山陽・九州新幹線さくら号の自由席の場所は1~3号車。8両編成のN700系、6両編成の800系のいずれも自由席は3両分に設定された上で運転されている。
新大阪~鹿児島中央を通しで運転される列車と、博多~鹿児島中央の区間運転の列車の2パターンがあるが、いずれのさくら号でも自由席がある。
山陽新幹線直通列車はすべてN700系で運転され、九州新幹線内のみの運転列車は大半が800系で運転されている。混雑は前者にて激しい傾向にある。
車両型式ごとの自由席の場所
車両型式 | 自由席の場所 |
---|---|
N700系(8両編成) | 1-3号車 |
800系(6両編成) | 1-3号車 |
※山陽新幹線乗り入れ便はすべてN700系で運転。 ※九州新幹線区間便は800系での運転が主流。 ※一部列車は4号車も自由席に切り替わる。逆に3号車が指定席になる例も。 |
気になる各乗車駅での自由席の混雑状況
さくら号はN700系(8両編成)と800系(6両編成)のいずれかが使用されているが、自由席の車両はどちらも1~3号車に固定されている。
のぞみ号のように16両編成で運転されることは一切ない。
N700系は4~8号車はどんな列車であっても指定席・グリーン車である。800系は4~6号車は指定席であるが、グリーン車は一切ない。
「全車指定席」の便はまったくなく、100%必ず自由席が設けられている。
>>【新幹線】さくら号の自由席・指定席の混雑状況を時間帯ごとに調査
N700系(8両編成)
N700系8両編成のさくら号の自由席は1号車、2号車、3号車の3両分。みずほ号・つばめ号と同じ。
残りの車両はすべて普通車指定席もしくはグリーン車指定席となっている。割合的にはのぞみ号よりは多い。
ただし、平日朝の九州新幹線区間運転のさくら号の一部列車では4号車も自由席に設定される。
山陽・九州新幹線を走るみずほ号と比べると、さくら号の混み具合は緩やか。大抵の時間帯では自由席でも空席が残っている可能性が高い。
山陽新幹線の区間でも、指定席では加算料金がない。そのため、さくら号では全体的に自由席より指定席を選択する人が多い印象。
座席の配列は、自由席は3+2列(5列)なのに対して、指定席は2+2列(4列)となっている。
普通車という点では同じだが、指定席は若干グリーン車に近いレイアウトになっていることも自由席が空いている背景にある。
800系(6両編成)
800系6両編成のさくら号の自由席は1号車、2号車、3号車の3両分。
ただし、平日の朝の時間帯の一部列車は4号車も自由席に設定される。
九州新幹線(博多~鹿児島中央)の区間運転のみのさくら号の主力車両である。
自由席の配置(号車)はN700系と同じ。各駅停車の種別であるつばめ号とも同じ。いずれも1~3号車が自由席に設定されている。
ところで、800系には「グリーン車」が一切設置されていない。6両編成の車両いずれも自由席・指定席のどちらかしかない。
なお、混み具合に関しては、山陽新幹線直通列車と比べると大幅に空いている。博多~鹿児島中央の区間運転ということもあって、利用者が限られている。
満席になることはレアケースで、通常期は自由席であってもほぼ確実に座れる。
他の新幹線の路線/種別ごとの自由席の場所
路線 | 種別(列車名) |
東海道新幹線 | のぞみ |
ひかり | |
こだま | |
みずほ | |
さくら | |
つばめ | |
東北新幹線 | やまびこ |
なすの | |
上越新幹線 | とき |
たにがわ | |
北陸新幹線 | はくたか |
あさま | |
<全車指定席列車> 東北・北海道・秋田新幹線|はやぶさ、こまち 北陸新幹線|かがやき |
全国の新幹線の自由席の車両は何号車になるのか。各路線および列車名ごとに解説。
なお、全車指定席の列車は例外なく自由席が一切存在しない。