全席、普通車は指定席・自由席ともに窓側の座席には100%必ず付いている。

普通車の窓側の座席とはA席とD席(2+2の配置のため)が該当する。

主に秋田新幹線のこまち号で使われる。

E2系・E3系

  • グリーン車=なし(一部のみ全席)
  • 普通車指定席=なし(一部のみ窓側)
  • 普通車自由席=なし(一部のみ窓側)

E2系とE3系は旧式の車両のため、基本的にコンセントが設置されていない。後期車だとグリーン車の全席、普通車の窓側の座席についているものの、その数はかなり少ない。

後期車だとグリーン車・普通車の最前列・最後列の座席にもコンセントが付いている。

E2系・E3系は主にやまびこ・なすので使われる。山形新幹線のつばさ号もE3系が全列車で使用される。

上越・北陸新幹線

全席コンセントありのE7系

>>上越新幹線にコンセントは付いていない!? 充電設備はない?

E7系

  • グリーン車=全席(窓側・通路側ともに)
  • 普通車指定席=全席(窓側・通路側ともに)
  • 普通車自由席=全席(窓側・通路側ともに)

E7系ならすべての列車にコンセントが付いている。しかも全席に例外なくコンセントが設置されている。

グリーン車。グランクラスはもちろんのこと、普通車でも指定席・自由席ともに通路側の座席でさえ100%必ず付いている。

北陸新幹線と上越新幹線で使用されている。種別ごとの違いはない。

W7系

  • グリーン車=全席(窓側・通路側ともに)
  • 普通車指定席=全席(窓側・通路側ともに)
  • 普通車自由席=全席(窓側・通路側ともに)

北陸新幹線で使用される。E7系とほとんど同じだが、JR西日本所属という点で違う。(E7系はJR東日本に所属)

コンセントの設置状況もまったく同じ。すべての座席に100%確実にプラグの差込口がある。

E2系

  • グリーン車=なし(一部のみ全席)
  • 普通車指定席=なし(一部のみ窓側)
  • 普通車自由席=なし(一部のみ窓側)

E2系は上越新幹線で使用される。北陸新幹線では、以前は東京~長野間のあさま号で使用されていたがすでに撤退済となっている。

東北新幹線の場合と同じように基本的にE2系コンセントが設置されていない。後期車だとグリーン車の全席、普通車の窓側の座席についているものの、その数はかなり少ない。

上越新幹線ではとき号・たにがわ号のいずれでも使用される。


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列車種別の違い 東海道新幹線山陽新幹線九州新幹線東北新幹線上越新幹線北陸新幹線
運賃 東海道新幹線山陽新幹線九州新幹線東北新幹線山形新幹線秋田新幹線上越新幹線北陸新幹線