山陽・九州新幹線のみずほ号とさくら号の特急料金の差額について一覧表に掲載。
新大阪~博多間の区間にて普通車指定席、グリーン車の2種類それぞれの価格差は、基本的に210~320円に設定されている。乗車区間によって変動する。
自由席はどの列車に乗っても同一区間・同一料金のため、みずほ号・さくら号の差額はない。のぞみ号とひかり号についても同じ。
九州新幹線区間に該当する博多~鹿児島中央間はみずほ号・さくら号いずれも同一区間・同一料金で差額はない。
のぞみ号とひかり号の特急料金の差額
主な区間ごとの差額
- 新大阪~広島:210円
- 新大阪~小倉:320円
- 新大阪~博多:320円
- 広島~博多:210円
※新大阪~博多で加算料金が適用される列車は「みずほ」と「のぞみ」。
みずほ号にて加算料金が発生するのは新大阪~博多の山陽新幹線の区間。のぞみ号と同じ加算料金。
一方の博多~鹿児島中央の九州新幹線の区間では適用されない。
山陽新幹線だと利用する区間に応じて、210円から320円の割増料金がかかる。
指定席特急券、グリーン料金のいずれもみずほ号とさくら号の差額は同一区間・同一料金。
自由席に関しては乗車列車の指定がないため、みずほ号・さくら号いずれも同じ料金。
自由席に限って言えば、みずほ号に乗ったからといって値段が違うわけではない。一方、乗車区間が長いほど自由席と指定席の差額の大きさが増えるのも確か。
普通車指定席
出発駅/到着駅 | 新大阪 | 新神戸 | 岡山 | 広島 | 小倉 | 博多 | 熊本 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
岡山 | 210円 | 210円 | ー | 210円 | 210円 | 320円 | 320円 |
広島 | 210円 | 210円 | 210円 | ー | 210円 | 210円 | 210円 |
小倉 | 320円 | 320円 | 210円 | 210円 | ー | 210円 | 210円 |
博多 | 320円 | 320円 | 320円 | 210円 | 210円 | ー | 差額なし |
熊本 | 320円 | 320円 | 320円 | 210円 | 210円 | 差額なし | ー |
鹿児島中央 | 320円 | 320円 | 320円 | 210円 | 210円 | 差額なし | 差額なし |
普通車指定席(いわゆる指定席特急券)の場合は、みずほ号とさくら号で上記の差額が生まれる。
指定席特急券の料金はみずほ号はのぞみ号と同額、さくら号はひかり号・こだま号と同額。
1駅間の乗車であっても、指定席特急券ではのぞみ号とひかり号で値段が違う。
九州新幹線の区間に当たる博多~鹿児島中央間はみずほ・さくらの差額はない。
グリーン車
出発駅/到着駅 | 新大阪 | 新神戸 | 岡山 | 広島 | 小倉 | 博多 | 熊本 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
岡山 | 210円 | 210円 | ー | 210円 | 210円 | 320円 | 320円 |
広島 | 210円 | 210円 | 210円 | ー | 210円 | 210円 | 210円 |
小倉 | 320円 | 320円 | 210円 | 210円 | ー | 210円 | 210円 |
博多 | 320円 | 320円 | 320円 | 210円 | 210円 | ー | 差額なし |
熊本 | 320円 | 320円 | 320円 | 210円 | 210円 | 差額なし | ー |
鹿児島中央 | 320円 | 320円 | 320円 | 210円 | 210円 | 差額なし | 差額なし |
グリーン車の特急料金は普通車指定席から530円を引いた金額にグリーン料金を足した金額。
そのため、区間ごとのみずほ号・さくら号の差額は普通車指定席と同じ。
新大阪~博多にて区間によって210円から320円の違いが生まれる。
普通車指定席と同様、九州新幹線区間の博多~鹿児島中央間は差額なし。
きっぷの変更の際の対応
普通車自由席、普通車指定席、グリーン車ともに、きっぷの変更は1回までなら可能。
指定席特急券の場合、有効期限間で、つまり指定列車の出発時刻よりも前であれば、きっぷの変更の手続きが行える。
>>指定席特急券の日付/発車時刻/区間変更の可否! 事例を一覧化
自由席特急券なら乗車日の当日までなら変更の手続きが可能。
例外的にできないのは、指定席から自由席への変更、グリーン車から普通車(指定席・自由席問わず)への変更。
この点以外なら、割引きっぷなどの特殊なものを除いては、日付・出発時刻、指定列車のタイプ・区間などの変更ができる。
列車変更の差額分は返金または支払い
みずほ号からさくら号への変更の際は差額分が返金される。逆に、さくら号からみずほ号に変更する場合は差額分を支払うこととなる。
当初はみずほ号に乗る予定だったが、さくら号に変更したいと思った場合などに可能で、逆もできる。山陽新幹線の限定運転、あるいは東海道新幹線と直通するのぞみ号やひかり号も仕組みは同じ。
例:新大阪→博多、普通車指定席の利用、乗車列車の変更
みずほ/のぞみ→さくら/ひかり:5,490円-5,810円=▲320円(320円返金される)
さくら/ひかり→みずほ/のぞみ:5,810円-5,490円=320(320円追加で支払う)
変更前と変更後で料金が安くなる場合は返金される。
安くなる分については返金されないということは、指定列車の出発時刻より前であればない。
変更ができなくなるのは出発時刻を過ぎてからになる。
変更ができない場合
みずほ号からさくら号へ、さくら号からみずほ号への列車変更ができないきっぷ種類があるのは確か。
みずほ号からのぞみ号へ、さくら号からひかり号への変更不可の場合もこれに該当。
具体的には以下の各種。
- トクトクきっぷの大部分
- 旅行パックのきっぷ(新幹線+ホテルがセットになった旅行商品)
- 新幹線回数券
これらのきっぷでは値段が割安な分、そもそも乗車できる列車の条件が厳しい。
この場合、変更後の値段が高くなる場合でも、差額分を支払えばよいというわけではない。
山陽新幹線、九州新幹線のいずれの区間もこの点では基本的に変わらない。
JRグループ共通のきっぷの特徴でもある。