最近はちょっとした些細な出来事でキレる人が急増しているということで社会的な問題となっているが、中でも鉄道はそんな事件が多発するところである。当事者が互いに口論になり、喧嘩に発展するケースも少なくない。
特に東京や大阪などの大都市では、そうした口論や喧嘩などのトラブルが多く発生している。鉄道利用者が多いことも一因であるが、一番乗客が多くなるラッシュの時間帯はかなり車内が混み合うことが原因であるといえるかもしれない。
たとえば、肩や荷物が人の体にぶつかったりするといったことだ。人が周囲に多くいれば、そんな出来事が発生するのは避けられない。
しかし、ただの混雑では当たり前のことである。多くの人はそんなことがあったとしても我慢し、それがふつうであるといえる。ところが、中にはそんな些細なことに腹が立ってキレてしまう人も存在する。
キレる人が急増!?
- キレる人が増えているため
- 「老害」と呼ばれる高齢者
- 声をかけられない人が増加
ちょっとした出来事で口論や喧嘩に発生する原因としては、キレる人が増えているためだと考えられる。以前から電車内での個人間のトラブルは存在していたが、ここ最近はそうしたケースが増える傾向にある。昔と比べて多いわけだ。
少しの嫌なことでも我慢できないという人が多くなっているのだろう。本来なら我慢するべきところでも、それに対して過剰に自己防衛しようと考えてしまうため、怒鳴ったり暴力をふるう行動に出るものと考えらえる。
「老害」という言葉が今話題になっている。病院の受付やお店の中で怒鳴ったり、ちょっとしたことで行き過ぎたクレームを入れる高齢者のことを指す言葉だ。
老害と呼ばれる高齢者はまた、電車や駅構内で口論や喧嘩を起こすケースも多い。乗客同士のみならず、改札の脇にいる駅員に対して大声で怒鳴りながら苦情を言う例もまたこれに当てはまる。
さらに、コミュニケーションが取れない人が増えているのも原因にあげられる。ちょっとした自分のミスが出た時には速やかに「すみません」や「ごめんなさい」といえばいいだけなのだが、それを口にできないという人が増えていると感じられる。
謝罪の言葉がなかったためについムカついて相手に対して暴言を吐いてしまうというケースに発展することもある。そして、それが当事者間の口論や暴力、喧嘩になる理由となる。
コミュニケーション能力がなく、他人と言葉のやり取りをしたくない人が増えているのもそんな現代のトラブルを引きおこす原因になっていると考えられる。