山陽新幹線の列車・車両ごとの自由席の場所について一覧化。
のぞみ号、みずほ号、さくら号、ひかり号、こだま号それぞれで自由席に設定されている場所はやや異なる。
基本的に停車駅が多い種別ほど自由席の車両数も多く、通過駅のある速達型ほど少ない。
東海道新幹線直通、九州新幹線直通も含めて「全車指定席」の列車はなく、すべての列車で自由席が必ず存在する。
列車ごとの自由席の場所
列車名 | 自由席の場所 |
---|---|
のぞみ | 1-3号車(16両編成) |
みずほ | 1-3号車(8両編成) |
さくら | 1-3号車(8両編成) |
ひかり | 1-5号車(16両編成) 1-3号車(N700系:8両編成) 1-5号車(700系レールスター:8両編成) |
こだま | 1-3、7-8号車(8両編成) |
※東海道新幹線へ直通する列車は全16両編成。 ※九州新幹線直通、山陽新幹線区間運転は全8両編成。 ※のぞみ、みずほ、さくらは全列車N700系で運転。 |
山陽新幹線では車両の種類のみならず、連結車両数も各列車ごとにまったく違う。
のぞみ号はすべて16両編成のN700系で運転されている。
ひかり号は東海道新幹線乗り入れ便は16両編成、山陽新幹線区間のみの便は8両編成で運転。
みずほ号、さくら号はすべて8両編成のN700系で運転。
こだま号はすべて8両編成の500系、700系で運転。
自由席の車両は1~3号車は種別に関係なく100%自由席である。
それ以外は各種別で異なり、山陽新幹線の区間した走らないひかり・こだまで多くの号車が自由席に割り当てられている。
のぞみ号
のぞみ号は1~3号車の3両分が自由席。全列車N700系16両編成で運転。
自由席・指定席・グリーン車の割り当ては東海道新幹線と同じ同じ。原則すべての列車は東海道新幹線に乗り入れる。
山陽新幹線の運行会社はJR西日本だが、各号車のルールはJR東海との協議で決まっている。
なお、普通車指定席はひかり号、こだま号よりも割高な料金に設定されていて、加算料金が適用される。
一方の自由席には加算料金がなく、ひかり号、さくら号、こだま号と同じ値段。このため、のぞみ号の自由席は1日を通して混雑が激しい。
なお、のぞみ号に関しては山陽新幹線の区間でも8両編成の列車は臨時便を除いてはない。
みずほ号
みずほ号は1~3号車の3両分が自由席。全列車N700系8両編成で運転。
全列車九州新幹線へ直通する。
新大阪~鹿児島中央を通しで運転するが、自由席の配置は1~3号車で例外はない。
普通車指定席はのぞみ号と同じく、新大阪~博多間では加算料金がかかる(博多~鹿児島中央間は加算なし)。停車駅が同じく最小限に抑えられているため、速達料金という意味合いがある。
自由席は加算料金がないため割安感が大きいこともあり、1日を通して混雑しやすい。
さくら号
さくら号も1~3号車の3両分が自由席。同様に全列車N700系8両編成で運転。
全列車九州新幹線へ直通する。
自由席の配置は1~3号車で例外はない。500系や700系で運転されるさくら号はない。
のぞみ号・みずほ号とは違って新大阪~博多間でも加算料金は一切ない。停車駅がひかり号と同じ水準のため、速達性がやや薄れるため。
自由席はのぞみ号・みずほ号よりも混雑度は若干低い。
ひかり号
ひかり号の自由席は16両編成では1~5号車、8両編成では1~3号車または1~5号車。
16両編成の列車は東海道新幹線へ直通する便であり、基本的に東京~岡山間を走る列車。
山陽新幹線の区間に当たる新大阪~博多間のひかり号は原則8両編成。そして、この8両編成は使用車両ごとに自由席の割り当てが異なる。
N700系(8両編成)で運転されるひかり号は1~3号車が自由席。
700系ひかりレールスター(8両編成)で運転されるひかり号は1~5号車が自由席。
こだま号
各駅停車のこだま号は山陽新幹線ではすべて8両編成で運転される。
自由席は1~3号車と7、8号車。全体の半数以上の車両が自由席に設定されていて、他の種別よりはるかに多い。
使用車両は500系と700系があるが、いずれも配置は同じ。
こだま号は東海道新幹線(東京~新大阪)でも運転されているが、山陽新幹線との相互直通運転は実施していない。
したがって、新大阪~博多間では16両編成で走るこだま号はない。
なお、一部列車はN700系(8両編成)で運転されることもあるが、こだま号である限りは7、8号車は自由席に切り替わる。
他の新幹線の路線/種別ごとの自由席の場所
路線 | 種別(列車名) |
東海道新幹線
山陽新幹線 |
のぞみ |
ひかり | |
こだま | |
みずほ | |
さくら | |
つばめ | |
東北新幹線 | やまびこ |
なすの | |
上越新幹線 | とき |
たにがわ | |
北陸新幹線 | はくたか |
あさま | |
<全車指定席列車> 東北・北海道・秋田新幹線|はやぶさ、こまち 北陸新幹線|かがやき |
全国の新幹線の自由席の車両は何号車になるのか。各路線および列車名ごとに解説。
なお、全車指定席の列車は例外なく自由席が一切存在しない。