上越新幹線とき号の自由席の場所はE2系・E7系ともに基本的には1~5号車の5両分。
いずれもたにがわ号や北陸新幹線の場合と同じ。6号車以降は指定席・グリーン車・グランクラス車となっている。
とき号は上越新幹線の速達型の種別だが、100%自由席が設定されている。北陸新幹線や東北新幹線のような「全車自由席」はない。
車両型式ごとの自由席の場所
車両型式 | 自由席の場所 |
---|---|
E7系(12両編成) | 1-5号車 |
E2系(10両編成) | 1-5号車 |
※曜日・時期によって一部の車両が指定席になる場合あり。 ※E4系は2020年3月廃止のため省略。 |
とき号はE7系・E2系のいずれかが運用に充てられている。
自由席はこれらの車両は双方での違いは特になく、1~5号車が自由席に設定されている。
ただし、繁忙期などの一部列車では4号車・5号車も指定席に設定されることがある。この場合、自由席は1~3号車のみになる。
なお、E4系の「Maxとき」は2020年3月に運転終了になる。こちらは1~4号車が自由席に設定されている。
>>【新幹線】とき号の自由席・指定席の混雑状況を時間帯ごとに調査
E7系(12両編成)
E7系12両編成のとき号の自由席は1~5号車の5両分。一部列車はW7系でも運転されるが、運用方法はE7系とまったく同じ。
残りの車両はすべて普通車指定席もしくはグリーン車指定席、グランクラス指定席となっている。
ただし、繁忙期を中心に4号車、5号車が指定席に切り替わることもある。この場合だと自由席は1~3号車のみになり、車両数が少なくなる。
基本形は北陸新幹線と同じ座席割り当て。
混雑に関しては、10両編成のE2系と比べると普通車指定席の数がE7系の方が1両分多いため、自由席も混雑が若干緩やか。
E2系(10両編成)
E2系10両編成のとき号の自由席も1~5号車の5両分。
E7系は12両編成であるものの、自由席に関してはこれと合わせた形になっている。
近年は東北新幹線でのE2系の運用が減少していているものの、上越新幹線ではとき号でもまだまだ多く割り当てられている。
繁忙期を中心に4号車、5号車が指定席に切り替わることもある。自由席は1~3号車のみになり、車両数が少なくなる。
自由席の設定車両数が少ない列車だと、同じとき号でも混雑が激しくなり、座席が満席で座れないことも想定される。
全車自由席について
とき号では基本的に普通車は自由席と指定席が設定されているが、平日の朝の上り1本だけは「全車自由席」になっている。
新潟始発の早朝の上り1本では、指定席の設定がない。
また、たにがわ号の朝の時間帯の上り列車、夕方以降の下り列車では、平日は普通車全席自由席で運転されている。
新幹線通勤客向けの列車という性質が大きいことから、定期券では乗れない指定席を設定しない措置が取られている。
とき号も朝夕は通勤ラッシュ向けの需要を担っている部分はあるが、新潟方面との長距離輸送も担っていることで、全車自由席には消極的なのは確か。
他の新幹線の路線/種別ごとの自由席の場所
路線 | 種別(列車名) |
東海道新幹線 | のぞみ |
ひかり | |
こだま | |
みずほ | |
さくら | |
つばめ | |
東北新幹線 | やまびこ |
なすの | |
上越新幹線 | とき |
たにがわ | |
北陸新幹線 | はくたか |
あさま | |
<全車指定席列車> 東北・北海道・秋田新幹線|はやぶさ、こまち 北陸新幹線|かがやき |
全国の新幹線の自由席の車両は何号車になるのか。各路線および列車名ごとに解説。
なお、全車指定席の列車は例外なく自由席が一切存在しない。