ソニーエンジニアリングの平均年収は約700万円と推定。各年齢ごとの給料水準は親会社の「ソニー」とは類似する。賞与は年間およそ6ヶ月分が支給。
映像・音響・情報処理・通信機器等の開発・設計、製造を行う会社だが、年齢別では、35歳前後で700万円に到達。管理職へ昇進すると年収1,000万円台に突入する社員が多くなる。
平均年収は700万円前後と算出
ソニーエンジニアリングでは給与に関する資料は公開されていない。そのため、ここでの年収は推定値ではある。
ただし、採用活動がソニーグループ本体と一体的に行われていること、中途採用の募集要項や賞与の基準、事業内容、Openwork等の口コミサイトでの回答金額を考慮すると全従業員の平均年収は700万円前後になる。
世間一般の大手企業と比較してやや高い金額なのは確か。
これには基本給・賞与・各種手当(通勤手当、時間外手当、住宅手当)などすべてが含まれている。
賞与は年間6ヶ月分
ソニーエンジニアリングの賞与は年間で6ヶ月分が支給(2019年度)。
賞与に関してはソニー本体と連動。業績連動型で、会社の収益によって各年度変動するものの、基本的には6ヶ月分が支給される傾向。
世界的な大不況にならない限り、少なくとも5ヶ月分未満になることはない模様。
世間的に見てかなり高い水準。35歳程度の社員であれば200~250万円程度に上る。
昇給について
ソニーエンジニアリングの給料体系はジョブグレードという階級のようなものに基づいて算出される。新卒社員はI2というグレードで入社。
その後、各個人の評価に応じてグレードを上がっていく。各グレードの目安は下記の通り。
- I3:600-750万円
- I4:700-900万円
- I5:900-1,100万円
勤続年収が5~10年以降の社員はI4、I5に属する。I3にとどまるのは一部のみ。
このジョブグレードはソニーグループ各社に共通。
基本的に前年度の成果によって評価され、グレードもそれに伴って変動する。
年齢ごとの年収の目安
ソニーエンジニアリングの年齢ごとの年収は下記が目安。
年齢 | 年収 | 月収(基本給) | 賞与 |
---|---|---|---|
20-24歳 | 300-400万円 | 25-30万円 | 40-85万円 |
25-29歳 | 350-550万円 | 25-40万円 | 50-80万円 |
30-34歳 | 500-700万円 | 30-50万円 | 70-100万円 |
35-39歳 | 600-800万円 | 35-55万円 | 80-150万円 |
40-44歳 | 700-900万円 | 40-60万円 | 100-150万円 |
45-49歳 | 700-1,000万円 | 40-60万円 | 100-200万円 |
50-54歳 | 800-1,200万円 | 45-60万円 | 150-250万円 |
55-59歳 | 800-1,000万円 | 40-65万円 | 120-250万円 |
年齢別では、20代のうちは年収が300~550万円、30代は500~900万円、40代は700~1,000万円、50代は800~1,200万円が相場。
技術系(主に理系)、事務系(主に文系)それぞれの職種ごとの違いはなく、基本的に給料体系は同じ。
配属部門や役職によってもレンジ幅は異なるものの、各年齢層ごとの平均的な金額は上記の範囲に入るだろう。
最終学歴(大卒・院卒)ごとの年収の差
ソニーエンジニアリングの最終学歴ごとの平均年収について、院卒は750万円、大卒(学部卒)は700万円程度と推定。
一般的な会社と同様に大学院卒の基本給の方が高く設定されていることが影響。
次に初任給について。院卒・大卒の違いはあるが、職種間では同一金額。
ソニーエンジニアリング株式会社の初任給
- 院卒(修士課程修了):239,500円
- 大卒(学部卒):215,500円
- 高専卒:190,500円
出典:マイナビ2022「ソニーエンジニアリング(株)」
ソニーグループ本体に比べると、初任給の時点で金額は低め。ただ、一般的な総合電機メーカーだと「ふつう」。高くも低くもない金額。
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---|---|
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上記では機械メーカー業界の平均年収および給料体系について解説。